2016年11月11日金曜日

教育出版 マイクリア・新中問 改定

主立った出版社の中学生用・通年塾教材

教科書準拠系
主に2016年改定
実力養成系
主に2017年改定
個別指導用教材教科書準拠ワーク実力養成実力養成(難)実力養成(易)
学書スパイラルNEW BASIC×ビューポイント?×
教育開発出版KEYステップKEYワーク新中学問題集新中学問題集 発展編マイクリア
文理×中学必修テキストWINPASS実力錬成テキスト
好学出版×新ワークウイニングウイニングプラスウイニングスプラウト
エデュケーショナルネットワーク×栄光ワーク標準新演習発展新演習自立学習新演習
育伸社iワークパーソナルiワークシリウスシリウス発展編シリウスα
SSS
テキスト



SS
数学


中学校の教科書が本年度より改定されました。
多くの学習塾にとって、中学生は主要な顧客になりますので、わりと大きなイベントです。
そのため、本年度は塾用教材の多くが改定されましたが、昨年度の改定では「教科書準拠系」のテキストの改定のみで各出版社は精一杯だったようです。
2017年新年度は、各出版社ともに「実力養成系」のテキストが改定されていく見込みです。

さて、塾で採用を考える場合、「教科書準拠系」のテキストと「実力養成系」のテキストのどちらが好ましいのでしょうか。
塾屋からしてみれば、当たり前のことですが、基本的なところから整理していきましょう。


「教科書準拠系」
教科書に沿った学習ができるので、扱う単元の順番の差異や、用語の使い方の違い方で生徒に無駄なストレスをかけずに済む。
ただし、必ずしも合理的な順番に学習できるわけではない。
中学校での内申点を伸ばすための予習復習に最適。
比較的易しめのテキストが多い。

「実力養成系」
教科書にかかわらず、体系的で合理的な学習ができる。
教科書と扱う順番や、用語に差異があるため、生徒に混乱を与える危険がある。
中学校のテストだけでなく、入試や実力テストの得点力や思考力を伸ばすのに最適。
比較的難し目のテキストが多い。特にレベルが高いテキストでは、通常の中学校の授業では扱わないが入試などでは頻出となるような問題の扱いも多い。


ただし「国数英理社」の5科目の中で、「教科書準拠系」と「実力養成系」の違いがもっともはっきりしているのが英語で、違いがもっともわずかしかないのが「数学」です。
中学英語教科書を用いた授業というのは、「物語形式で進められ、会話文の読解をメインとして、補助的に文法を解説していく」ことで成り立っています。
そのため、体系的に内容を整理して教えるのが難しいというところがあります。
例えば、不定詞の副詞的用法が2年生と3年生で分かれて部分的に新出されたりであるとか、第四文型や第五文型の表現が散発的に登場するだとか、なかなかに難儀な仕様になっています。
良く言えば、「実践的」であり「実用英語」の理念にもかなっているといえますが、どうしても分かりやすく授業をするのが難しくなってしまいます。


さて、原則的にですが、

学力の低い層については、「教科書準拠系」のテキストをメインに使いたい。

というのは間違いありません。
とくに勉強ができない層というのは、中学校と学習塾で扱っている内容に差異があると混乱します。また、塾で勉強したことが学校で扱われないと、「塾で勉強しても無駄だ」と考えるようになります。そうするとモチベーションは大幅に低下します。
できるだけ学校と同じ内容を扱い、目先の点数をとらせるようにして、「やればできる」という気持ちを生徒に抱かせることが何より必要になります。

学力の高い層については、「実力養成系」のテキストも扱っていきたい。

受験や高校進学後を考えた場合、より難しいレベルの高い問題を解いていく必要があります。易しい定期テストレベルの問題ばかり解いていては、いつまでたっても十分な力がつきません。


なお、当塾で開発している「SS数学」は実力養成系のハイレベルな問題集でありながら、個別指導用教材と同じオペレーションで生徒に指導できるという特徴を備えています。
さらに特徴的であるのは、「SS数学」は易しい問題をほとんど扱っていないというところです。
これはどういうことかというと、新中問やビューポイント、ウイニングのような、どちらかといえば難し目のテキストであっても、易しい問題から順番に取り扱っていて、紙面の大半を基礎の解説に用いています。
従来のテキストが1冊のテキストで完結させることを前提に作られているからです。そのため、難しい問題への解説がかなり不親切になっています。
その点、SS数学は基礎のテキストと併用が前提で作られていて、難しい問題の解説が従来のどのテキストよりも親切なのです。
2017年中3生用のみ新刊予定です。2年生、1年生用は上の学年から順次製作予定です。
乞うご期待!



さて、
教育開発出版の、新中問シリーズ、マイクリアシリーズの新刊がほぼすべて完成したそうです。
さっそく取り寄せて見ました。

詳しいレビューまでは時間がなくて割愛しますが、

1.基本的には、大きな変化はなし。教科書改定にあわせた増補が行われた。
2.マイクリア数学の構成が比較的大きな改善がなされた。

とくに、「マイクリア数学」はテキストの構成上、とても宿題が出しやすいなど、個別指導にも適したテキスト構成になっていて私はとても好きなテキストでしたが、今回の改定でより良いものになりました。
従来、「ステップアップ」というまとめの章末問題があったのですが、これが非常に難度が高く、それまでの流れをぶっちぎってるところがあったのですが、そこが変更になりました。

従来の構成
「確認問題」→「定着問題」→「類題演習」
数単元ごとに「章の確認問題」→「ステップアップ問題」

だったのが、

新しい構成
「確認問題」→「定着問題」→「類題演習」→「STEP1」→「STEP2」
数単元ごとに「章の確認問題」→「章の実力問題」

新しい「章の実力問題」が「ステップアップ問題」に相当するわけですが、だいぶ難易度が抑えられ、扱いやすくなりました。
「STEP2」などにも若干難しめの「活用問題」という出題がありますが、従来のステップアップ問題と比べればだいぶ挑戦しやすくなっています。

おかげで、新中問などとくらべればはっきりと「易しめのテキスト」という位置づけで間違いなくなりましたが、今回の構成の変更は間違いなく成功でしょう。

2016年11月7日月曜日

近況報告(受験日程、冬期講習など)

中3、高3の生徒は受験のプランを具体的に決定する時期になってきました。
当塾の生徒たちも、だいぶ目の色が変わってきています。

大学受験を控える高3生は、進路や受験プランによって今後の日程は大きな違いがあります。
早い生徒は、推薦入試やAO入試を用いて、すでに合格を勝ち取っている生徒もいます。

中3の生徒の場合は、だいたい皆歩調を合わせて進めていきます。
日程としては、

9月末 終了 中間テスト
10月末 終了 学力テスト(模試に類する問題で、生徒の得点力を確認)
11月末 期末テスト
12月頭 三者面談

という日程で、中間テスト期末テストの結果をもとに、内申点がほぼ決定し、受験プランを確定という流れになります。

毎年、この三者面談の結果で慌てて、塾に駆け込む生徒もいますが、多くの場合はもう手遅れだったります。内申点はもう出てしまい、最後に残す学年末テストは半分実力テストよりで直前の努力だけではなんともならなかったりします。
ただし、学校の先生が生徒に油断して欲しくなくて、実際よりも厳しい言葉で指導したために、悲観しなくてもいいのに必要以上に悲観してくる生徒や保護者なんかも少なくありません。
その結果、少なくない生徒が無謀すぎる受験をしたり、慎重になりすぎて不当に志望校を落としたりします。
毎年直前になって、右往左往する生徒保護者を見ると、きちんとした進路指導は必要なんだなあとつくづく思います。


さて、
冬休みには塾では冬期講習を実施します。
生徒たちからすれば、まだ先のイベントですが、塾としてのもう準備をしていかなければなりません。日程の調整や、チラシの手配などです。

今年は少し迷いましたが、まだ少しだけですが空きコマがあるため、少しだけ新聞折込のチラシを入れることになります。
とはいえ、来年度は人手不足になりそうなので、あまり生徒数を増やす余裕はありません。次の春や夏に生徒募集を大きく行えるかどうかは、今後の人員確保次第になりそうです。塾の生徒集めというのは、冬期よりも春期や夏期の方がずっと重要になります。十分な人員を確保できれば良いのですが。
今年も、経営的には人員の確保が何よりの課題になりそうです。どうやら西尾市は人員の確保がかなり難しい土地柄のようです。


現在制作中のテキスト「エスエス数学」ですが、だいぶ完成に近づいています。
近々出版の案内ができるかと思います。

表紙案もいくつかできています。乞うご期待!


2016年10月4日火曜日

中間テスト対策ミニテスト

各小中学校の教科書の採択や、おおざっぱな年間のスケジュールは自治体ごとに差異があります。

西尾市の場合、3学期制にもかかわらず定期テストは4回という少し変則的なスケジュールであるため、2学期の中間テストは9月下旬から10月上旬に行われます。

今年は、平坂中は9月中にすでに終了し、一色中や寺津中は若干遅めで10月11日からの実施です。


さて、平坂中のテストはすでに返却が始まっています。
やはり、夏休み頃に新入塾で入塾してくれたばかりの生徒の伸びが全般的に良いようです。他塾から移ってきてくれた子や、今まで塾に通ったことがないという子たちですね。
今まで効率的な学習ができていなかったから、ギャップが大きいということでしょう。

テストの問題については、やはり作っている先生の性格が出ます。

例えば、今回の中3英語で見ると、教科書に沿った出題が多かったようです。
前回の試験では、初見の長文問題など実力問題を重視した出題がありましたが、生徒に確認したところやはり問題を作成した先生は前回とは違うようです。
特に数学や英語の教師は人数が多いので、問題作成も持ち回りになるようです。

定期テストでどういう問題を出すのが正解かは、難しい問題ですが、担当する教師によって問題の質が大きく変わるというのはなかなかに困った問題ではあります。
当教室で採用している個別指導塾専用教材フォレスタは、どんな教師でも出題する可能性が高い定期テストの定番問題を中心に対策されています。奇をてらわない普通の先生であれば、だいたいぴたりと当たります。
試験というのは「教師が生徒の学力を測る」のと同時に、「試験を受ける生徒も教師がどんな問題を作ってくるのかを測っている」のです。ふだんの授業でも、生徒はその教師を信頼すべきなのか、そうでないのか無意識のうちにはかっています。

このあたりの事情は我々塾人もまた同様でしょう。
・ 良い指導をしてくれるのか
・ 塾で扱った問題が本当に学校の授業や試験で扱われるのか
・ 塾での指導が入試の合格に繋がるのか
生徒はそれを見ています。
当たり前のことですが、生徒は成績を上げたいと思って通っています。ついついサボってしまう子はいるにしても、自分の成績がどうでも良いと思っている子はまずいません。

