2013年12月30日月曜日

年末年始の休業予定

12/31(火) 1時~7時まで開校

1/1(水)~3(金) 完全休校

年末年始に休校します。
1/4(土)より通常どおり冬期講習の授業を再開します。

冬期講習前に、12/31から休校予定の旨を生徒各家庭に連絡させていただきましたが、私の事務仕事が終わってない都合で、7時までに限定して教室を開ける予定です。
授業などは一切予定していませんので、私も手が空いています。学校の宿題などで困ったことがあれば、手伝うこともできますので、自習生は歓迎です。

2013年12月23日月曜日

講師に高いパフォーマンスで働いて貰うために

昨日、講師の募集についての記事についてアップしましたが、講師の先生方に高いパフォーマンスで働いて貰うため気を付けていることがいくつかあります。
そのうちのいくつかを紹介させてもらいます。


1.楽しく働ける環境作り

まず、楽しく働ける環境作りは何より大切です。働いている者が楽しく働けないのなら、教えられる生徒も楽しくないと考えています。
私自身が楽しく働き、講師の先生方にも楽しく働いて貰える環境を作ることがまずは大切だと考えています。


2.無駄な仕事はさせない/講師の負担を減らす

どんな人間でもそうですが、1人の人間が発揮できるパフォーマンスには限りがあります
なので、まず私自身が余計な仕事はしない、また講師の先生方にもさせないというのが基本方針です。
このあたりの基本方針は、森塾の考え方を踏襲させてもらっています。
当教室は「生徒の成績を上げること」を目的にしていますので、講師の先生に質を高い授業をしてもらい、生徒の成績に繋がる基本的な仕事にのみ集中してもらいます。

例えば、多くの個別指導塾は生徒一人ひとりに対する「授業日報」や保護者の方への「報告書」などを実施しています。
こうした報告書などは、明光義塾やITTO個別指導学園など、古いスタイルの個別指導塾ではほとんどの教室で実施されていると思います。
しかし、こうした書き物仕事というのは当教室では一切行ってもらいません。

授業報告書の例(慶桜個別指導学院の場合)

こうした作業を講師にお願いすることは、講師には大きな負担になります。
けれど、生徒の学習状況の分析なんていう作業は経験の少ない講師に満足に出来るはずもありませんし、できたとしてもこうした報告書で十分にご家庭に伝えることは難しいです。また、生徒の成績の向上には直接関係ありません。
塾によって、こうした報告書を講師に授業中に制作させる場合、授業後にサービス残業をさせて書かせる場合がありますが、いずれの場合も好ましくないと考えています。

どんなに講師の負担を減らそうとしても、塾の業務というのは高いレベルで行おうとすると、なかなかタイヘンです。

・ 学校の進度状況に合わせた授業をしなくてはいけない
・ 生徒の学力をきちんと把握しておかなくてはいけない
 (生徒の学力によっては、扱ってはいけない問題などもあります)
・ 生徒としっかりとコミュニケーションをとって、信頼関係を築かなければならない
 (信頼関係がないと、生徒は勉強してくれません)
・ 生徒の学力に合わせて利用する補助教材の使い方を覚えなければならない
 (これについては、新人の講師には少しずつ覚えてもらいます)
・ どうしても発生するイレギュラーな指導が必要となる生徒について覚えなければならない
・ 受験や入試について理解し、生徒に啓発してもらわなければならない
……などなど

これらすべて新人の講師に完璧にやってもらうのは不可能です。少しずつスキルアップしていってもらわなければなりませんが、余計な仕事に労力を割いていては優先度が高い仕事を覚えて貰うことはできません。


3.労働の対価をきちんと払う/サービス残業をさせない

特に手当を払うことなく、サービス残業をさせるというのは講師のモチベーションを下げます。
人の良い方だと、ちょっとした雑務や上述したような報告書作りなども、対価を求めることなく行ってくれる講師もいます。しかし、教室はそういう講師の厚意に甘えていてはいけないと考えます。そうした甘えは見えないところで講師のモチベーションを下げると考えるからです。

