2016年1月31日日曜日

学書セミナー「個別指導塾・個人塾にとって効果的なアクティブラーニングとは」

先週、学書のセミナーに行ってまいりました。

(こういうレポートは、当日すぐにアップした方が良いのですけど、不精していました;)

例によって学習塾コンサルティング会社を運営なさっている、中土井鉄信先生のお話をうかがってきました。

教材会社が教材展示会といっしょにセミナーを行ってくれることはよくあるのですが、中土井先生のセミナーは一味違います。中土井先生のセミナーと比べると、他のセミナーは「そんなん知ってるって、自治体とかの公式資料見りゃ分かるじゃん」というようなのが多いですね。

中土井先生のセミナーは多くの学習塾を見ているコンサルタントならではの視点で語られるため、たいへん勉強になります。


さて、
「アクティブラーニング」ですが、これは学習塾以上に、学校教育の現場でこれからより重視されていくキーワードになります。

これは生徒の能動的な学習を促すノウハウなのですが、文科省がアクティブラーニングを重視するようになった経緯や動向について分かりやすく解説していただいた上で、学習塾でアクティブラーニングを導入した場合の実例や注意事項を説明していただきました。

セミナーに伺う前から分かっていたことではありますが、直接的に当教室で真似させてもらえるようなことはあまりありませんでしたが、これからの学校教育を考える上でたいへん勉強になりました。

2016年1月12日火曜日

電柱建て替え中

現在、教室の近辺が区画整理中です。
土地が整理され、電柱なども建て替えています。

その影響で、ついさっきまで教室も停電していました。
灯りも付かず、暖房も付かず、暗くて寒い教室で事務仕事をするためのパソコンも動きません。
ふだんどれだけ電気のお世話になっているか身にしみました。



2016年1月10日日曜日

自ら学ぶ力

勉強が得意な生徒というのは共通して、「自ら学ぶ力」を持っているという特徴を持っています。

今日の自習室開放で、今も十数人の中3生が自習に来てくれていますが、当塾でも成績上位の子が中心になっています。

目標とする試験でどんな問題が出るのか
自分が何を学んだら良いのか
参考書や問題集をどう利用したら良いのか
学校や塾の先生をどう利用したら良いのか

勉強方法を自分で考えるからこそ、勉強が効率良くなっていきます。
こうしたことを自分なりに考えた上で勉強できる生徒が伸びていきます。


他塾では、テスト直前に追加の授業を取るように営業するところもあります。

ですが、当塾では原則的にテスト前に追加の授業をオススメするようなことはありません。
どうしてもと頼まれれば引き受けないわけでもないですが……

定期テスト直前になって「何を勉強したら良いのか分からない」「塾の先生の手伝いが必要」といっているようでは、指導に失敗していると言わざるをえません。
テスト直前には生徒が自分で何をやったら良いかが分かり、問題につまったときに質問する必要がある程度にはなっていて欲しいのです。またそうなるように指導しています。


とくに、定期テストというのは、多くの種類の試験の中でも対策がもっとも取りやすい試験です。
なにせテスト範囲がはっきりと決まっているのですから。
テスト範囲が広く広汎になるほど、生徒はどう対策をとったら分からなくなります。

対策の難しさ
易しい←                                                          →難しい
小テストなど < 定期テスト < 高校入試 < 大学入試 < 公務員試験、就職試験など

生徒たちは比較的対策のとりやすい試験から、自分で対策する力を身につけていくのです。

小学生の頃は小テストくらいしかありません。
それが中学になり定期テストが始まります。
中学後半には高校入試の対策を始め、
高校では入学直後から大学入試の対策を始めてゆくわけです。
公務員試験などの就職試験などでは、学力と同じくらいリテラシーなども求められます。


生徒たちが「自ら学ぶ力」を育む手助けをしていきたいと思っています。

だからこそ、塾では「ただ定期テストや入試で出題されやすい問題を生徒にやらせる」だけでなく、普段から「定期テストや入試でどのような問題が出題されるのかを説明したり、問題を解かせる意味を説明する」のです。
ただ与えられたものを消化するのではなく、自ら考えて学んでいってもらうことが必要なのです。

2016年1月9日土曜日

開校予定

1/10(日) 午後1時30分~7時 開校
1/11(祝) 午後1時30分~10時 開校

明日、日曜日は授業がありませんが、自習室対応のため上記の通り開校します。
月曜祝日は、いつもより少し早く開校します。授業は通常通り実施し、終業はいつもどおり10時です。


本日は定期テスト対策 ミニテストを実施しました。
中3生のみの実施です。

今回は入試直前の学年末で、テスト範囲も短くなっています。
そのため、実力問題の比重が多くなることが予測されます。

とはいえ、テスト範囲の演習が最重要なのは変わりません。今日は5教科のテスト範囲の頻出問題の演習を行って貰いました。

今回の学年末テストの結果次第で、最終的な内申点が決まります。
みんな必死です。












2016年1月8日金曜日

2016年1月7日木曜日

3学期開始!