生徒の期待に応えられる指導をしていきたいものです。


さて、今週土曜日には、寺津中・一色中の生徒を対象に、

「定期テスト対策 ミニテスト」
5教科の定期テスト定番問題の演習会(プリント各教科A4両面5枚程度)
10/8(土) 1:30~5:20

を実施します。
参加の生徒は、教室の専用ホワイトボードに名前を記入するようにしておいてください。


平坂中対象のミニテストは、9/24(土)に実施済みです。
塾でのイベントの実施案内などは、ネットにもアップしようとblog開設当時は考えていたのですけれども、だいぶ無精をしてしまっていますね;;;

2016年7月14日木曜日

夏期講習 授業開始

本日、14日(木)をもって、SSS進学教室西尾教室の通常授業はいったんお休みで夏期講習に入ります。

7/15(金)~17(日)
は休校期間となります。

入塾説明会や保護者面談の都合でちょこちょこ開校しておりますが、基本的には全面お休みです。

7/18日(月)の祝日から、本格的に夏期講習の授業が開始です。

SSS進学教室の夏期講習では主に復習を中心として勉強してもらいます
ふだん行っている通常授業では、学校の予習の授業を行います。学校の授業が止まっている間に、弱点を克服したり受験に向けた対策を行います。

夏期講習のプランは、それぞれの学習状況や進路目標にあわせたオーダーメイド方式になっています。詳しくはお電話などでお問い合わせkづあさい。


さて、今回の夏期講習でもいくつかお得なイベントを実施します。


7/18~
単語特訓 受講料2000円
英単語の特訓会です。いつもの講習では80分授業を4コマでの実施ですが、3周年記念で6コマでのコマ増実施です。
単語を覚えるのに「ただなんども繰り返し書いて覚える」「ひたすら単語を眺める」などの効率の悪い学習方法をしている生徒に、きっちり暗記のコツを身を以て体得してもらいます。
進級式で友だちと競いながら挑戦してください。


7/27
中3受験ガイダンス 受講料 無料
中3生向けのガイダンスです。高校入試の仕組みや高校選びのポイントなど、学校の先生が教えてくれないホントの事情を分かりやすく解説します。
ここは受講しないと大損ですよ!


ほかにも、「宿題X-Day」「愛知全県模試」など、見逃せないイベントも定例実施の予定です。

2016年7月3日日曜日

生徒曰く「数学のおもしろさが分かったかもしんない」

生徒の1人がいいました

「数学のおもしろさが分かったかもしんない」

と。

こういう言葉を聞くと、本当に嬉しい。
塾をやっていて良かったと思わされます。


勉強をすることに、喜びや楽しみ、おもしろさを感じることができるというのは素晴らしいものです。


之を知る者は、之を好む者に如かず。
之を好む者は、之を樂しむ者に如かず。


論語でも言われていることですが、ただ義務として学ぶよりも、楽しんで学べる方がずっと成長は早いのです。

しかしながら、この数学をおもしろさが分かったという生徒もはじめから数学が好きだったわけではありません。もとは、いつも外で走り回って遊び回ることばかりが大好きな、塾でも有数の勉強嫌いの生徒でした。
そういう子が勉強をして、成績を上げて、得意科目を作って、ようやく少しだけ勉強の楽しさを見付けてくれたのです。

数学も英語も、理科や社会も、あるいは学校教育では習わない教科の学問でも、ある程度それを学んだあとでなければ、その楽しさは見えてきません。

分かるからこそ楽しい
深く学ぶからこそおもしろさが分かる

のです。

私は「勉強」という言葉が好きです。

勉める = 努力すること
強いる = 無理にやらせること

勉強というのは、

こうなりたいという自分を思い描き、自分自身に学ぶことを強制し、努力すること

と解釈できます。
自らを強いて、勉めることで、自分の人生を理想のものに近づけていきます。
その中で勉強をすることのおもしろさ、数学のおもしろさ、英語のおもしろさ、理科や社会のおもしろさに気付いてもらえればそれ以上に嬉しいことはありません。

論語のいうところの、「之を知る者」「之を好む者」「之を楽しむ者」というのは、単なる優劣の比較ではなく、一人の人間の学習状況の到達度合いを表すものではないかと思うのです。

2016年7月1日金曜日

アスクル コピー用紙 セレクトスムース

教室で利用している事務用品はアスクル様から購入させてもらっています。

SSS進学教室の各教室は、「ソロエルアリーナ」という特約の購入サイトから購入できるので、通常の販売価格よりさらに安く購入できるので助かっています。

アスクルで購入できる事務用品で、オススメなのがコレです。
















コピー用紙 マルチペーパー セレクトスムース(なめらか標準色タイプ)



以前は、「スーパーセレクトスムース」という名前で販売されていたのですが、スーパーがとれて名前が控えめになりました。
パッケージなども変更になりましたね。

このコピー用紙、標準タイプのものより1~2割、値段は高いのですが、その価格差以上の価値が確実にあります。
見た目や手触りが、標準タイプのものより高級感があるというのも長所のひとつですが、なによりも、

紙詰まりが起きない

のです。
プリンターやコピー機を使うときに、ほんとうに詰まりません。
標準的な用紙で3枚に1枚は紙詰まりを起こしていたやっかいなプリンタで、連続100枚以上印刷しても紙詰まりなしで印刷完了です。
両面コピーもばっちりです。

「セレクトスムースホワイト」という、さらに高白色タイプも同じ価格で販売されていますが、スムースさはこの無印タイプが一番です。

一度この用紙を知ってしまったら、もう通常用紙に戻れませんね。

2016年6月29日水曜日

夏期講習 新入塾生募集!

夏期講習の受講生を募集しています。

昨年度は、働いてもらう講師の手が足りずに、生徒募集のチラシも入れることもできませんでしたが、新しい講師を確保し、新入塾生を募集する余裕ができました。

毎週日曜日に、近隣地域の中日新聞にチラシの折り込みをさせてもらいます。
すでに若干名の問い合わせをいただいておりますが、チラシには夏期講習から入塾の場合、入塾金が無料になるなどのキャンペーンのご案内もございます。

2016年6月22日水曜日

入塾の時期

「うちの子に弟(妹)がいるのですが、何年生くらいから塾に入れたら良いですか」

塾のファンになってくれた家庭の誰かから、毎年1~2回はこう質問されます。

勉強は分からなくなってからなんとかするより、分からなくならないように先取りした方が効率が良いので、できるだけ早く塾に通って欲しい

というのが本音です。
また、例えば塾に1年間だけ通うとするなら、

× 受験が間近に迫った中学3年生になってから塾に通う
○ 中学1年生の間だけ塾に通って勉強のコツを掴んで、2年からは自分で勉強する

上のどちらかで選ぶなら、絶対に後者が正解でしょう。
(実際には前者を選ぶ生徒が圧倒的に多いです)

ただし、小学校の低学年から通塾すべきかというと、そんなことはないと思います。
平均的な生徒の場合、小学校低学年のうちから学校の授業が分からなくなるということはふつうありませんので、普通の生徒の場合は小学校の高学年(4年生以上)になってからで十分だと思います。

もちろん、低学年の生徒にとって勉強が大切でないということではありません。
小学校低学年での勉強はとても大切です。多くの生徒を見てきて、小学校低学年のうちに既に大きな学力格差がついて、それが中学生高校生になっても持ち越される場合が多くあります。
しかし、この学力というのは小学生のうちはとくに学校の成績やテストの結果では正確に測ることができません。学校や塾で学ぶのとは違うところで大きな差がつくのです。
小学校低学年のうちは、塾に通わせてあげること以上に、「遊び」や「生活」の中で学ぶ楽しさを知ることが大切です。
できるだけ大人が子どもに構ってあげること。学校の勉強だけでない様々な知識や考える知識を伝えてあげることは大切でしょう。

ただし、中学受験をしっかりと行いたい場合は4年生の頭からがオススメです。
また、低学年の場合でも「学校の授業で分からなくなりかけている場合」は緊急事態ですのでできるだけ早く塾に入れてあげましょう

以上を踏まえ、平均的な生徒の場合、

小学生
算数・数学
小学校の授業についていけている限り、小学生のうちは通塾の必要なし。
中学校の予習のため小6の1~2月からの通塾開始がおすすめ。
学校の勉強が難しく感じられている場合のみ、なるべく早く通塾してもらいたい。

英語
小4または小5から通塾がおすすめ。小3以前は国語など、もっと他に優先すべきことがある。

逆に、いつまで塾に通って欲しいというのもあります。
また、大学進学まで考える生徒は、高校生になっても是非、塾を続けて欲しいところです。


高校生
数学
理系の生徒または、国公立大学志望の生徒のみ受講を続けて欲しい。
理系の生徒は数ⅠⅡⅢABが一通り修了する2年生の最後まで。
国公立文系志望の生徒はⅠⅡABが意図通り一通り修了する2年の夏頃まで。
一通り修了した生徒はあとは演習量の勝負になるので、塾に通わなくても勉強していくことができる。(ようになるように、塾で指導する)

英語
一通りの文法の指導が修了する1年生の最後まで。
一通り修了した生徒はあとは演習量の勝負になるので、塾に通わなくても勉強していくことができる。(ようになるように、塾で指導する)

塾としては大学受験の終わる3年生まで在籍してもらえると嬉しいのですが、3年間かけて一通りを修了する中学校と違い、はじめの1年~1年半で基礎を修了してしまう高校生の場合は、特に高1でのスタートが重要でしょう

2016年6月20日月曜日

パンフレット説明7





















費用について

塾かかる費用についての案内と受講料の早見表です。
こちらに書かれていない費用が必要になることはありません。


入塾までに

入塾の手続きについての案内です。
入塾の際にはどのような生徒なのかを教えていただくために、かならず入塾説明会の実施をお願いしています。

2016年6月19日日曜日

パンフレット説明6




















その他

塾で提供している通常授業・講習授業以外のサービスについての説明です。


愛知全県模試

愛知県の公立高校入試にそっくりな模擬試験です。受講料も格安です。

1.良質の問題で良い演習になる。
2.高校入試の予行演習になる。
3.定期テストでは測れない実力が分かる。
4.志望校の予想合格率が分かる。

と、良いことずくめです。受験しないのは大損です。

また当教室では、中1から志望校について考えて貰うために、志望校カードを書いて貰う際には近隣の高校の簡単な案内を配布して、自分がどの高校に行きたいか考えて貰うように促しています。

こうした模擬試験を受講することを通じて、勉強をしっかりやろうという気持ちを子どもに養って貰います。
大人は勉強をすることの大切さを当たり前に知っていますが、子どもはそうでありません。勉強することがが将来の役に立つのだと言うことを実感してもらうためにも模擬試験は大切なイベントになります。


定期テスト対策「ミニテスト」

定期テスト前に5教科の対策をします。友だちと順位を競い、テスト勉強を行うなかで、向上心と努力する習慣を身につけて貰います。
高校入試と比べ、定期テストは出題範囲も限られ対策しやすいテストになります。
高校入試に臨む前に定期テストに確実に対応する力をつけてもらいます。


