2015年3月31日火曜日

愛知全県模試 本日実施

模試監ナウ

と今時風に呟いてみたり。

現在生徒に、愛知全県模試を実施してもらっています。

「愛知県の公立高校入試」を目標にした場合、愛知全県模試はいくつかある模試の中でもっとも優れた模擬試験になります。

愛知県内の公立中学生の大半は公立高校志望になりますので、当教室でも全県模試を採用しています。

2015年3月22日日曜日

ポスターをつくりました

教室用にポスターを作りました。
デザインも自前です。

今は、印刷も安くなりました。
競争が激しいのでしょう。1枚からでもびっくりするくらい安く印刷してくれる業者が数多くあります。

ポスターマーケット様に作ってもらいました。



2015年3月19日木曜日

平坂中学校 全員合格

生徒が合格の報告をしてくれたときに、

「うちの中学校は全員合格だって!」

と教えてくれました。

全員合格というのは、たしかに喜ばしいことです。

喜ばしいことなのですが、裏を返せば全員が

「必ず合格するような高校を受験した」

ということであり、

「必ず合格するような高校を受験するように指導を受けた」

ということでしょう。
当教室の生徒も、だいぶ本来の実力よりレベルを下げた高校を選んで受験した生徒が数多くいます。

せっかく複合選抜の愛知県にいるのですから、もう少し挑戦させてあげるべきだと私は思います。
挑戦し成果を得ること、場合によっては挑戦した上で挫折を味わうこと、どちらも人生を生きる上で良い勉強になるはずです。


中学校における進路指導は、原則的に安全志向で志望校をできるだけ下げさせようと誘導してくれます。無謀な受験を勧めるよりはずっと良いのですけれど、程度にもよりますよね。

私自身は中学校時代、学校の担任教師らに「絶対に不合格になるから、志望校を変えろ」と指導されましたが、制止を振り切って受験して合格できた体験があります。
当時は「逆転合格だよ。オレってすごいかも」などと自惚れていましたが、今学習塾で指導する側になって受験情報を自分で調べられるようになったところ、当時の受験事情から考えてもともと7-8割の合格率のある内申点をとっていたことが分かります。
今も昔も、公立中学校では「7-8割の合格率」を「絶対に受からない」と言って指導するのですよね。

もったいない。

2015年3月15日日曜日

高校合格ボーダーについて

「西尾市から受験できる公立高校でいちばん難しいのは刈谷高校ですね」

という話をすると、多くの方が、

「あれ岡崎高校じゃないの?」

という反応をされる方が多く見受けられます。

実のところ、資料を分析すると、少なくともここ数年は合格ボーダーは刈谷高校の方が上になっているようです。

教育委員会や各高校から正式なボーダーが発表されているわけではありませんが、おそらく間違いないでしょう。
そのように判断される主な根拠となる資料は「愛知全県模試」の追跡調査結果です。

愛知全県模試を利用している塾関係者には、追跡調査の資料がWEBページでダウンロードできて利用することができます。
全県模試は県内のほとんどのまともな学習塾が採用している模試で、受験者数が圧倒的に多く、各予備校や学習塾がわりと当てずっぽうで公表している数値より信頼度が高いように思えます。

ここ数年の追跡データによると、

受験者の平均の内申点は、岡崎高校の方が高く、
合格者の平均の内申点は、刈谷高校の方が高く、
第一段階での合否判定における内申点ラインは、岡崎高校と刈谷高校ともにほぼ同じで、
第一段階での合否判定における当日点ラインは、刈谷高校の方がかなり高く、
第二段階での合格に必要な総合点(内申点+当日点)は刈谷高校の方が高い。

という統計になっています。

ここでいう第一段階、第二段階というのは、合否判定における次の2つの手順のことです。

(第一段階)1.受験者の中で、内申点と筆記試験のどちらも360位以内に入っているものが合格
(第二段階)2.残りの者の中で、内申点と筆記試験の合計点が高い者から順に合格


上の画像はなるべく分かりやすくまとめた資料です。
赤色の合格圏(第一段階)は刈谷高校の方が縦長になり狭くなり、青色の合格圏(第二段階)も左上にシフトし三角形が小さくなる感じです。

この結果を分析を支持する公式データもあります。

今年、27年度の受験者数は、

刈谷高校 受験者585/定員358 倍率1.63(昨年度倍率1.87) 
岡崎高校 志願者460/定員357 倍率1.29(昨年度倍率1.13)

これだけの倍率の違いがあります。
刈谷高校の方がボーダーが高くなるのが当然でしょう。

昨年度の倍率と比べてどちらの高校も倍率は下がっていますので、ボーダーは下降傾向になるでしょう。
倍率低下の原因は、おそらくですが、今年は一部高校の定員が増やされたため、各中学校での受験者数調整が行われた結果、定員が増えた高校に受験者が流れた分、どの高校も倍率が少しずつ下がったのだと思います。