なので、

・ 研修などにも報酬はきちんと支払う
・ 事務作業などをしてもらうときも報酬を支払う
・ 授業前に早めに出勤してもらう事に対する対価を払う

といったことを守っています。
金額にすれば、大きな額になるわけではありませんが、こうした当たり前のルールを守ることは大切だと考えています。
日本の会社組織には、アルバイトに正社員のような意識を要求したり、サービス残業を当たり前と考えたり、私生活より仕事を優先すべきというような風潮がありますが、良いことではありませんよね。


4.授業をしやすいシステム作り

当教室では、森塾の「フォレスタ」の利用した授業を行っています。
生徒にとって分かりやすいだけでなく、講師にとって授業のしやすいテキストなのですよね。
そのほか授業を行いやすくするためのできるだけの配慮をしていきます。

昔からある古い個別指導塾の場合、指導方針などは講師に任せきりにするような塾も少なからず存在します。
指導を講師に任せきりにするような塾は、塾という場だけを提供していても、ただの家庭教師となんら変わらないと考えています。そうしたやり方では、生徒の成績が上がるかどうかは講師の指導力次第になってしまいます。
当教室では「成績が上がりやすく」かつ「講師が実践しやすい」システムのもとで、質の高い授業を提供できるよういにしています。


5.分かりやすい研修

授業に入る前の座学での研修では、分かりやすさを追求して、短時間で教室のシステムや授業のポイントを理解して貰えるように配慮しています。
詳細に関しては部外秘です。

また、座学での研修や模擬授業などだけでは、新人の講師の先生には不十分です。
実際に授業をしてみないと分からないこと、伝わらないことがたくさんあります。かといって、不十分な状況で授業を担当してもらって生徒に迷惑をかけるわけにはいきません。
そのため、新人の講師の先生にははじめのうちは「補佐」という形で授業に入ってもらい、無理なく少しずつ授業になれていってもらいます。

また、講師も人間です。
指示したことの全てが一度にできるようになったりしません。必要なことは何度でも伝えます。
特に大切なことは、何度でも繰り返して伝えます。
そのあたりは、生徒を指導するのと同じですね。
生徒も繰り返し演習するから定着し、実力になるのですよね。講師が生徒を指導する技能を身につけるのも同じことなのです。

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というわけで、

当教室では、講師が快適に働くことができ、かつ教育者もしくは社会人としてより良い経験を得られる環境を作っています

経験者・未経験者、学生・社会人を問わず真面目に働いてくれる方であれば歓迎です。

是非ともご応募ください。

繰り返しになりますが、講師の応募は以下の電話番号まで。

SSS進学教室西尾教室
0563-58-1090

詳しい募集要項

2013年12月22日日曜日

講師募集!!

講師を募集します。

現在、教室では講師の人数は足りているのですが、もう少しするとまた人手が足りなくなってくる見込みです。

当教室では、新規採用の講師には十分な研修期間を取りますので、早めに募集を開始します。

詳しい募集要項

問い合わせ連絡先 0563-58-1090

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なお、現在はまだタウンページなどの有料の求人媒体に募集の公告を出していません。
(求人雑誌や、WEBの求人サイトってけっこう高いんですよね;;)

また、一部の求人サイトに募集を出していますが、そちらは成果報酬式の求人サイトになります。
(※ その求人サイトを通じて応募があり、採用になった場合に求人サイトに報酬を支払う形式です)
いずれの場合にも、求人サイトの利用にはけっこうな費用が掛かります。
教室としては、上述の電話番号に直接問い合わせていただけるのが一番助かります。

よろしくお願いします。

とはいえ、有料の求人サイトや求人雑誌はそれだけ人を集めやすいので、結局は利用してしまうのですけれども。

2013年12月18日水曜日

保護者の方々にお願いしたいこと

どの生徒の保護者にもお願いしたいことがあります。

子供(生徒)について、関心を持って、気を配ってあげてほしい。

ということです。

子育てというのはタイヘンです。
塾というのは、日に数時間勉強の面倒を見るだけなのに、けっこうタイヘンです。ご家庭での苦労を思いやると、ものすごくタイヘンだというのは想像にかたくありません。