講習特別講座「単語特訓」/講習イベント「宿題XDAY」

講習授業期間中のイベントです。


追加授業「フォローアップ」

臨時に追加の授業を受けることができます。
他塾では同様の追加授業を定期テスト前などに積極的に営業するところもありますが、当塾では原則的に「フォローアップ」の受講はオススメしていません。
通常授業のなかで十分に勉強し、テスト前には自分で何を勉強したら良いか分かっている状態にすることが塾の仕事だからです。テスト直前には塾に来なくても自分でテスト勉強をしてもらいたいのです。
ただし、普段塾で学習していない教科やどうしても困ってしまった場合にはご相談ください。


塾内部活動「自習部」

自習室もどんどん利用してください。生徒にたくさん勉強してもらいたいのです。

2016年6月18日土曜日

パンフレット説明5



講習授業の案内

SSS進学教室では、講習授業の期間中は通常授業がありません。

1.通常授業期間中 …… 学校の授業の予習を中心とした指導
2.講習授業期間中 …… 復習や受験対策を中心とした指導

以上のような形で指導を行っています。
また講習期間中には費用が無料または格安の特別講座やイベントなどを多く実施しています。
学習状況に応じて、必要なコマ数だけ授業をとってもらいます。


講習授業用「フォレスタステップ」による効率の良い復習学習

簡単なテストを実施して、できなかったところだけ授業を行います。
なので、

1.自分がどこが苦手だか分からない
2.どこから復習したら良いのか分からない

という生徒でも効率良く復習を行うことができます。
また、年間を通して1つのテキストで学習を進めていくので、
例えば冬期講習では「夏期講習で授業をして習得した単元」と「夏期講習までに未習得の単元」のみを学習すればよいため、効率よく復習を行うことができます。

こちらは、森塾が開発した指導システムを利用させていただいています。

2016年6月16日木曜日

パンフレット説明4




















小学生 費用とプランの案内

オススメのプランは「公立中学校への進学を希望する平均的な生徒」を想定しています。
「中学受験を希望する生徒」や、特別な学習状況にある生徒(極端に学習レベルが高い生徒、低い生徒)、不登校の生徒などは状況に合わせて指導を行います。


基本授業
学校の授業が復習になるように、予習での指導を行います。
生徒の学習状況や進路目標にあわせて指導します。


小学生は45分の短時間プランと、80分の標準プランから選べます。

ほとんどの生徒は80分のプランがオススメですが、集中力に不安のある生徒は45分でも受講も可能です。
(好きなこと(漫画やゲームなど)をやっていても集中力が持たないという生徒などは、特に45分での受講をオススメしています。)

特に小学校高学年(4~6年)生の生徒にオススメしたいのが、当教室の英語指導です。
小学校でも英語の指導が始まってしばらくたちましたが、小学校英語は「英語で遊ぶ」ことを中心としたなんちゃって指導です。心理的垣根を多少下げることはできるでしょうが、英語の力はまったくつきません。

また英語での指導の方針としては、大きく分けて

読む・書くを重視した指導 …… 当塾・中学生以上対象の学習指導
聞く・話すを重視した指導 …… 英会話塾・キッズ英語

があります。
当塾では、中学校になってから大きなアドバンテージを得るために、「読む・書く」を重視した指導を行います。
単語の書き取りや文法の指導を小学生のうちからカツカツ行います。

中学生になってから当塾に通い始めた生徒で、

・ 数学やほかの教科は得意だけど、英語だけは苦手だ
・ 小学生のときに英会話をやってたけど、まったく役に立ってない

そんなことを言って入塾してくり生徒がたくさんいます。
そういう生徒が来るたびに思います。小学生のうちからウチに通ってくれていたらなあ、と。

早い段階で当塾で英語の勉強を始めてもらえれば、
確実に「英語は得意だ」といえる状況で中学1年生の英語学習を始められます。
そして英語が得意だという気持ちが、英語学習のさらなるモチベーションに繋がるのです。





2016年6月15日水曜日

パンフレット説明3




















高校生 費用とプランの案内

大学進学を希望する高校生を想定してオススメのプランを作ってあります。
専門学科の高校生などは、個別にご相談ください。

まず、高校生は大学入試を目標に勉強をしてもらいます。
ただし、大学入試は一般入試で受験する場合に限り、高校入試とは異なり内申点は不要です。おおむね筆記試験の結果が勝負となります。

そのため進学校(ほとんどの生徒が大学に進学する普通科高校)では、高校2年生の1学期くらいまでに英語と数学の一通りの内容を修了し、それ以降は受験に向けてレベルを上げた演習中心の指導に以降する場合がほとんどです。
そのため授業は早くなり、多くの生徒が脱落します。

つまり、受験に向けて勉強をすることを考えたとき、1~2年生時での学習が勉強のキモなのです
3年生になってからの挽回はかなり難しくなります。
(ただし、きちんとした指導ノウハウがあれば、実力不足の生徒でもなんとか難関大学に滑り込ませる方法がないわけでもないというのが、大学受験指導のおもしろいところでもあります。)

また、受験に必要な科目などは利用する受験プランや学部学科によって多様です。

・ 文系 or 理系 の違い
・ 志望大学の違い
  国公立大学志望か、私立大学志望か
・ 受験方式の違い
  一般入試志望か推薦入試志望か

以上のような点を確認させていただいた上で指導をさせていただきます。

ただし、大学受験を一般入試で受験を考える場合には共通していえることがあります。

数学か英語の少なくとも一方は得意科目にしておきたい。

ということです。
とりあえず、このどちらかさえ使い物になれば、なんとかはなります。

そのため、当教室では理系志望の生徒には数学中心、文系の生徒は英語中心のプランでの受講を推奨しています。
後述の特別講座「高校生演習」を併用していただくことで、週3コマで18,340円~23,880円という高校生の指導では格段の低価格での個別指導を実現しています。


特別講座① 高校生演習
演習中心の指導です。
通常授業では不足する演習量を追加するために受講してください。
高校生は小中学生とくらべて問題を解くペースも早く、多くのテキストを消費します。またそれができなければ、ついていけません。
高校生演習では、生徒のレベルに合わせて何冊でもテキストを教室から貸し出して利用してもらいます。たくさん勉強するほどにお得です。

原則として、基本授業とセットでの受講になりますが、高3生などで基礎の学習が一通り修了している生徒は高校生演習のみでの受講もできます。

2016年6月13日月曜日

パンフレット説明2




中学生 費用とプランの案内

オススメのプランは「公立中学校に通う平均的な生徒」を想定しています。
「私立中学校に通う生徒」や、特別な学習状況にある生徒(極端に学習レベルが高い生徒、低い生徒)、不登校の生徒などは状況に合わせて指導を行います。


基本授業
学校の授業が復習になるように、予習での指導を行います。
生徒の学習状況や進路目標にあわせて指導します。


特別講座 (西尾教室のみ)
SSS進学教室の他教室では実施していません。当教室のみの実施しています。
SSS進学教室の中では、当教室は生徒数が比較的多い方です。同時に多くの生徒を見ることで、授業料を大幅に抑えています。
演習中心の指導を行うことで、1対多でも個別指導学習を実現しています。
基本授業とあわせて受講してもらうことで、学習効果を高めます。


特別講座① 受験対策講座
公立高校入試の受験対策を行います。
学校の定期テストのための勉強と、受験対策の勉強はまるで違います
通常の基本授業だけでは、学校の定期テスト対策で精一杯であるため、原則として中3生は受験対策講座を受講してもらいます。
ただし、難関校をのぞく私立高校はほぼ内申点だけで合否が決定してしまいますので、私立単願での志望者は当講座の受講は不要になります。
愛知県の入試の特徴などは、説明しだすと長くなってしまいますので、別の記事に譲ります。


特別講座② 英語講座
基本授業では、学校の成績を上げるために教科書にそって学びます。
しかし、教科書英語は実用英語としては良い教材ではあるのですが、体系的ではないためあまり効率良く学習できるとはいえません
たとえば、不定詞の3用法を2年生で学習するところを、一部だけ3年生で学習したり、
あるいは、「be made from」「be made of」の熟語をいっしょの単元から出題すればいいのに、別々の単元に載せたりということがあります。
また、教科書英語のレベルが生徒の学習レベルにあっていないことは多くあります。本人のレベルと教科書のレベルの不一致でもっとも勉強の効率に支障がでる教科が英語です。

ですので、この「英語講座」では、

1.英文法き重視
2.読み書き重視
3.本人のレベルにあわせ、やや易しめの問題で多くの問題を繰り返し演習

というコンセプトで指導をします。
やや易しめで指導することは学習効率を上げることと同時に、指導者側の負担を減らして同時に少ない講師で多くの生徒を見れるようにすることで、授業料を抑えるという意図もあります。


2016年6月11日土曜日

パンフレット説明1

パンフレットは私の手作りです。
教室で行っていることをできるだけ分かりやすくと思って作ったのですが、どうしてお思いが強すぎて些か内容過多になっています。

パンフレットの内容を詳しく解説させてもらいます。

パンフレット解説1
塾の基本的なシステム




















左側ページ

塾の基本的な指導の仕組みについて説明しています。
当教室の指導の仕組みは「生徒の成績を効率良く上げていくこと」だけに焦点を絞っています。

個別指導ですので、

1.選べる個別プラン
4.個別宿題設定
5.自習室開放
6.自立学習指導

このあたりは、他の個別指導塾でもだいたい同じだと思います。
実践できているかどうかは別として、きちんとした個別指導塾なら同じようなことはしています。


ほかの塾と差別化される部分を説明します。

2.習熟度別テキスト

当教室では生徒全員に、基礎学習のために「個別指導用教材フォレスタ」を利用して指導します。
こちらは指導にそう時間がかかるテキストではありませんので、生徒の学習状況や目標にあわせて追加のテキストを用意します。

ただし、教室で採用しているテキストは、私が何十種類ものテキストから厳選した3種類程度の中から選んでいます。
ITTO個別指導学院さんやその他多くの大手個別塾では、ほぼ1種類のテキストしか使っていません。これでは個別指導の意味がないと私は考えます。
また、何十種類ものテキストから選んでテキストを使い分けているところもありますが、すべての講師が十分にテキストを使いこなすためにはできるだけ種類は絞った方が良いのです。

3.学習進度管理

授業を学校の授業の予習になる形で進めています。
塾の指導方法は大きくわけて、
 
 ・ 復習型(補習型) 個人塾や古い個別指導塾に多い
 ・ 予習型       集団指導塾や当教室のような新しい個別指導塾に多い

以上の指導システムがあります。
指導者が素人場合は「復習型」の方が運営はしやすいのですが、生徒の成績を考えたら「予習型」しか選択肢はありません。
特に勉強が苦手な生徒ほど予習で指導することが大切になります。

なぜなら、勉強が苦手な生徒というのは「学校の授業が分からなくなっている」からです。
そうすると、学校の授業の時間がお経を聞いているだけの意味の無い時間になってしまいます。塾での学習時間は学校での学習時間よりはどうしても短くなってしまいますので、そのような状況では塾でどんなにがんばって復習しても追いつくことはできません。

また、勉強というのは「自分が勉強が得意だ」という気持ちがさらなるやる気を引き出し、「どうせやっても分からない」という気持ちがやる気を失わせます。先に塾で予習をすることで「学校の勉強なんてカンタンだ」という気持ちを生徒に持たせます。