閑話休題。

刈谷高校の方がボーダーが上になってしまった原因としては、

刈谷・知立方面の人口の増加が大きく、その地区全体のボーダーが上がっている

ということだと思います。
この状況を評価せずに、
昔からの古い情報をたよりにしているため、

あまり正確でないボーダー表が信じられている

のだと思われます。

例えば、野田塾さんの分析でも例年、岡崎高校の方が上の点数で公表していますが、この数字は合格ボーダーを詳しく分析しての結果では無く、「試験問題の難易度のみ」から予想し、受験者数の分析にはあまり力を入れていないのではないかと予想されます。

この傾向は刈谷高校、岡崎高校だけに限った話しでは無く、各周辺校についても同じような状況にあると思われます。刈谷知立方面の高校はやや倍率が高めのところが多いですね。

岡崎・西尾地区については受験者数が減少傾向ですので、ボーダーは下がり気味な様相です。
当塾の地元で受験者数の多い、「西尾高校」「西尾東高校」も大きくボーダーを下げてますし、これからも少しずつ下がっていくだろうと予想されます。

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春期講習の日程組みをするために出勤したのに、単純作業から逃避して、ついついblogを更新orz

2015年3月14日土曜日

自習部 部員募集します。

教室では、生徒のやる気を少しでも引き出そうと、いろいろな企画を考えて実施しています。
ついつい無精になってしまい、すべてをブログで紹介できるわけではないのですが、忘れない範囲で活動をアップロードしています。

さて、「自習部」を募集します。
塾に来て部活に参加すると、スタンプがもらえちゃいます。

くわしくは、教室にて。



2015年3月10日火曜日

体系英語での指導

「体系英語」の特徴については、紹介ページにしっかりと記載してあります。

体系英語 公式紹介ページ

こちらでも紹介のとおり、かなり良いテキストになったと自負しているのですが、もちろん万能というわけではなく、生徒の学習状況や指導目標によって、適切に教材は使い分けるべきです。

このblog記事では、「体系英語」の長所だけでなく欠点も含めて紹介し、適切に使用してもらう一助になればと思います。

まず、テキストの特徴として、

① 「1.POINT!」の解説がきわめて詳細。

② 繰り返しの易しい問題演習。

③ 読み書き重視で、何度も単語を書く必要がある。

④ 「疑問文に書き替え、日本語に訳して書きなさい」などの出題形式のため、文法事項だけでなく、単語への理解も要求する。

以上のような点が上げられます。

特にいずれも、フォレスタなどとは異なる方針をとっています。
1つずつ見ていきます。


① 「1.POINT!」の解説がきわめて詳細。

フォレスタ等とくらべると、かなり詳しくなっています。
メリットとしては、文法を比較し、体系的に整理されているので分かりやすいというものがあります。ただし、それまでの単元も理解できていないとわけわかめになってしまします。

フォレスタの場合は、あえて説明を省略してあるのです。
私が考えるのに、その意図は大きく2つあるでしょう。

1.講師が生徒に説明する労力を減らす

2.学習レベルが低い子でも、とりあえず予習で学習できる
(たとえば、過去形などが分かってない生徒にも現在完了形のパターン演習をさせることができる)

学校のレベルについていけないような生徒でも、塾での学習は予習が基本です。未習得な単元をすっとばしてでも、学校の予習はすべきなのです。
それができるようにフォレスタはテキスト構成されているのです。

「体系英語」は順序良く前から順番に学習することが前提となっていて、単元を飛ばして学習するのには向いていません。


② 繰り返しの易しい問題演習。

易しめのフォレスタ等とくらべても、かなり易しくなっています。
ひねりのある問題がありません。
問題の趣旨は、

○ 文法を理解させ、語句の読み書き練習をさせる

であって、

× 定期テストや入試に出やすい問題を解かせる

わけではないのです。

「体系英語」は基礎の習得には良いテキストですが、定期テストや受験対策には向いていません。


③ 読み書き重視で、何度も単語を書く必要がある。
④ 「疑問文に書き替え、日本語に訳して書きなさい」などの出題形式のため、文法事項だけでなく、単語への理解も要求する。

難問はありませんが、生徒の作業量は多くなっています。
進められるスピードは、フォレスタ等のテキストと比べても、生徒の情報処理能力によって大きな差が出ます。
処理能力の高い生徒と、遅い生徒の格差はとんでもなく大きくなります。
そのため、

○ 生徒が自分のペースで無理なく学習する

にはとても良いのですが、

× 学校の授業進度に合わせた学習をする

というのには、まったく向いていません。


以上のような特徴があります。
このような特徴を踏まえると、使い方として好ましいのは、

まず、この教材が開発された目的になるのですが、

◎ 小学生の中学準備

次に、

○ 中学1-2年生の夏期講習等での学習

○ 中学生の、学校の授業とは別の補習学習

○ 中学1年生1学期の学校の授業がほとんど動いていない時期の学習

などです。
向いていないこととしては、

× 受験対策

× 中学校の授業の予習学習

× 英検・英会話等への対策

などになります。

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追記
体系英語に近日中に、レベルチェックテストのDLが可能になる予定です。乞期待。

体系英語 販売開始

オリジナル教材「体系英語」の販売を開始しました。

中学英語の基礎を無理なく、順序良くマスターできます。
小学生の中学準備・中学生の基礎学習に最適なテキストになっています。