ですが、タイヘンなのは承知で言います。子育てに労を惜しまないで欲しいのです。

それぞれの子供にとって何が足りてなくて、何が必要なのか。

それをしっかりと考えて、適切に導いてあげることが大人の責任です。塾ではそれを考えて指導をしていますが、子供にとって一番大切なのは塾でも学校でもなく家庭です

子供を自由に育てる。

というのも、大切なことです。ですが、自由に育てることと、放置をすることはまるで違うと思います。

塾の指導に関連するところで1つの例を挙げます。
保護者に生徒の進路について、ご家庭の希望をうかがうと、

「本人が行きたい道を選ばせてあげたいと思います」

と答えてくれる保護者はとても多いです。
これは素晴らしいことで、生徒の自主性は尊重してあげられたらとても良いです。

ですが、それで子供の進路について考えなくても良いということではありません。
子供というのは、ほとんどの場合、放置しておいたら、自分の将来について考えたりしませんし、考えたくても考えるための予備知識がありません。
将来を考えるための知識を与え、子供が自分の将来を考えてもらうように促すことは周囲の大人の責任です。(ご家庭だけでなく、学校や塾の責任でもあります)
ご家庭の方で、ご両親が「大学に行って欲しい」「はやく就職して欲しい」というような意向を子供に伝えるのも良いと思います。その上で子供が両親が提案する通りの道を選択してくれるかどうかは分かりませんが、まずは子供が自分自身の将来について考え、話し合う機会を持つことが何より大切なのです。
子供を放置しておいて、子供が自分で夢や将来の目標を見つけてきてくれるというのは、ケースとしてはとても少ないです。(そういう子もいますけれども)

進路については、ほんの一例にすぎません。
学校での友人関係や、勉強、趣味、子供はいろいろな問題を抱えています。
それぞれの子供をどう導いていってあげたら良いのか、しっかり考えていってもらいたいのです。
塾でも、できることは限られますが、できるだけのサポートはしていきます。勉学や進路についての迷うところがあれば、是非とも相談してもらいたいです。

塾で働いていると、多くの子供や生徒を見ます。
しっかり子供に関心をもって接する家庭もあれば、放置してしまっているような家庭も少なからずあります。もちろん、子供というのは個性ゆたかで、同じように育てれば同じように育つというわけではありません。
しかし、多くの子供を見て断言できます。子供というのは、きちんと関心をもって手をかけて育てて上げたほうが、しっかりと育ってくれます。

2013年12月16日月曜日

googleの検索で上から2番目

「西尾市 塾」
「西尾市 冬期講習」

このキーワードで検索して、google の検索結果が上から2~3番目に来るようになっていました。

「西尾市 塾」での検索結果
「西尾市 冬期講習」での検索結果

塾の宣伝に少しでもなればと思って、教室を開校準備中に始めたblogですが、少しずつアクセス数も増えています。
去年始めたばかりのときは、8ページ目だとかそれくだいだったように記憶しています。
ちょっと嬉しいですね。

いちばん上は、「塾ナビ」さんです。
こちらはいろいろな塾がお金を払って登録して、塾の宣伝をするサイトです。いろいろとお金や手間をかけてSEO対策などもしてるでしょうし、抜けないでしょうね。


ただ、このブログが塾の良い広告になってるのかは、実のところ微妙なのですよね。
blogger(このブログのサービス提供元)ののアクセス分析によると、どうも地元の保護者ではなく、同業者の方が多く見てくれているんじゃないかという節があります。
どちらかというと、同業者向けの記事ばかりアップロードしているので仕方ないのですけれど。
どう指導したら生徒の成績が上がるとか、どの教材が良いだとか……

実際に、インターネットを見て来てくれたという塾生は少なく、塾生の紹介による口コミなどでの入塾のほうがずっと多いのですよね。
インターネットというのは以前よりは一般に普及して使われるようになってきてはいるのでしょうが、広告媒体としてはアナログでアナクロな口コミがまだまだ一番なのでしょう。

2013年12月15日日曜日

個別指導はひとり一人みんな違っちゃいけない

さて、連日、教材に関連した記事をアップロードしてきました。
当塾では教材にこだわりがあります。
しかし、生徒ひとり一人に合わせて教材を変えるというようなことはほとんど行っていません
どの教材を使うかは厳選しますが、使っているのは、9割以上の生徒がフォレスタです。