7.受験指導・進路指導

愛知県の生徒の場合、
90%の生徒が全日制の高校に進学します。(10%は進学できません)
普通科と専門学科では学習内容が大きく違います。卒業後の進路も大きく違います。
なので、高校を選ぶ時点でその後の進度もだいたい決まってしまします。
高卒で就職する場合は、多くの場合は生産工程(工場等)や介護などのサービス業が多く、かつてのような事務職はほとんど大卒者に奪われてしまっています。
大学への進学率は50%程度です。大学の進学は、難関国公立、平均的な国公立、私立大学のそれぞれで受験科目や受験の常識がまるで違うので、生徒の学習状況や本人の希望やご家庭の意向にあわせて指導しなければなりません……

というようなことは、進路指導をする上で最低限知っておくべき知識だと私は考えています。

受験指導・進路指導が正確で適切です。
長年塾業界で働いていますが、学校や塾の先生でも適切な進路指導の知識を持っていない、あやまった偏見を持っている、知識が偏っている場合が多く見られます。

多くの生徒は、場合によっては保護者も、以上のような進路についての知識を持っていません。
学校でも十分な指導を受けていません。
学習指導以外の塾の大きな役割として、生徒に進路について適切な知識を提供し、将来の夢を見付ける手伝いをすることがあると考えています。


右側ページ

個別指導
安心価格
成績保証

この3つのアピールポイントは、SSS進学教室の本部の考えた大看板です。

個別指導
某関東にある大手塾の話です。
もともとその塾は集団指導の塾で、現場で働く講師たちは個別指導塾を「補習塾」と笑って見下していました。
ですが、多くの生徒を個別指導塾に多くの生徒を奪われたことで、塾の経営陣は「個別指導部門」を設立することを決断しました。もちろん集団指導を行うベテランの社員たちは「アルバイトの学生講師が教える個別指導なんかで成績が上がるはずがない」と失敗を予期しました。実際、当時の個別指導塾のノウハウは未熟で、講師任せの素人指導が当たり前でした。
しかし、フタを空けてみれば、生徒の成績は「個別指導部門」の方がずっと大きく上がっていました。アルバイト学生の素人個別指導が、ベテラン講師の集団指導に勝ったのです。

もちろん、当教室の個別指導は学生講師の素人指導などではなく、より洗練されたシスティマティックなものです。
ここで伝えたいのはつまり、個別指導というのは個別指導というだけで非常に有利な指導形態だということなのです。

安心価格
塾での授業料は価格競争があるため、どの塾でも大きな差はありません。
しかし、当塾は他の塾より少しだけ安く費用を設定できています。
これはいろいろとお金をけちっているからです。看板や建物は大手個別指導塾に勝てません。かけてる費用がまるで違います。広告費にも雲泥の違いがあります。
しかし、その費用の差を授業料に反映しています。

成績保証
やるべきことをやってもらえば、当たり前のように成績は上がります。


比べて欲しい他の個別指導塾とはココが違う

当教室では、生徒の成績を上げることに全力をあげています

 ・ 生徒の学習指導に力を入れた塾 …… 当塾など
 ・ 学習指導以外に力を入れる塾
   …… 保護者への営業、面談ばかりに力を入れる塾
   …… 教室長が授業に入らない塾
   …… 保護者への報告書に力を入れる塾
   …… アットホームな雰囲気を売りにする塾
   …… 面倒見の良さばかりを売りにしてノウハウのない塾
   …… 塾で家庭教師のような指導を売りにしている塾

ときどき、塾で家庭教師のような指導をできることを売り文句にしている塾もありますが、家庭教師まかせのイイカゲンな指導をしては、生徒をきちんと導けるかは担当する講師の技倆次第になってしまいます。塾なのですから、それはいけません。キチンとしたノウハウのもと、すべての生徒に適切な指導を行うべきです。

2016年6月10日金曜日

パンフレット

教室のパンフレットが新しくなりました。
(PDF形式でDLできます。)






















詳しい塾の案内、経費などを掲載しています。

2016年6月8日水曜日

定期テスト対策 ミニテスト

土曜日に定期テスト対策「ミニテスト」を実施します。
塾生は参加無料です。























特に1年生にとっては始めての定期テストです。

・ テスト前にしっかりテスト勉強をする習慣
・ 長時間続けて勉強する力
・ テストの順位や成績を気にするようになること

このあたりのことを身につけるチャンスです。

また3年生にとっては、始めて直接高校の合否に関わるテストでもあります。がんばってもらいたいですね。

2016年5月15日日曜日

オリジナルテキスト SS数学

SSS進学教室オリジナルテキスト「SS数学」が制作中です。

個別指導の学習塾において、基礎を修了し、さらなる飛躍を目指すためのテキストです。
現在、中学3年生の図形問題を作っている最中です。

図形問題は、図版が多くて制作がたいへんです。





























さて、写真の例ですが、「連比」を用いたテクニカルな図形問題の解法を説明してあります。

この「連比」を用いた解法はふつう、中学校でも高校でも勉強しません。
このテクニックを使わなくても、どの問題も解くことは不可能ではありません。

しかし、このテクニックを使うことで難しい問題を圧倒的に平易に解くことができるようになります

受験生にとっては、非常に有用な考え方なわけです。
こうしたテクニックは、きわめて優秀な生徒なら自分で気づいてなんとなく使いこなしてしまうような子もいます。
しかし、こうしたテクニックをもっと多くの生徒に使えるようになってしまうのです。

従来、こうしたテクニックを生徒に教えるとすると、講師の技量だのみで、体系的に指導する仕組みはどこにもありませんでした。

このテキストの意図として、
「普通よりちょっと優秀な程度の生徒」を、「中学校の学年で1位、2位を争うようなかなり優秀なレベルまで」引き上げることを目的とします。

当テキストが利用できるようになるのは、来年度を予定していますが、これにより成績上位層の指導がより効率化されることが期待されます。

2016年5月8日日曜日

個別指導学習塾の開校 FC本部の選び方 5/5



加盟金等教室備品外装・看板広告宣伝費その他物件取得費総額
SSS進学教室50万円96万円40万円42万円10万円約80万円318万円
M光義塾300万円350万円120万円250万円
200万円1220万円
I個別指導学院300万円※122万円250万円60万円20万円160万円912万円
S陰塾400万円実費実費実費
約80万円約600万円


FCの加盟に関する費用や、ロイヤリティはSSS進学教室は他のFCと比べれば、格段に安くなっています。

でも、加盟金がたった50万円で本部としての利益は大丈夫なの?
と思われるかもしれませんが、実のところまったく大丈夫です。

加盟金以外にかかる初期費用がかなりボッタクリなのですよね。

具体的には、教室備品や外装費・看板に掛かる費用・広告宣伝費などは実費と比べると約2倍か、ひょっとしたらそれ以上の金額が計上されています。
SSS進学教室の場合は、教室備品や外装費・看板に掛かる費用・広告宣伝費などは実際の半分程度で、SSS進学教室の事実上の加盟金は100万円から150万円程度だと言えるでしょう。

ちなみに、M光義塾やI個別指導学院も同様です。
どのFC本部も少しでも費用を安く見せようと工夫していますが、見かけ上の加盟金を減らすためにそれ以外の費用を大きく計上しています。
S陰塾の場合はそこを逆手にとって、「教室備品などの費用などでボッタクリはしません、正真正銘加盟金だけ貰います」とアピールすることで安く見せようとしているわけですね。

要するに、見るべきなのは内訳ではなく総額でいくらかかるか。
そしてその費用でどれだけのことを本部がしてくれるか。

ということです。

SSS進学教室はFC本部としてはかなり優良だと思います。

特徴としては、

・ 加盟金は他のFC本部と比べれば安い(Bプランの場合)
・ 費用により、開業時にFC本部の手厚いフォローが受けられる開業プランがある
・ 最低限のFC本部機能はあるが、それ以上の機能はない
・ 本部が利権を確保するために、加盟教室に特定業者との取引を強要したりしない
  (※SSS進学教室以外の多くのFCで不当な業者の強要があるようです。)
・ 指導システムは「フォレスタ」を利用した森塾のノウハウを利用している

もし、これからSSS進学教室での開業を考えている方がいましたら、よろしければ是非等教室までお電話してください。
現場の生の声を、本部にないしょでお伝えしますよ(笑)

2016年5月6日金曜日

個別指導学習塾の開校 FC本部の選び方 4/5

FCの加盟には多額の費用が掛かります。

SSS進学教室は、他のFC本部と比べるとかなり費用は安く抑えられています。しかし、それでもかなり高額になります。
ある程度の元手がないと開業することは

加盟金や開校時にかかる費用を比較してみましょう。
SSS進学教室と、大手2社、それから近年知人が独立する新興のパソコンを利用した学習塾FC本部を比較してみます。

S陰は正確にはFC本部としての業務を行うという形ではないですので、FC展開と暖簾わけの中間的な業態のようですので正確な比較にはなりません。



加盟金等教室備品外装・看板広告宣伝費その他物件取得費総額
SSS進学教室50万円96万円40万円42万円10万円約80万円318万円
M光義塾300万円350万円120万円250万円
200万円1220万円
I個別指導学院300万円※122万円250万円60万円20万円160万円912万円
S陰塾400万円実費実費実費
約80万円約600万円

※ SSS進学教室は、Bプランの場合で費用を計算してあります。Bプランは業界経験者向けのプランで本部のサポートが最低限ですが、コストは低く抑えられています。それ以外のプランの場合、費用は高くなりますが、経営が安定するまで本部からの手厚いサポートが入ります。
※ I個別指導学院の加盟金は生徒数に応じて、分割払いです。
※ 物件取得費は公式では実際よりもかなり安く概算されていることが多いため、実際的な費用に差し替えています。(敷金礼金で約6ヶ月分+紹介手数料1ヶ月+初月1ヵ月分で計算)
SSS進学教室は家賃10万円、I個別指導学院は20万円、M光義塾は25万円程度の家賃を想定しています。
(情報が古い部分もありますので、より正確な数字はきちんとFC本部に問い合わせてください)

これ以外にはじめの1年程度は赤字で経営しなければならないリスクもあります。
当教室の場合は幸いにもすぐに生徒が集まり3ヶ月程度で黒字転換できましたが、必ずしもそううまくいくわけではありません。
ある程度、ランニングに必要なコストはも必要です。



初期費用ロイヤリティ想定生徒数開業時に用意したい費用
SSS進学教室318万円5万円25-30人450万円
M光義塾1220万円売り上げの10%
+α
60-70人1500万円
I個別指導学院912万円売り上げの約10%50-60人1200万円
S陰塾約600万円0万円~3万円25-30人700万円

塾の業態的に、実際に想定している生徒数が見えてきます。
SSS進学教室などは想定している生徒数が少なめになっている分、開業時のコストも低く、少ない生徒数で採算がとりやすくなっています。