中高生は本日で冬休みが終了し、明日は始業式です。

当教室も冬期講習は明日で終了です。
受験対策の講座などは本日で終了のため、受験対策講座や模試のために移動させていた座席が通常授業仕様に戻ります。

椅子や机を2階に運んだり、下ろしたりと重労働でしたが、とりあえず復帰!
まだ少し片付いてませんが;;






















もう少し、教室が広いとこのあたりの作業も楽になるのですけれども、家賃はとても安くしてもらっているので贅沢は言えませんね。


さて、

これから高3生は「センター試験」「個別試験」と続きます。

また中3生は、「実力テスト」「学年末テスト」「進路面談(最終)」が今月中にあります。

塾も精一杯フォローしていかなければなりません。

さて、当塾では、冬休みなどの長期休暇期間と通常時では指導内容が大きく異なり、通塾日程や扱う内容を変えています。


小中学生 通常授業時
・ 通塾日時 毎週決まった曜日の決まった時間
・ 学習内容 学校の予習 (定期テスト直前週のみ復習)

小中学生 講習授業時(夏期・冬期・春期)
・ 通常授業はストップ
・ 通塾日時 個別に設定
・ 学習内容 復習+(中3生は受験対策)

当塾や森塾、そのたの比較的新しい個別指導塾はだいたいこの形式をとっています。

明光義塾やITTO個別指導学園といった、比較的昔からある個別指導塾は講習期間も通常授業を同じように行って、講習授業は必要に応じて追加で受講するという形式のところもまだ若干残っていますが、だんだんと古いスタイルのところは減っているように思えます。


中3生については、明日または明後日に実力テストが実施されます。
多くの場合は、入試に近い模擬テストになるでしょう。
ですが、こちらが終わるとすぐに学年末テストです。学年末テストまでは、塾でも受験対策はいったんお休みして定期テストで点数を取る対策に力を入れるようになります。

通常授業ではすべての生徒がテスト範囲を冬休み前には終了してありますが、学年末テスト終了まではテスト範囲にもどって確認を行っていくことになります。

中1~2生は学年末テストまでまだ少し時間がありますね。

中3生 1月 スケジュール(平坂中の例)
1/8(金) 実力テスト
1/9(土) 定期テスト対策ミニテスト
1/14(木)~ 学年末テスト

学年末テストも例年より若干ですが早いようで、だいぶタイトなスケジュールです。

2016年1月5日火曜日

愛知全県模試中

現在、愛知全県模試を実施中です。
特に3年生は受験前最後の模試で否が応でも力が入りますね。

また、各中学校では休み明けの実力テストが実施される学校が多くなっています。実力テストでも入試を意識して、模試の類題が扱われることが多いようですね。

久々に教材以外の写真をUPしました。
このblogを開始した当初は教室の様子が分かるようになるべく写真をUPしようという志でしたが、教材以外の写真をUPするのはほとんど1年ぶりくらいでしょうか。
ついつい無精をしてしまっていけませんね。




こちら1階席ですが、2階の座席も満席状態です。

2016年1月3日日曜日

塾に通わずにできる受験対策 ~愛知県公立高校入試編~

冬休みもあと少し。受験向けた冬期講習もあと少しです。


けれど、ご家庭によっては、

・ 塾に通わせる費用を掛けたくない
・ 近隣に評判の良い塾がない

など、その他の利用で受験シーズンまっさかりのこの時期でも、お子様を学習塾に通わせていないご家庭もあるかと思います。

今日の記事では、市販の教材を購入してご家庭でできる受験対策について説明します。

まず、よくある間違った受験対策の事例として、



よくあるダメダメ受験対策 事例1
「○日でできる受験対策 数学」「2週間でマスター受験英語」などといったテキストを利用しての基礎の学習

受験対策向けのに薄めのテキストが何種類か市販されています。
特にこの手のテキストは、薄くて取っつきやすそうに見えるため、学力の低い生徒に人気ですが、基礎力のない生徒にはまったく向いていません。
この手のテキストはある程度の力がある生徒が一通り苦手単元がないか復習をするのには最適です。
苦手な教科、勉強に自信がない生徒は絶対に選んではいけません。



よくあるダメダメ受験対策 事例2
ベネッセの通信教育 進研ゼミ を利用しての受験対策

まず進研ゼミで利用される問題集全般は塾で働いている私たちから見ても良いものが多いです。
学習塾より低いなコストで、それなりの学習教材を提供するという意味で、私たち学習塾からすると手強いライバルです。

ただし、都道府県別の受験傾向に合わせた対策が十分かというと、ノーと言わざるを得ません。
進研ゼミでは都道府県別の出題傾向に合わせた問題集というものが送られてくるようですが、実のところ出題傾向に全くあっていません