補助教材を生徒によって使い分けなどもしていますが、レベルに応じて多くても各教科3パターンくらいです。(それでもほとんどの生徒がメインで使うのはフォレスタです)
そうでないと、指導する側がつらいのですよね。
教材の良さを引き出すには、きちんとその教材を把握し、使いこなさなければなりません。講師の先生に高いパフォーマンスを発揮して貰うためにも、あまりパターンを増やすわけにはいかないのです。

私が横浜の指導塾で働いていたときは、完全に生徒一人ひとりに合わせて教材を設定していました。
しかし、あまり巧くいっていませんでしたね。
講師が進度管理を間違えたり、教材のレベルが適切でなかったり、現場のミスが連発して、そのフォローをするのに四苦八苦していました。
その頃の経験が今に生きてはいるのですけれども。

2013年12月14日土曜日

生徒の成績を上げることへのこだわり

生徒の成績を上げることにこだわっています。

少し連続して高校生教材についての記事をアップし、また塾でオリジナルの教材を作成中という記事もあげています。
当塾では他塾と比べても、かなり教材にはこだわっている方です。
こうした教材へのこだわりも、生徒の成績を上げることを目的としています。

私は講師の指導力を上げることと同じくらいに、生徒に使って貰う教材が適切であることの方が生徒の成績を上げるには重要であと考えています。
教材にこだわることがどうして、生徒の成績を上げることに繋がるのか。
順を追って説明します。

まず、

「自分で正しく勉強のできる生徒は、学習塾に通う必要はない」

と私は思っています。
市販の問題集でもそこそこ良いものはありますし、学習塾に通うよりも市販の問題集を購入して勉強した方がずっと安上がりです。
ただし、この自分で正しく勉強するというのはかなりハードルが高くて、9割型の生徒はできていません。

私自身について言うならば、私は子供時代、学習塾には通わず自分で参考書や問題集を買って勉強し、中学高校を通してずっと成績は右肩上がりでした。今から考えれば、自分で勉強できていたのですよね。
対して、私が塾業界で初めて教えるようになって不思議に感じたのが、「頭の回転は非常に速いのに、学校の成績はとても悪い」という生徒が山のようにいることでした。個別指導塾で指導をし、生徒と短い距離で生徒を指導すると、すぐに「学力というのは、頭の良し悪しとの相関は意外と弱い」ことに気付かされます。

成績が悪い生徒は、正しい勉強ができていません。

・ 何を勉強したら良いのか分からない
・ 何を勉強したら良いのか分かっているつもりでも、実は間違っている
・ ただ言われたことを作業としてやっている
・ 学校の課題をただ片付けるだけ
・ 難しすぎる問題集を扱って詰まっている
・ 応用力があるのに基礎問題の演習ばかりする
・ 勉強が分からないからやらない
・ 勉強をする環境が整っていないので、継続して勉強ができない
・ 勉強をする動機を見つけられない

これらの問題のうちどれか、場合によっては複数が重複し、正しい勉強ができなくなっています。

こうした問題のうちの幾つかは、生徒本人の学力や状況に合わせた「適切な教材」を選んであげるだけで解決します。
教材が合っていなかったり、教材の質がいくらか悪かったとしても、指導者が優秀ならばその不足を補うことももちろんできますが、指導者の技能にも限界があります。
特に個別指導塾で指導するのは、ベテランの講師ばかりではありません。どうしてもキャリアの浅い講師もいます。
塾の講師というのは当たり前のことですが、学力があるだけでは不足です。自分で問題が解けることは当たり前で、生徒がどこで困って、どう指導すれば成績を上げられるかを見極められなければダメなのです。このあたりの事は本当に塾で実際に働いたキャリアがものを言います。どんなに優秀な人でも、初めからこれができる講師なんていないでしょう。
けれども、教材が適切であるなら、ただ1つ1つの問題を教えていくだけで生徒に正しい勉強をしてもらうことができます
ただし、生徒にあった適切な教材を選ぶのも、だいぶ難しかったりはするのですが。

2013年12月13日金曜日

冬期講習受講生 募集中

新聞折込のチラシなども入れていますが、冬期講習の受講生を募集しています。

厳しい塾ではありません。
どちらかと言えば、楽しい塾だと思います。
けれども、生徒にはしっかりと勉強してもらう塾です。

生徒の学習状況に応じて指導をします。
ですので、初めて塾の授業の受講することを検討している生徒には、
一度、塾に来て学習状況を教えて貰い、その上で塾でどのような指導ができるかを説明させていただき、良さそうだと思って貰えたなら冬期講習の授業を受けて貰います。