たとえば、SSS進学教室は物件も小さめのものが多くなっています。当教室も家賃はかなり安いのですが、当教室よりもさらに安く家賃が7万円程度の物件のところもあるようです。
ただし、家賃を抑えているということは教室のキャパシティも小さいということで、生徒を何百人も集めて大きな利益を出すことは難しくなるわけです。

またロイヤリティにも大きな違いがあります。
SSS進学教室の場合、5万円で固定になっていますが、生徒数が30人くらいの場合の売り上げは月60万円程度になりますので、他のFCと比べて若干安い程度といえるでしょう。

SSS進学教室の新規加盟者向けのパンフレットには、「15人で採算がとれる」とあります。
これは嘘ではありませんが、15人では本当にギリギリです。自分に対してお給料を払うことを考えれば、赤字はでなくても黒字は出せません。
15人程度の生徒数でやっていくなら、開業のリスクなどとらずに、どこかの会社の社員として塾屋さんをやっていた方がマシです。
SSS進学教室の場合、開業コストなどのリスクに見合った利益を出すためには、25人くらいは欲しいところです。
M光義塾の場合は60人、I個別指導学院で50人くらいは確保したいところでしょう。

生徒数が伸びてもロイヤリティが増えませんので、生徒数を想定生徒数以上に伸ばす自身があるなら特にオススメのパッケージであるといえるでしょう。

M光義塾はロイヤリティなどのほかにTVCMのための広告費や、いろいろな費用がこまごまと掛かるそうです。事実上のロイヤリティは10%よりやや高いといえるでしょう。

I個別指導学院に関しては、売り上げの種類によって複雑なロイヤリティ計算になっているのですが全体として約10%くらいと考えれば間違いがありません。

S陰塾の場合はロイヤリティフリーを歌っていますが、パソコンのシステムの利用料金が掛かり、これが事実上のロイヤリティといえるでしょう。はじめの1年はこちらも無料、2~3年目が1万円、4年目以降で3万円となっています。

上記に記した、開業時に用意したい費用は「この費用があれば借り入れなしで安心して開業できる元手」だと考えてくれればよいと思います。
もっとも、多くの場合はある程度は借り入れを行って開校するのが普通なのだそうで、M光義塾の資料によれば、開業者の自己資金の平均は800万円程度だそうです。つまり費用の約半分は借り入れを行っているということですね。

日本政策金融公庫(国金=こっきん)というものがあります。
国が低い金利で費用を融資してくれます。私は全額自己資金で開業しましたが、1000万円程度までほぼ無条件で低金利の借り入れができます。
ただし、ランニングコストなどは借り入れができません。実際に掛かる加盟金や設備費などしか借り入れできませんので、残りの費用は自己資金で用意するか銀行等から借り入れる必要があります。
SSS進学教室の場合は、上の表の初期費用318万円はちょっとばかり面倒な書類を記入するだけで国金で借り入れできますが、100万円~200万円程度のランニングコストは自己資金などで用意する必要があるわけです。
逆にいえば、どのFCでも自己資金100万円~200万円程度を用意することができるなら開校できるという理屈にはなりますが、借り入れ金額が大きくなれば、金利が低い昨今とはいえ利子も馬鹿にならない負担になります。

2016年5月2日月曜日

TOTOウォシュレットを導入!

教室のトイレにTOTOのウォシュレットを導入しました。
以前から目を付けていた機種が安くなっていたのでつい購入しちゃいました。















TOTOアプリコット F2 TCF4721
という機種です。
アマゾンでは8万4837円もする機種ですが、送料込みで5万5000円弱で購入。
とりつけも簡単でした。

温水便座洗浄機はやっぱりTOTOですね。
他の会社の製品でもカタログのスペックでは同等の性能で安いものもありますが、掃除のしやすさや、使用感など細かな部分でTOTOが優れています。

2016年3月7日月曜日

愛知県公立高校入試 A日程 出題予想

公立高校入試中ナウ。
本日、B日程の筆記試験がまず終了しました。

入試直前で忙しく、blog記事が連載途中で滞っています(滝汗

愛知県の公立入試はB日程で出題された内容から、A日程の問題がある程度予測できるようになっています。

佐鳴予備さんなども、毎回出題予想を出してくれていますが、実のところどうして予想できるかというとタネがあるのですよね。

というわけで、大手の佐鳴さんほど迅速にとはいけませんが、遅い分少しだけ詳細な出題予想を少々。


PDF版でダウンロード

また明日から、この出題予想を踏まえた対策プリントを用意しています。
(今まさにコピーしている真っ最中です。コピー機の待ち時間を利用して、blogに転載中なのです)
直前での対策が効率的なポイントのみを配布します。
※ ただし塾生に限る
面接試験が終わったら、塾生のみなさんは教室に来てくださいね。

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国語

大問1・2 現代文
「小説」+「説明・論説文」で出題されるでしょう。

予想の根拠と対策
毎年、現代文では「小説」1題、「随筆」1題、「説明・論説文」2題が出題されます。B日程では「随筆」1題、「説明・論説文」が出題されたため、残りが出題されるでしょう。
かといって、何か直前でとりわけ効果的な対策できるわけでもないので、心の準備だけしておこう

大問3 漢字
「書き」2問+「特殊問題(四字熟語・漢字の構成・語句など)」2問で出題されるでしょう。

予想の根拠と対策
近年、ABの片方は「書き」2問+「読み」2問で出題され、もう片方は「書き」2問+「特殊問題」2問で出題されます。B日程で「読み」が出題されたため、三文字熟語・四字熟語や漢字の構成などを問う問題が出題されます。
ことわざ、「四字熟語」「~性、~的などの三字熟語」の見直し、「音訓の区別や重箱読み」、「熟語の成り立ち」などがあやしい場合は勉強しなおしておこう。
体の一部を使った慣用句なども出題されやすいでしょう。
対策プリントがあります。

大問4 古典
漢文が出る率0%、古典(日本の古文)でほぼ確定

予想の根拠と対策
2年(4回)に1度程度、漢文の出題になります。B日程で漢文が出題されたため、A日程は古文(日本の古典)でほぼ確定です。


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理科

小問集合 大問1・6 4題
予想できない。バラバラに出題。

予想の根拠と対策
ここの予想は無理/A日程で出た単元でも出題されることがある

大問2~5 物理・化学・生物・地学×各4題
まだ未出の出題範囲から出題される。

予想の根拠と対策
以下の単元から出題される。×印は、B日程で出たため出題されにくい。
化学は2年分野の酸化還元や1年分野の蒸留などは確認しておきたい。物理は電磁気を押さえよう。
  物理 化学 生物 地学
1年内容 音・光・力 物質と状態変化 植物 大地
2年内容 電流・電磁気 化学反応と質量 ×動物・人 ×天気
3年内容 ×運動・エネルギー ×イオン・酸アルカリ 遺伝・生態系 天体
各単元の基礎知識を整理した対策プリントがあります。


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数学

大問1 計算+簡単な小問
解の公式を使わない2次方程式の計算が出る率98%

予想の根拠と対策
大問1は7題構成。B日程は計算のみだったが、A日程では記号で選択する易しめの問題も1題入る可能性も高い。
2次方程式は、B日程で解の公式を利用したので、A日程では出にくい。「因数分解」を利用した解法と、「平方」を利用した解法を確認しておこう。
対策プリントがあります。

その他
証明は図形の証明の可能性大、資料の整理からの出題可能性大 …… だが確実な予想ではない

予想の根拠と対策
証明問題はB日程では図形ではなく文字式の証明が出題されたため、A日程では図形の証明が出題される可能性が高い。問題文から自分で簡単に図を書く練習をしておこう。「三角形の合同条件(直角三角形を含む)」「平行四辺形になる条件」などは確認しておきたい。
近年出題が多い「資料の整理」からの出題がB日程にはない。「ヒストグラム、中央値、最頻値、平均値」などは確認しておこう。
「整数をかけて平方数にする問題」など「整数の性質」を利用した問題なども出題されていないので、若干A日程での出題の可能性が高くなっている。
グラフ作図の問題はB日程では「速さ」の問題が出題された。A日程では「図形上の動点と面積」「容器のなかの水の体積」の問題などを練習しておこう。
「受験対策講座」で用いた「公立高校完全演習」の中から、出題予想にあった問題を解き直しておきましょう。

図形
円周角などが出る可能性大 …… だが確実な予想ではない

予想の根拠と対策
円周角はB日程ではは利用しなかった。円周角の問題が出題される可能性が高い。また、まだ出題されていない「球の体積、表面積」「相似と体積比」の問題なども出題される可能性が若干高くなった。
具体的な出題予想としては、「容器を傾けて水の容積を問う問題」「平行線を利用した三角形の等積変形」「柱やすいなどに内接する球体」などは要注意である。
「受験対策講座」で用いた「公立高校完全演習」の中から、出題予想にあった問題を解き直しておきましょう。



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英語

文法事項
「従属接続詞」「比較と最上級」などが出題されるかも …… だが確実な予想ではない

予想の根拠と対策
「because, when, if, that などの接続詞」「比較、最上級」「不定詞の形容詞的用法」などは頻出だが、A日程ではまだ出ていない。不安のある生徒は対策しておこう。
動詞の不規則変化などはB日程でも出題されているが、A日程でも高い確率で出題される。


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社会

歴史 大問1・2 7題
昭和(戦前・戦中・戦後)が出そう …… だが確実な予想ではない

予想の根拠と対策
B日程で頻出の「幕末~明治維新」「昭和史(戦前・戦中・戦後)」の出題が無かったため、A日程での出題可能性は高い。
また近年、歴史をまたいだ総合的な理解力を問われるようになってきているので、「平安」「鎌倉」「室町」などを中心に「農村史」や「文化史」なども見直しておきたい。

日本地理 大問3 4題
関西以外の地域から出題されやすい。

予想の根拠と対策
地域別問題が出題される場合は、A日程はB日程とは別の地域が出題される。A日程の関西以外からの出題。
時事のからみで沖縄の出題の可能性も若干高い。
地形図の読み取りの出題の可能性も高い。「地図記号」「扇状地・三角州」「等高線」「距離の計算」「方角」などは確認しておこう。
対策プリントがあります。

世界地理 大問4 2題
貿易関連の出題が予想される

予想の根拠と対策
近年の時事とのからみで、貿易についての出題の可能性が高い。また、時差の計算が未出なので確認しておこう。
対策プリントがあります。

公民 大問5・6 7題
円周角などが出る可能性大 …… だが確実な予想ではない

予想の根拠と対策
A日程では、「日本国憲法と基本的人権」「三権分立(内閣と裁判所)」「国際社会」にからんだ出題が少ないためB日程では出題されやすい。「地方自治」なども可能性が高め。
対策プリントがあります。


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英語の大問2の長文ですが、どこかで読んだ記憶があるのですよね。おそらく原典が同じということなのでしょうが...
うーん、どの問題集だったか思い出せぬー

2016年2月23日火曜日

個別指導学習塾の開校 FC本部の選び方 3/5

今日は先月末で退会した高3生が大学受験の合格の報告に来てくれました。

非進学校系の高校に在籍し、1年前に塾に初めて来たときには中学英語もおぼつかない三単元のsも適切に付けられなかった生徒が、県内の私立大学では1・2を争う人気大学に合格してくれました。
うれしいですね。
ほんとうにがんばってくれました。



さて、更新が中途半端なところで滞っていましたが、再開します。


さて、前回の記事では学習塾の形態でFC本部のあり方を分類しました。
今日は別の観点から見てもらいたいと思います。


ずばり、信頼できるFC本部かを見極めるポイントはどこでしょうか?

