2016年3月7日月曜日

愛知県公立高校入試 A日程 出題予想

公立高校入試中ナウ。
本日、B日程の筆記試験がまず終了しました。

入試直前で忙しく、blog記事が連載途中で滞っています(滝汗

愛知県の公立入試はB日程で出題された内容から、A日程の問題がある程度予測できるようになっています。

佐鳴予備さんなども、毎回出題予想を出してくれていますが、実のところどうして予想できるかというとタネがあるのですよね。

というわけで、大手の佐鳴さんほど迅速にとはいけませんが、遅い分少しだけ詳細な出題予想を少々。


PDF版でダウンロード

また明日から、この出題予想を踏まえた対策プリントを用意しています。
(今まさにコピーしている真っ最中です。コピー機の待ち時間を利用して、blogに転載中なのです)
直前での対策が効率的なポイントのみを配布します。
※ ただし塾生に限る
面接試験が終わったら、塾生のみなさんは教室に来てくださいね。

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国語

大問1・2 現代文
「小説」+「説明・論説文」で出題されるでしょう。

予想の根拠と対策
毎年、現代文では「小説」1題、「随筆」1題、「説明・論説文」2題が出題されます。B日程では「随筆」1題、「説明・論説文」が出題されたため、残りが出題されるでしょう。
かといって、何か直前でとりわけ効果的な対策できるわけでもないので、心の準備だけしておこう

大問3 漢字
「書き」2問+「特殊問題(四字熟語・漢字の構成・語句など)」2問で出題されるでしょう。

予想の根拠と対策
近年、ABの片方は「書き」2問+「読み」2問で出題され、もう片方は「書き」2問+「特殊問題」2問で出題されます。B日程で「読み」が出題されたため、三文字熟語・四字熟語や漢字の構成などを問う問題が出題されます。
ことわざ、「四字熟語」「~性、~的などの三字熟語」の見直し、「音訓の区別や重箱読み」、「熟語の成り立ち」などがあやしい場合は勉強しなおしておこう。
体の一部を使った慣用句なども出題されやすいでしょう。
対策プリントがあります。

大問4 古典
漢文が出る率0%、古典(日本の古文)でほぼ確定

予想の根拠と対策
2年(4回)に1度程度、漢文の出題になります。B日程で漢文が出題されたため、A日程は古文(日本の古典)でほぼ確定です。


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理科

小問集合 大問1・6 4題
予想できない。バラバラに出題。

予想の根拠と対策
ここの予想は無理/A日程で出た単元でも出題されることがある

大問2~5 物理・化学・生物・地学×各4題
まだ未出の出題範囲から出題される。

予想の根拠と対策
以下の単元から出題される。×印は、B日程で出たため出題されにくい。
化学は2年分野の酸化還元や1年分野の蒸留などは確認しておきたい。物理は電磁気を押さえよう。
  物理 化学 生物 地学
1年内容 音・光・力 物質と状態変化 植物 大地
2年内容 電流・電磁気 化学反応と質量 ×動物・人 ×天気
3年内容 ×運動・エネルギー ×イオン・酸アルカリ 遺伝・生態系 天体
各単元の基礎知識を整理した対策プリントがあります。


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数学

大問1 計算+簡単な小問
解の公式を使わない2次方程式の計算が出る率98%

予想の根拠と対策
大問1は7題構成。B日程は計算のみだったが、A日程では記号で選択する易しめの問題も1題入る可能性も高い。
2次方程式は、B日程で解の公式を利用したので、A日程では出にくい。「因数分解」を利用した解法と、「平方」を利用した解法を確認しておこう。
対策プリントがあります。

その他
証明は図形の証明の可能性大、資料の整理からの出題可能性大 …… だが確実な予想ではない

予想の根拠と対策
証明問題はB日程では図形ではなく文字式の証明が出題されたため、A日程では図形の証明が出題される可能性が高い。問題文から自分で簡単に図を書く練習をしておこう。「三角形の合同条件(直角三角形を含む)」「平行四辺形になる条件」などは確認しておきたい。
近年出題が多い「資料の整理」からの出題がB日程にはない。「ヒストグラム、中央値、最頻値、平均値」などは確認しておこう。
「整数をかけて平方数にする問題」など「整数の性質」を利用した問題なども出題されていないので、若干A日程での出題の可能性が高くなっている。
グラフ作図の問題はB日程では「速さ」の問題が出題された。A日程では「図形上の動点と面積」「容器のなかの水の体積」の問題などを練習しておこう。
「受験対策講座」で用いた「公立高校完全演習」の中から、出題予想にあった問題を解き直しておきましょう。

図形
円周角などが出る可能性大 …… だが確実な予想ではない

予想の根拠と対策
円周角はB日程ではは利用しなかった。円周角の問題が出題される可能性が高い。また、まだ出題されていない「球の体積、表面積」「相似と体積比」の問題なども出題される可能性が若干高くなった。
具体的な出題予想としては、「容器を傾けて水の容積を問う問題」「平行線を利用した三角形の等積変形」「柱やすいなどに内接する球体」などは要注意である。
「受験対策講座」で用いた「公立高校完全演習」の中から、出題予想にあった問題を解き直しておきましょう。



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英語

文法事項
「従属接続詞」「比較と最上級」などが出題されるかも …… だが確実な予想ではない

予想の根拠と対策
「because, when, if, that などの接続詞」「比較、最上級」「不定詞の形容詞的用法」などは頻出だが、A日程ではまだ出ていない。不安のある生徒は対策しておこう。
動詞の不規則変化などはB日程でも出題されているが、A日程でも高い確率で出題される。


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社会

歴史 大問1・2 7題
昭和(戦前・戦中・戦後)が出そう …… だが確実な予想ではない

予想の根拠と対策
B日程で頻出の「幕末~明治維新」「昭和史(戦前・戦中・戦後)」の出題が無かったため、A日程での出題可能性は高い。
また近年、歴史をまたいだ総合的な理解力を問われるようになってきているので、「平安」「鎌倉」「室町」などを中心に「農村史」や「文化史」なども見直しておきたい。

日本地理 大問3 4題
関西以外の地域から出題されやすい。

予想の根拠と対策
地域別問題が出題される場合は、A日程はB日程とは別の地域が出題される。A日程の関西以外からの出題。
時事のからみで沖縄の出題の可能性も若干高い。
地形図の読み取りの出題の可能性も高い。「地図記号」「扇状地・三角州」「等高線」「距離の計算」「方角」などは確認しておこう。
対策プリントがあります。

世界地理 大問4 2題
貿易関連の出題が予想される

予想の根拠と対策
近年の時事とのからみで、貿易についての出題の可能性が高い。また、時差の計算が未出なので確認しておこう。
対策プリントがあります。

公民 大問5・6 7題
円周角などが出る可能性大 …… だが確実な予想ではない

予想の根拠と対策
A日程では、「日本国憲法と基本的人権」「三権分立(内閣と裁判所)」「国際社会」にからんだ出題が少ないためB日程では出題されやすい。「地方自治」なども可能性が高め。
対策プリントがあります。


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英語の大問2の長文ですが、どこかで読んだ記憶があるのですよね。おそらく原典が同じということなのでしょうが...
うーん、どの問題集だったか思い出せぬー