無料の体験授業もあります。

まずは、教室までお問い合わせください。

0563-58-1090


冬期講習生募集の張り紙で、漫画のコラージュをして、遊んでみたのですが、外に向けて貼るのが憚られるため、教室内に貼っています。

ざわ……ざわ……


Q ガルマ=ザビは受講した!
  何故だ!?
A 受験生だからさ……


過去で冬期講習が人間界で行われたのは何度か聞いたが、
たった5日ででこんなに勉強したのはおまえが初めてだ


あなたは合格するわ
私が替玉受験するもの


私の偏差値は53万です


犯人は冬期講習ですよ!!


む…胸に七つの傷!!
うわさでは、た…たしか個別指導とかいう拳法をつかう!!

フフフッ……
おまえら~~
おれの名をいってみろ!!


燃えたよ…
真っ白に…
燃えつきた……
まっ白な灰に……

小学生の生徒でも、明日のジョーとかもけっこう分かってくれます(笑

2013年12月12日木曜日

教材マニアクス「高校生編4」高校新演習(後)

高校新演習 プログレス・スタンダード・ベーシック

基本情報
教材名 : 高校新演習
出版社 : エデュケーショナルネットワーク
シリーズ対応教科 : 多くの教科
製本 : B5 A4
特徴 : 幅広い教科に対応した問題集

まずは数学です。
今回レビューするのは、ベーシックとプログレスの数Ⅲです。
スタンダードは、まだ版が古くてA4版だった頃に以前働いていた塾で使っていたのですが、ちょっとイマイチでした。改訂されて良くはなっていると思います。
プログレスの数Ⅲは新刊です。数Ⅲに対応している塾教材は貴重です。


表紙です。


目次でも分かるように、大単元ごとにウォーミングアップが挟まります。


ウォーミングアップは中学内容の関連単現の復習です


基本構成は、

単現のポイント 穴埋め
ターゲット 解説が穴埋め
トレーニング 簡単な問題
ターゲット、トレーニングを数回繰り返す
まとめの問題

以上のような構成です。

まず「単現のポイント」です。
ここは穴埋めです。
「例題-類題」の形式より誌面をつかわず基礎の導入ができるのでしょうが、正直私は好きではありません。ここが一番の不満です。


ターゲットの解説も穴埋めです。
ここも穴埋めにせずに全部書いちゃってもいいんじゃないのと思いますが、ここは特に困りません。
まとめの問題です。

まとめの問題まで含めて、おそろしく易しいです。フォレスタの非ではありません。
フォレスタは受験などにはまったく対応していませんが、「学校の予習」という面では進学校の生徒でも十分使えます。フォレスタシリーズは高校生用に限らず「学校の予習」に特化したテキストです。
ベーシックだと穴埋め問題などが多いので「予習型用途」よりも「復習型用途」で、進学校以外の学校の生徒を対象にしているのでしょうか。コンセプトがよく分かりません。


確認テストと解答冊子です。


エデュケーショナルネットワークの確認テストは、切り離し式です。
すぐバラバラになっちゃうので、私は好みではありませんが、このあたりは用途次第ですね。


解答はとても親切です。
こういう部分はピカイチですね。フォレスタなどとくらべてもずっと分かりやすいです。



プログレスの数Ⅲです。
詳しくはこれから紹介するところですが、非常に出来が良いです。
難しいというカテゴライズの数Ⅲですが、難問を扱っているわけではありません。とても標準的です。むしろ解説などが分かりやすいので、標準的な問題でも分かりやすいと感じることができるでしょう。
今回は、数Ⅲを取り寄せましたが、数ⅠⅡABにも期待ができます。すぐに必要なテキストではないので、また今度、必要なテキストを注文する際にいっしょに1冊ずつ取り寄せてみます。
スタンダードの方も期待できますかね。