塾のシステム?
開発担当者の人柄?

いずれも違うと思います。

FC本部の持つビジネスモデルを知ることだと私は考えます。

「我々加盟教室がどう利益を上げるか」

ということと同時に、

「FC本部がどう利益を上げるか」

ということを理解することは、FC本部を信頼できるかどうかを見極めるのに重要な要素です。


FCの本部は決してボランティア団体ではありません。
ノウハウを提供し、塾の経営をアシスタントすることに対し、加盟金やロイヤリティを徴収して利益を上げます。
これは否定できません。
ただし、実際のFC本部を見ると、加盟教室から利益をどのようなやり方で徴収しているかは大きく違うのです。


たとえば、某大手個別指導学習塾を運営しているJ社の経営戦略を見てみましょう。


--------
J社
個別指導塾業界大手を運営
加盟教室は直営教室を含めて1000教場程度
その他系列会社多数
--------

以上のような老舗です。

古い個別指導チェーンのわりには広告費は比較的にかけない方針で、業界最大手の明光義塾などと比べると加盟金やロイヤリティは若干安くなっています。
けれどもSSS進学教室などの後進のFC本部と比べると格段に高く、中途半端になってしまっています。
当然、新しい加盟者はほとんど現れず、既存の加盟者を手放さないこと、既存の加盟者からより多くのロイヤリティを徴収することに力を入れる仕組みにシフトしています。

具体的には、以下のような仕組みです。


① 中間マージンを大きく提供している教材会社を指定して、加盟教室に使わせます。
 教材だけではないのですが、加盟教室が利用するさまざまな備品や設備を指定し、中間マージンを獲得します。
 たとえば、このFCでも一時期は「フォレスタ」が採用される方針で話が進んでいたそうなのですが、中間マージンの交渉が失敗し、採用が見送られました。
 現在では、中間マージンの大きな某教材会社以外のテキストを教室に置くことさえ許されないのだそうです。
 FC本部から派遣される視察員は教室が質の高い指導が保たれているかをチェックするのではなく、本部の利益をきちんと守っているかをチェックするために教室を巡回します。


② 教室を別ブランドとして改装・立て替えを推奨します。
 このとき、改装業者には系列会社を指定し、利益を上げます。
 また立替に大きなコストを掛けさせることで、事業の撤退を抑止し、長くロイヤリティを得られるようにします。

 もう少し具体的に説明します。
 従来の個別指導の学習塾は、建物はテナントをリースして初期費用を抑えるのが常道でした。
 これをより費用のかかるフリースタンディング形式の出店に切り替えさせるのです。主には、土地だけ借りて、地主に建物を建てる費用を負担してもらい、30年程度のリース契約を結ぶ建て貸し形式の契約を結びます。

この形式にはメリットも多いです。

メリット1 建物が立派でオシャレで集客に有利
メリット2 土地さえあれば出店できるので、より有利な立地を選びやすい

非常に大きなメリットといえるでしょう。
特に2つ目の立地は、塾を出す上ではこの上のないほど大きなメリットです。
しかしデメリットが莫大です。

デメリット1 家賃が30万円程度と高額になりやすい
デメリット2 賃貸契約が長くなり、経営が失敗しても撤退が難しい
デメリット3 採算を取るために授業料などが割高になり競争に不利になる

現在、個別指導塾というのは教育の形としてはある意味究極の形で、もっとも優れた指導形態のひとつでしょう。
ただし、10年前の個別指導塾は今ほどシステムが洗練されていませんでしたし、20年前はほとんど存在すらしていませんでした。
教育業界に限った話ではないのですが、新しいもの、より優れたものは次々と生まれてくるのです。20年後、30年後も同じ業態で経営していって、うまくやっていけると考えるべきではありません。
よく言われることですが、どんな事業でも30年以上同じ業態で経営を続けることは難しいのです。学習塾も同じでしょう。塾屋は常によりよい指導のあり方を勉強し続けていくべきなのです。
その中で、30年にも及ぶ高額賃貸契約というのは私には論外に感じられます。

ちなみに、当SSS進学教室西尾教室の家賃はその3分の1よりは少しだけ高いくらいの家賃で収まっています。

このJ社の経営方針がビジネスパートナーとして信頼できないと感じるのは、結局のところ「FC本部の利益」と「加盟教室の利益」が一致していないところにあります。
むしろ、ある一面に限っていえば、FC本部と加盟教室が強く敵対しているといえるでしょう。

むしろ理想的には

・ FC本部の利益
・ 加盟教室の利益
・ 顧客(生徒)の利益

が同じ方向を向いているべきだと思います。

もっといえば、「学習塾のFC本部には学習塾のFC本部としての仕事だけやっていてほしい」ということです。
その点、SSS進学教室のFC本部は実にシンプルに最低限の仕事だけをしてくれます。
上記にあげた3つの利益に近しいベクトルを持たせることができていると思います。

さて、以上のようなFC本部の内部事情を知るためにはどうしたらよいでしょうか?
私は、J社については特に多くを知る機会があったわけですが、それ以外のFC本部にもそれなりに知っているつもりです。
高額な加盟金もかかるわけですから、試しに加盟したらダメでしたでは目も当てられません。


1.インターネットのHPや資料を取り寄せて精査する

まず最初にやるべきことですが、これではもちろん不十分ですよね

2.複数のFC本部の説明会に行って、比較検討する

たくさん回りましょう。
ここに加盟することはないだろうなというところも、主だったところは一通り話を聞きにいきましょう。
比較することで見えてくるものもあります。
私は10社以上を回りました。

3.既存の加盟者、オーナー、教室長の話を聞きましょう

各教室を訪れて、話を聞きましょう。
電話をしてアポをとり、話を聞きます。

事前資料なしに電話で連絡すると、直営教室の社員、メガフランチャイジーの社員、オーナー経営者などさまざまな方が教室長として教室を運営しています。
断られることもありますが、半数程度の方は情報交換に快く応じてくれます。
FC本部の事情だけでなく、指導方法や教育界全体の話など様々な面で勉強させてもらえます。

以上のような労力を惜しまないことが大切だと思います。

2016年2月10日水曜日

個別指導学習塾の開校 FC本部の選び方 2/5

さて、いくつかのFC本部があります。どのようなポイントで選ぶべきでしょうか。


① 個別指導FC本部の選ぶポイント その1 採算ライン

塾の建物は立派で、看板はキレイにして、広告はたくさん打って、テレビCMはいれる。
経費はたくさんかけた方が、生徒は多く集まります。
当たり前のことですね。

たとえば、

教室の平均生徒数は、
SSS進学教室 < スクールIE < ITTO個別指導学院 < 明光義塾

となっています。
当教室を出した頃の少し古い数字なので、変化はあると思いますが、当教室を開校した頃は明光義塾さんが平均60名弱くらいの生徒数だったでしょうか。ITTOさんで50名程度ですね。

ただし、経費も同じように増えています。
開業時にかかるイニシャルの費用や、月々の経費を考慮し、余裕をもって経営していくのに必要な生徒数がどれくらいかと考えると、

SSS進学教室 25名
スクールIE 40名
ITTO個別指導学院 45名
明光義塾 55名

およそでいうと、これくらいの差はあるように感じます。
もちろん、教室によって家賃や人件費、地域性は異なりますので確実な数字ではありませんが、大きく外れてはいないでしょう。

また、自動的に教室自体の大きさも、より高いイニシャルコストをかける明光義塾の方が大きくなります。200名教室を作りたいというような大きな野心があるなら、SSS進学教室よりも明光義塾の方が可能性はあります。

しかし、SSS進学教室のようにイニシャルコスト、ランニングコストが低い教室の方が開校のリスクは小さく、少ない生徒数でも十分に採算がとれるようになります。

多塾との競争の都合上、広告力のある大手の方が都会で有利、採算ラインが低いところの方が出店しやすい分だけ田舎で有利という差もあるでしょう。



② 個別指導FC本部の選ぶポイント その2 指導システム

塾なのですから、生徒の成績を上げ、地域評価を上げることのできるシステムでなければなりません。
どのようなシステムの差があるのか、上げてみましょう。

1.講師1名のみる生徒数

SSS進学教室  1:3
スクールIE    1:1 or 1:2
ITTO個別指導学院 1:1 or 1:3
明光義塾 1:3
名学館 1:5
東京個別指導学院 1:2 + 1:4
森塾 1:2
(FC教室によっては、異なる場合もあります)

森塾などは、FC展開はしてませんが、参考までに。

当然、一度に見る生徒数が少なくなれば人件費も上がり、授業料も高くなってしまいます。
もともと個別指導塾が出来たばかりの頃は、1:1のシステムしかありませんでした。それが、時代とともに1:2や1:3の仕組みが出来たというのがあります。

そのため複数のシステムが混在している教室は、昔からある古い本部である場合が多いですね。
どう考えても、システムは一本化した方が効率の良い指導ができます。
システムが複雑にすることは、指導レベルの低下にも繋がりかねません。複数のシステムがあるFCでも、実際の教室運営ではどちらかの方式のみを強く推奨し、事実上一本化しているところも多いでしょう。

また、地域性もあります。
首都圏などの都会部では、働いて貰う講師の確保が難しくなっていることもあり、1:1での運営が難しいというのもあります。反面、西日本などでは1:1の指導が人気だというのもあります。

珍しいところでは、SSS進学教室と同程度の小規模FCですが、名学館というところが1:5での指導を行っていたり、ベネッセ傘下になった東京個別指導学院が進研ゼミのノウハウを利用した1:4の指導を始めています。



2.講習授業の扱い

SSS進学教室のノウハウというのは、実のところ森塾のパクリというところが大きいです。

・ フォレスタシリーズ

というテキストを使って、効率的な指導をします。

また夏期講習などの講習時には通常授業をすべてストップさせて、講習授業のみを行います。
普段の授業は「学校の授業の予習」、講習時の授業は「苦手単元の復習と対策」というように扱う内容を明確に変えています。また、講習時のみ通塾日程を変えています。

この形式のメリットは、
1.テーマにそった学習形式で、生徒により効率的な勉強をしてもらえる
2.より自由な時間帯で通塾できる
3.魅力的な授業が提供できていれば、講習授業の売り上げが上がりやすい