たとえば、愛知県入試の数学では証明が穴埋めで出題されるとか、理科や社会では記述の問題が少なく思考力が問われる選択問題が多いとか、英語の英作文は長文の中の穴埋めで出題されるとか、そう言った出題形式を全く無視されてしまっているのです。
おそらく、英作文が出題されるということであれば、その英作文の具体的な内容は無視してただ英作文というだけで全国の入試か顧問から英作文問題をピックアップして問題集に載せているのでしょう。
これでは出題傾向に合わせているとはとてもいえませんね。

ゼミでは過去問集も郵送してくれていてこれは役に立ちますが、これは市販されている問題集を利用しても同じですね。



ダメだしばかりしましたが、
それでもご家庭で対策する方法はちゃんとあります。


まずは、過去問題集です。



オススメ 受験対策用教材
過去問題集

amazonで購入
愛知県公立高校入試問題 28年度用 1028円(冊子タイプ)
愛知県公立高等学校 2016年度受験用赤本 1000円(冊子タイプ)
愛知県公立高等学校(A・B)過去入試問題集平成28年春受験用 918円(バラタイプ)

どれもとても安い上に、3~5年分掲載とボリュームもばっちりです。
とくに上の2つがオススメです。
バラタイプは入試本番に近い形式ですが、おそろしく扱いづらいです。

とりあえず受験傾向、出題形式を知らなければ始まりません。
受験傾向を把握して、自分でできる対策を考えましょう。
基礎ができていなくて、過去問での勉強では難しすぎるという生徒も、点数の取りやすい問題を取捨選択する訓練をして、易しい問題だけしっかりと練習しましょう。


ここから先は生徒の学習状況によって対策が変わります。


基礎の出来ていない生徒の対策

基礎が出来ていない生徒・学力が低い生徒は特に新しく問題集や参考書を購入する必要はありません。中学校でまとめて購入するテキストで十分です。
市販のテキストの中には多少はできの良いものがありますが、まずは一冊をきちんと使いこなすことの方が得点力向上のためには大切です。
なお、西尾市の近隣の中学校では「新研究」という分厚いテキストを受験対策用ということで購入していますが、他の市町村でも同様のテキストを購入しているはずです。

ただ、こうした中学校で購入のテキストは易しい問題から難しい問題まで満遍なく載っているテキストで、すべてをしっかり演習しようとすると、低学力層には無理があります。
また、愛知県の受験傾向に対応したテキストというわけでもありません。
なので、自分で過去問と見比べて受験に向けて身につけたい単元を、自分のレベルに合わせて挑戦していきましょう。

中学校で購入するテキストではなく、市販のテキストでも構いませんが、テキスト選びのポイントとして、

1.薄っぺらなものは避けて、ボリュームのあるものを選ぶ
  (全部やりきれなくてもOK、必要な部分のみを使う)

2.参考書兼問題集となっているものを利用する
  (自分で学習するには、参考書部分がすぐ隣についていることが好ましい)

というところでしょうか。




基礎はしっかりとできている生徒の対策

基礎がきちんと身に付いている生徒はできるだけ入試本番に近い問題で演習を重ねましょう。
過去問集でももちろん良いですが、愛知県入試を模した問題集はたくさん発売されています。

amazonで購入
愛知県公立高校入試予想問題平成28年春受験用 1296円 
愛知県公立高等学校 予想テスト2016年度受験用赤本 1620円
愛知県公立高校入試予想問題集 改訂第2版 (秀英BOOKS)1296円

この当たりの問題集は安い上に、愛知県の入試傾向にぴったりあっています。
難しい問題も多いですが、しっかりと練習できます。

ただ、一部に愛知県向けと書いておきながら、まったく受験傾向にあってないものも多く販売されています。

愛知県の名前が入っているのに愛知県の入試傾向にあっていないテキスト
普通のテストとしては良いのかもしれませんが、受験対策にはなりません。
× 志望校合格判定テスト最終確認平成28年春愛知県公立高校受験 1200円 
× 志望校合格判定テスト実力判断平成28年春愛知県公立高校受験 1200円(夏用)
× 愛知県高校入試模擬テスト 28年春受験用 各教科324円


塾に通っている生徒は、もう少し出来の良いテキストが豊富にあります。塾経由でより良い塾専用教材があります。
同業者向けの参考までに

学悠出版
公立高校完全演習
公立高校完全演習 SUMMUR
入試対策模擬試験6回

学書
愛知県版入試6回

とくに学悠出版のテキストは、愛知全県模試を作っている業者だけあって、内容面ではずば抜けて優秀です。このあたりと比べると、市販で購入できるテキストは若干見劣りがしてしまいます。



ただし、以上はあくまで愛知県の受験形式に対応したテキストです。
別の都道府県になりますと、まったく状況が異なります。私も若干でしたら他の都道府県の事情も分かりますが、やはり現地で教えている先生の方がずっと詳しいでしょう。