構成は、

基本事項 要点のまとめ

例題

類題

例題と類題の繰り返し

演習問題

入試問題演習

まず「基本事項」として、要点のまとめがあります。

フォレスタにはない部分ですね。フォレスタでは各問題ごとのポイントで解説しているところをまとめちゃっていますね。



例題類題です。
例題はすぐ下に解説があります。
類題は同じレベルの易しい問題です。内容面のボリュームが多い分、フォレスタよりは解説が少しはしょってますが、十分ではあります。
フォレスタの代わりに使うのであれば、ここだけ扱っても良いでしょう。



演習問題です。
例題、類題より少し難しいかほぼ同レベルです。宿題用に良いですね。ページ構成は違いますが、フォレスタならエクササイズに相当するでしょう。



入試問題演習です。
入試か顧問からの出題なのでちょっとだけ難しめですが、入試問題というにはかなり易しめです。
これも大半の生徒には使えるレベルの易しさです。





確認テストです。





解答冊子も超親切です。
それほど難しい問題ではないにもかかわらず、本体冊子に近い厚さがあります。

次に英語に行きます。
ベーシック英文法ですが、表紙の写真を撮るのを忘れました;;

学習のポイント 例文と解説

トレーニング

学習のポイントとトレーニングの繰り返し

まとめの問題



学習のポイントトレーニングです。
リード問題集の例文と異なり、訳がすぐ下に書いてあります。
分かりやすくまとめてあります。
トレーニングの問題もなめてるんじゃないかってくらい易しいです。適語補充の問題では、単語の1文字目の語句が書いてあったりします。



まとめの問題もレベルがあまり上がってません。
易しいですね。
数学のように穴埋めで失敗してるわけではなく良いテキストなので、フォレスタでもついていけないというような成績下位生には良いのかもしれません。
ただ、進学校の生徒向けにはあまりにもレベルが低すぎます。スタンダードやアドバンスもB5版になって良くなっているはずなので、そちらの方が良いかもしれませんね。





 確認テストです。



 解答冊子です。



 

英語長文です。
これも易しいです。あと、テキストが薄いです。
1ページ一問で、短めの長文、ページ末に単語や文法事項のヒントがついているので演習しやすいでしょう。これは良いテキストですね。
これは生徒に是非使わせたいテキストです。薄くて量がないので、すぐ終わっちゃいそうですね。



確認テストは、本編と同じ文を使っています。
単語テストなどもありますので、宿題用にいいかもしれません。



模範解答です。

ベーシックの国語にいきます。







同じ問題で、文の構造を捕らえるワークシートをやってから、ちゃんとした問題をやるというスタイルです。
生徒をなめてるのかとも思えるレベルですが、できない生徒にはこれくらいやってあげるべきですね。
塾には、「分からないからなんとかしよう」と思ってくる生徒も多いのですから。特にわざわざあまり人気の無い国語を選ぶような子は。



巻末にキーワード集がついています。
超低レベルです。



模範解答


 確認テスト



古典です。
生徒がつまずきやすい古文の文法を易しく扱ってくれます。






あまり、塾で使いそうにないので、さらっと写真だけ貼りました。
国語は個別塾では需要の薄い教科です。
これも良いテキストですが、市販のテキストでもこのあたりは良いのがたくさんありますね。

スタンダードの物理基礎、化学基礎、生物基礎にいきます。

 

テキスト構成は、

基礎学習 解説のみ

確認問題演習 穴埋め

基本問題演習

応用問題演習

入試問題演習(2章ごと程度)

まずは物理基礎から。
不満点は、基礎学習の部分と確認問題演習の穴埋めです。
穴埋めは先述の通りの理由で不満で、基礎学習の不満は、解説のみのページが2ページ以上にわたったりするからです。
新中学問題集など古い教材の多くは同じように解説のみのページが長いです。これは生徒が自習で参考書代わりに使うのは便利ですが、個別指導にはまったく向きません。フォレスタのように同じ内容の解説を問題ごとに繰り返しつけるべきです。
この構成では、教える側に高い技倆が要求されます。



基礎学習のページ
図版を多用して分かりやすくまとめてあります。




確認問題演習、基本問題演習、応用問題演習です。
基本問題演習には横にちょっとずつヒントがついています。

 

 

 解答と確認問題です。

 

 

 

 
 

 
 

 
 

 生物や化学もよく似たスタイルです。