などです。

デメリットは、
1.日程組が面倒である
2.講習を申し込んで貰えないといろいろ困る
3.魅力的な授業が提供できていない場合は、講習授業の売り上げがボロボロになる

という形です。
フォレスタシリーズを利用していない教室でも、比較的新しい教室はこのタイプシステムを利用しているところが多いでしょう。

明光義塾、ITTO個別指導学院など古いタイプの個別指導塾は、「講習授業は通常授業に追加して授業を申し込んで貰う」形式のところが多いです。



3.パソコンでの指導

パソコンやタブレットを利用しての指導を行う塾も増えてきています。

パソコンを使った指導のメリットは、

1.パソコンで生徒の学習状況を管理できる
2.ハイテクっぽくて、集客にアドバンテージがある
3.人件費を抑えられる
4.テナントが小さくてもOK

個人塾にこうしたノウハウを販売している業者は多いですし、「セルモ」や「松蔭」といった比較的加盟金が安いFC本部があります。

ただ、まだまだこうしたハイテクタイプの学習塾が、手強い商売敵になるにはまだ少なくとも10年以上の時間が掛かると私は予想します。

まだまだコンテンツ自体が弱い、ユーザーインターフェイスが洗練されていないというのが大きいと思います。
実際、こうしたハイテク学習塾でもハイテク機器だけでは不十分であるのは明らかであるため、普通の紙のテキストを併用しています。

最近、知人が「松蔭」さんから独立起業を予定していますので、また詳しいところを勉強させてもらいにいきたいと思っています。


4.一斉形式(集団指導)での指導

塾のFCの場合、個別指導が多く募集されていますが、一斉形式での学習塾はほとんどありません。理由ははっきりしてます。

1.一斉形式では生徒は集まらない
2.一斉形式では大手に負ける
3.高い指導能力が要求されるため、開校のハードルが高い

集団塾の指導経験があり、よほど指導に自信があっても避けて通った方が無難ですね。
私もかつて昔ながらの学習塾で黒板を使った指導をしたことがありますが、そうした形式で指導をしようとは思いません。
集団指導では生徒の成績は上がりにくいですしね。

当教室でも、演習重視の受験対策講座などでは、経費を抑えて学習時間を多くとるために集団指導を一部導入していますが、指導の基本は個別指導です。




その他、いろいろな指導形式がありますが、SSS進学教室の指導形式は奇をてらわないスタンダードな指導方法だと言えるでしょう。

2016年2月8日月曜日

個別指導学習塾の開校 FC本部の選び方 1/5

当教室は「SSS進学教室」のFC教室です。
開校3年が経過し、4年目に入っています。


SSS進学教室もそうですが、個別指導塾最大手の「明光義塾」や「スクールIE」「ITTO個別指導学院」「東京個別指導学院」など、ほとんどの教室がFCの教室になっています。


今回の記事では、FCでの教室の開校での注意点、パートナーとすべきFC本部の選び方について書いていきたいと思います。

私は他のFCではなく、「SSS進学教室」を選んで開校したことは正解であったと考えています。
ただ、ありとあらゆるすべての点で「SSS進学教室」が他のFCより優れているというわけではありません。
個別指導の学習塾にFC加盟をしている教室は、数多くあります。しかし、そうした加盟者の中でも私はもっとも詳しく多くのFC本部について調べ、研究したという自信があります。
どのような点が優れていて、どのような点で劣っているのか。
それを整理してみたいと思います。


まずそもそも、FCについての加盟するメリットは何でしょうか?
FCに加盟せずに、完全に個人塾として独立経営をすることも可能です。知人にはそのような選択をされた方もいらっしゃいます。


① FCに加盟するメリットその1 「広告効果」

まず、FCに加盟することで看板やチラシを本部が小綺麗に用意してくれることです。
こうした広告による集客効果は大きいです。
SSS進学教室は広告費は限界まで抑える方針で、他FC本部と比べてそのあたりの力は弱いでしょう。
それでも、一から自分で広告の手配をするよりはずっと効率的です。


② FCに加盟するメリットその2 「業務の軽減」

①のメリットと重複する内容ではありますが、業務の一部を本部に委託することで、だいぶ仕事が楽になります。
自分でチラシを作ったり、デザインをしたりなんていうのは恐ろしい手間です。
私自身もadobeのソフトを作ってチラシを作る作業もできないわけではありません。しかし、質の高いものを用意しようと思えば、たいへんな労力が掛かります。
こうした業務を軽減することで、肝心の「授業」や「生徒指導」に注力できるのです。


③ FCに加盟するメリットその2 「ノウハウ供与」

FC本部には直営教室もあり、教室運営のノウハウがあります。
FCで教室を立ち上げる者の中には、別業種から移ってきて十分なノウハウを持たないまま教室の運営を始める人もいます。そうした場合はFC本部からのサポートは頼りになります。
ただし、このあたりのノウハウについては、どのFC本部であっても過度の期待はできません。
生徒指導のノウハウというのは、マニュアル化しきれるようなものではないのです。
地域によって受験の状況も違いますし、生徒の学習状況や進路志望も様々です。古い教育の常識が文科省の方針で容易に変わってしまいます。
指導のノウハウについては、FCに丸投げしようという意識では失敗してしまうでしょう。


さて、メリットを上げましたが、デメリットももちろんあります。


① FCに加盟するデメリットその1 「加盟金・ロイヤリティ等の費用」

FC本部ももちろんボランティアではありません。
SSS進学教室」は比較的ロイヤリティが安くなっていますが、それでもそれなりに大きな負担です。
多くの場合は、ロイヤリティは売り上げの10%程度が目安です。明光義塾など広告費を多くかけるようなところは、ロイヤリティ以外にも必要な経費がなにかと掛かってしまうようです。


② FCに加盟するデメリットその2 「運営方針の制限」

授業料や塾のシステムなどは、FCによって決まってきています。
ある程度は自由にできる部分はありますが、基本的な授業料や塾のシステムは本部の指導に従う必要があります。
またそうでなければ困るでしょう。本部の示しているシステムというのは、すでに多くの教室で実践されある程度結果を出しているやり方です。
ただ一部のFC本部などは、既得権益の確保のためだけに、不当な制限を課している場合もあります。このあたりは信頼できる本部を選べるかどうかという問題があるでしょう。

2016年2月3日水曜日

愛知県私立高校 一般入試

愛知県私立高校の一般入試が3日間の日程で行われています。

試験結果が気になる生徒、保護者も多いでしょうが、
原則的に滑り止めで受験している生徒は不合格になることはありません。


詳しく説明しましょう。
私立高校の一般入試には、大きくわけて2つあります。


① 滑り止めで受験する私立高校一般入試

愛知県は公立志望の生徒が大半で、ほとんどの生徒が私立高校は滑り止めで受験します。
中学校と高校の間で話し合いができており、一定の基準(主に内申点)を獲得している生徒は事実上無条件で合格になります。
むしろ、中学校としてはその基準に達していない生徒は受験させませんし、基準に達していない学校を受験させる場合には別途もう一校、基準が低い高校を受験させます。
なので、試験会場に行って、名前を書いてくることができれば合格です。
多くの高校に数千人ものの受験生が集まりますが、その大半が合格するでしょう。


② 不合格の可能性のある私立高校一般入試

まずは滝高校や東海高校といった難関高校です。
これは落ちます。むしろ内申点は重要な評価項目ではなく、実力で勝負です。このあたりの高校は滑り止めではなく、一次志望の高校として受験することがほとんどでしょう。

その他の学校で、基準に達していないものの挑戦する生徒も若干名ですが存在します。
不登校や長期入院やその他の都合で、実力のわりに内申点が足りてない生徒もいます。そういった生徒は、事前に中学校を通してその旨を高校に連絡した上で実力で合否判定をしてもらいます。
こうした生徒の合否に関しては高校側の裁量のさじ加減1つですので、合否がどちらに転ぶのかまったく読めません。受け入れる生徒枠の空きの都合も大きいでしょう。


なので、9割方の生徒にとって今回の私立入試はまだまだ本番とはいえません。
本当の勝負は公立高校入試になります。

2016年1月31日日曜日

学書セミナー「個別指導塾・個人塾にとって効果的なアクティブラーニングとは」

先週、学書のセミナーに行ってまいりました。

(こういうレポートは、当日すぐにアップした方が良いのですけど、不精していました;)

例によって学習塾コンサルティング会社を運営なさっている、中土井鉄信先生のお話をうかがってきました。

教材会社が教材展示会といっしょにセミナーを行ってくれることはよくあるのですが、中土井先生のセミナーは一味違います。中土井先生のセミナーと比べると、他のセミナーは「そんなん知ってるって、自治体とかの公式資料見りゃ分かるじゃん」というようなのが多いですね。

中土井先生のセミナーは多くの学習塾を見ているコンサルタントならではの視点で語られるため、たいへん勉強になります。


さて、
「アクティブラーニング」ですが、これは学習塾以上に、学校教育の現場でこれからより重視されていくキーワードになります。

これは生徒の能動的な学習を促すノウハウなのですが、文科省がアクティブラーニングを重視するようになった経緯や動向について分かりやすく解説していただいた上で、学習塾でアクティブラーニングを導入した場合の実例や注意事項を説明していただきました。

セミナーに伺う前から分かっていたことではありますが、直接的に当教室で真似させてもらえるようなことはあまりありませんでしたが、これからの学校教育を考える上でたいへん勉強になりました。

2016年1月12日火曜日

電柱建て替え中

現在、教室の近辺が区画整理中です。
土地が整理され、電柱なども建て替えています。

その影響で、ついさっきまで教室も停電していました。
灯りも付かず、暖房も付かず、暗くて寒い教室で事務仕事をするためのパソコンも動きません。
ふだんどれだけ電気のお世話になっているか身にしみました。



2016年1月10日日曜日

自ら学ぶ力

勉強が得意な生徒というのは共通して、「自ら学ぶ力」を持っているという特徴を持っています。

今日の自習室開放で、今も十数人の中3生が自習に来てくれていますが、当塾でも成績上位の子が中心になっています。

目標とする試験でどんな問題が出るのか
自分が何を学んだら良いのか
参考書や問題集をどう利用したら良いのか
学校や塾の先生をどう利用したら良いのか

勉強方法を自分で考えるからこそ、勉強が効率良くなっていきます。
こうしたことを自分なりに考えた上で勉強できる生徒が伸びていきます。


他塾では、テスト直前に追加の授業を取るように営業するところもあります。

ですが、当塾では原則的にテスト前に追加の授業をオススメするようなことはありません。
どうしてもと頼まれれば引き受けないわけでもないですが……

定期テスト直前になって「何を勉強したら良いのか分からない」「塾の先生の手伝いが必要」といっているようでは、指導に失敗していると言わざるをえません。
テスト直前には生徒が自分で何をやったら良いかが分かり、問題につまったときに質問する必要がある程度にはなっていて欲しいのです。またそうなるように指導しています。


とくに、定期テストというのは、多くの種類の試験の中でも対策がもっとも取りやすい試験です。
なにせテスト範囲がはっきりと決まっているのですから。
テスト範囲が広く広汎になるほど、生徒はどう対策をとったら分からなくなります。

対策の難しさ
易しい←                                                          →難しい
小テストなど < 定期テスト < 高校入試 < 大学入試 < 公務員試験、就職試験など

生徒たちは比較的対策のとりやすい試験から、自分で対策する力を身につけていくのです。

小学生の頃は小テストくらいしかありません。
それが中学になり定期テストが始まります。
中学後半には高校入試の対策を始め、
高校では入学直後から大学入試の対策を始めてゆくわけです。
公務員試験などの就職試験などでは、学力と同じくらいリテラシーなども求められます。


生徒たちが「自ら学ぶ力」を育む手助けをしていきたいと思っています。

だからこそ、塾では「ただ定期テストや入試で出題されやすい問題を生徒にやらせる」だけでなく、普段から「定期テストや入試でどのような問題が出題されるのかを説明したり、問題を解かせる意味を説明する」のです。
ただ与えられたものを消化するのではなく、自ら考えて学んでいってもらうことが必要なのです。

2016年1月9日土曜日

開校予定

1/10(日) 午後1時30分~7時 開校
1/11(祝) 午後1時30分~10時 開校

明日、日曜日は授業がありませんが、自習室対応のため上記の通り開校します。
月曜祝日は、いつもより少し早く開校します。授業は通常通り実施し、終業はいつもどおり10時です。


本日は定期テスト対策 ミニテストを実施しました。
中3生のみの実施です。

今回は入試直前の学年末で、テスト範囲も短くなっています。
そのため、実力問題の比重が多くなることが予測されます。

とはいえ、テスト範囲の演習が最重要なのは変わりません。今日は5教科のテスト範囲の頻出問題の演習を行って貰いました。

今回の学年末テストの結果次第で、最終的な内申点が決まります。
みんな必死です。












2016年1月8日金曜日

2016年1月7日木曜日

3学期開始!

中高生は本日で冬休みが終了し、明日は始業式です。

当教室も冬期講習は明日で終了です。
受験対策の講座などは本日で終了のため、受験対策講座や模試のために移動させていた座席が通常授業仕様に戻ります。

椅子や机を2階に運んだり、下ろしたりと重労働でしたが、とりあえず復帰!
まだ少し片付いてませんが;;






















もう少し、教室が広いとこのあたりの作業も楽になるのですけれども、家賃はとても安くしてもらっているので贅沢は言えませんね。


さて、

これから高3生は「センター試験」「個別試験」と続きます。

また中3生は、「実力テスト」「学年末テスト」「進路面談(最終)」が今月中にあります。

塾も精一杯フォローしていかなければなりません。

さて、当塾では、冬休みなどの長期休暇期間と通常時では指導内容が大きく異なり、通塾日程や扱う内容を変えています。


小中学生 通常授業時
・ 通塾日時 毎週決まった曜日の決まった時間
・ 学習内容 学校の予習 (定期テスト直前週のみ復習)

小中学生 講習授業時(夏期・冬期・春期)
・ 通常授業はストップ
・ 通塾日時 個別に設定
・ 学習内容 復習+(中3生は受験対策)

当塾や森塾、そのたの比較的新しい個別指導塾はだいたいこの形式をとっています。

明光義塾やITTO個別指導学園といった、比較的昔からある個別指導塾は講習期間も通常授業を同じように行って、講習授業は必要に応じて追加で受講するという形式のところもまだ若干残っていますが、だんだんと古いスタイルのところは減っているように思えます。


中3生については、明日または明後日に実力テストが実施されます。
多くの場合は、入試に近い模擬テストになるでしょう。
ですが、こちらが終わるとすぐに学年末テストです。学年末テストまでは、塾でも受験対策はいったんお休みして定期テストで点数を取る対策に力を入れるようになります。

通常授業ではすべての生徒がテスト範囲を冬休み前には終了してありますが、学年末テスト終了まではテスト範囲にもどって確認を行っていくことになります。

中1~2生は学年末テストまでまだ少し時間がありますね。

中3生 1月 スケジュール(平坂中の例)
1/8(金) 実力テスト
1/9(土) 定期テスト対策ミニテスト
1/14(木)~ 学年末テスト

学年末テストも例年より若干ですが早いようで、だいぶタイトなスケジュールです。

2016年1月5日火曜日

愛知全県模試中

現在、愛知全県模試を実施中です。
特に3年生は受験前最後の模試で否が応でも力が入りますね。

また、各中学校では休み明けの実力テストが実施される学校が多くなっています。実力テストでも入試を意識して、模試の類題が扱われることが多いようですね。

久々に教材以外の写真をUPしました。
このblogを開始した当初は教室の様子が分かるようになるべく写真をUPしようという志でしたが、教材以外の写真をUPするのはほとんど1年ぶりくらいでしょうか。
ついつい無精をしてしまっていけませんね。




こちら1階席ですが、2階の座席も満席状態です。

2016年1月3日日曜日

塾に通わずにできる受験対策 ~愛知県公立高校入試編~

冬休みもあと少し。受験向けた冬期講習もあと少しです。


けれど、ご家庭によっては、

・ 塾に通わせる費用を掛けたくない
・ 近隣に評判の良い塾がない

など、その他の利用で受験シーズンまっさかりのこの時期でも、お子様を学習塾に通わせていないご家庭もあるかと思います。

今日の記事では、市販の教材を購入してご家庭でできる受験対策について説明します。

まず、よくある間違った受験対策の事例として、



よくあるダメダメ受験対策 事例1
「○日でできる受験対策 数学」「2週間でマスター受験英語」などといったテキストを利用しての基礎の学習

受験対策向けのに薄めのテキストが何種類か市販されています。
特にこの手のテキストは、薄くて取っつきやすそうに見えるため、学力の低い生徒に人気ですが、基礎力のない生徒にはまったく向いていません。
この手のテキストはある程度の力がある生徒が一通り苦手単元がないか復習をするのには最適です。
苦手な教科、勉強に自信がない生徒は絶対に選んではいけません。



よくあるダメダメ受験対策 事例2
ベネッセの通信教育 進研ゼミ を利用しての受験対策

まず進研ゼミで利用される問題集全般は塾で働いている私たちから見ても良いものが多いです。
学習塾より低いなコストで、それなりの学習教材を提供するという意味で、私たち学習塾からすると手強いライバルです。

ただし、都道府県別の受験傾向に合わせた対策が十分かというと、ノーと言わざるを得ません。
進研ゼミでは都道府県別の出題傾向に合わせた問題集というものが送られてくるようですが、実のところ出題傾向に全くあっていません

たとえば、愛知県入試の数学では証明が穴埋めで出題されるとか、理科や社会では記述の問題が少なく思考力が問われる選択問題が多いとか、英語の英作文は長文の中の穴埋めで出題されるとか、そう言った出題形式を全く無視されてしまっているのです。
おそらく、英作文が出題されるということであれば、その英作文の具体的な内容は無視してただ英作文というだけで全国の入試か顧問から英作文問題をピックアップして問題集に載せているのでしょう。
これでは出題傾向に合わせているとはとてもいえませんね。

ゼミでは過去問集も郵送してくれていてこれは役に立ちますが、これは市販されている問題集を利用しても同じですね。



ダメだしばかりしましたが、
それでもご家庭で対策する方法はちゃんとあります。


まずは、過去問題集です。



オススメ 受験対策用教材
過去問題集

amazonで購入
愛知県公立高校入試問題 28年度用 1028円(冊子タイプ)
愛知県公立高等学校 2016年度受験用赤本 1000円(冊子タイプ)
愛知県公立高等学校(A・B)過去入試問題集平成28年春受験用 918円(バラタイプ)

どれもとても安い上に、3~5年分掲載とボリュームもばっちりです。
とくに上の2つがオススメです。
バラタイプは入試本番に近い形式ですが、おそろしく扱いづらいです。

とりあえず受験傾向、出題形式を知らなければ始まりません。
受験傾向を把握して、自分でできる対策を考えましょう。
基礎ができていなくて、過去問での勉強では難しすぎるという生徒も、点数の取りやすい問題を取捨選択する訓練をして、易しい問題だけしっかりと練習しましょう。


ここから先は生徒の学習状況によって対策が変わります。


基礎の出来ていない生徒の対策

基礎が出来ていない生徒・学力が低い生徒は特に新しく問題集や参考書を購入する必要はありません。中学校でまとめて購入するテキストで十分です。
市販のテキストの中には多少はできの良いものがありますが、まずは一冊をきちんと使いこなすことの方が得点力向上のためには大切です。
なお、西尾市の近隣の中学校では「新研究」という分厚いテキストを受験対策用ということで購入していますが、他の市町村でも同様のテキストを購入しているはずです。

ただ、こうした中学校で購入のテキストは易しい問題から難しい問題まで満遍なく載っているテキストで、すべてをしっかり演習しようとすると、低学力層には無理があります。
また、愛知県の受験傾向に対応したテキストというわけでもありません。
なので、自分で過去問と見比べて受験に向けて身につけたい単元を、自分のレベルに合わせて挑戦していきましょう。

中学校で購入するテキストではなく、市販のテキストでも構いませんが、テキスト選びのポイントとして、

1.薄っぺらなものは避けて、ボリュームのあるものを選ぶ
  (全部やりきれなくてもOK、必要な部分のみを使う)

2.参考書兼問題集となっているものを利用する
  (自分で学習するには、参考書部分がすぐ隣についていることが好ましい)

というところでしょうか。




基礎はしっかりとできている生徒の対策

基礎がきちんと身に付いている生徒はできるだけ入試本番に近い問題で演習を重ねましょう。
過去問集でももちろん良いですが、愛知県入試を模した問題集はたくさん発売されています。

amazonで購入
愛知県公立高校入試予想問題平成28年春受験用 1296円 
愛知県公立高等学校 予想テスト2016年度受験用赤本 1620円
愛知県公立高校入試予想問題集 改訂第2版 (秀英BOOKS)1296円

この当たりの問題集は安い上に、愛知県の入試傾向にぴったりあっています。
難しい問題も多いですが、しっかりと練習できます。

ただ、一部に愛知県向けと書いておきながら、まったく受験傾向にあってないものも多く販売されています。

愛知県の名前が入っているのに愛知県の入試傾向にあっていないテキスト
普通のテストとしては良いのかもしれませんが、受験対策にはなりません。
× 志望校合格判定テスト最終確認平成28年春愛知県公立高校受験 1200円 
× 志望校合格判定テスト実力判断平成28年春愛知県公立高校受験 1200円(夏用)
× 愛知県高校入試模擬テスト 28年春受験用 各教科324円


塾に通っている生徒は、もう少し出来の良いテキストが豊富にあります。塾経由でより良い塾専用教材があります。
同業者向けの参考までに

学悠出版
公立高校完全演習
公立高校完全演習 SUMMUR
入試対策模擬試験6回

学書
愛知県版入試6回

とくに学悠出版のテキストは、愛知全県模試を作っている業者だけあって、内容面ではずば抜けて優秀です。このあたりと比べると、市販で購入できるテキストは若干見劣りがしてしまいます。



ただし、以上はあくまで愛知県の受験形式に対応したテキストです。
別の都道府県になりますと、まったく状況が異なります。私も若干でしたら他の都道府県の事情も分かりますが、やはり現地で教えている先生の方がずっと詳しいでしょう。