2019年9月25日水曜日

定期テストと、入試

西尾市内は定期テストの日程がやや独特で、現在ほとんどの中学校が定期テストの最中です。
10年くらい前まで、西尾市内の中学校で前後期制を敷いていた影響のようです。

また、夏休みに実施した愛知全県模試の結果が帰ってきており、成績表を返却している最中です。
今回は調子が良かった生徒が多いようで、特に数学の出来が良い生徒が多かったようです。


さて、愛知県公立高校入試は、主に内申点と5教科の筆記試験で合否を決めます。
そして、内申点を決めるもっとも大きな要素が定期テストです。

しかし、入試の筆記試験と定期テストでは、出題のタイプが大きく異なります。
塾ではこれらをバランス良く対策する必要があります。


定期テスト
・生徒が期間中にしっかり勉強が出来ているかを試すテスト
・テストを通じて、単元の復習をさせ定着させる意図がある
・問題数が多い
・出題範囲が狭い
・易しめの問題が多い
・平均点が高い
・担当の先生によって、問題の出題傾向が大きく変わる

入試(筆記試験)
・生徒の能力を総合的に測るためのテスト
・問題数が狭い
・全範囲からの出題
・思考力、判断力、表現力の問われる問題が多い
・平均点が低い
・毎年、ほぼ同じ形式での出題

また志望する高校や生徒の学力レベルによって、どこに力を入れて指導するかも変わります。

2019年8月23日金曜日

愛知県公立高校入試 合格ボーダー

学悠出版様が主催する愛知全県模試から、昨年2019度の合否の追跡調査結果が届きました。
詳しいデータをそのまま転載することはできませんが、昨年2019年度は西尾市周辺の高校はボーダーが上がり気味の厳し目の入試であったようです。
当塾の生徒の合否結果から、例年なみか少しボーダーが下がったのではないかと予想していましたが、より多くのデータから判断すると難化したと考えて間違いなさそうです。

上記の画像は、愛知県公立高校の一般入試の合否の仕組みについて説明したものになります。
グラフからわかるように、愛知県公立高校一般入試では内申点のある一定の基準を超えると格段に合格が有利になるラインがあります。
このラインをここでは、内申点の「合格有利ライン」と呼びましょう。

この合格有利ラインは、例えば西尾市の地域トップ校である西尾高校では内申点37くらいの年度が多いです。
しかし、2019年度の合否追跡調査から判断すると、2019年度の西尾高校は内申点39が合格有利ラインであったようです。
そのほか、学校によって例年なみか、例年より若干厳しくなった高校が多くなっています。

当教室からは、昨年度は内申点37で西尾高校に合格してくれた生徒が2名ほどいましたが、順当な結果だと思っていたのですが、内申点の不利を覆しての逆転合格であったことがここで判明しました。

今年2020年度のボーダーがどうなるのか。
その予測はかなり難しいですが、愛知県の教育委員会が中学生の志願状況などを2学期以降に逐次公表してくれています。そのあたりの情報をもとに予測をつけ、生徒の進路指導に活かしていくことになります。

2019年8月18日日曜日

どうして合格ボーダーが上がったのか

昨日、愛知県内の大学の合格ボーダーが大きく上がったことを説明しました。
しかし、なぜこのような変化が起きたのでしょうか。
予想でしかありませんが、いくつか理由は推測できます。

1.愛知県を中心とした中京工業地帯の活性化
県民1人あたりのGDPが愛知県が大阪を抜いて2位になったというニュースは耳に新しいです。また景気の良い自治体ランキングでも、上位はほとんどが関東と愛知県の都道府県が締めています。
その結果、若い世代を中心に愛知県に人口が移動し、また大学卒業後の就職を有利に進めたいという意図のもと愛知県の大学に人気が集まったのではないかという推測はしやすいところです。

2.大学受験改革に対する不安による生徒の動向の変化、および愛知県民の保守的な国民性
これは愛知県に限りませんが、大学受験の制度改革が進んでいます。
そのことに対して、生徒や保護者が過剰に反応した結果、受験同行がなんらかの影響を与えた可能性は高そうです。
(高そうですが、どういう影響になるのかを分析するのは難しいでしょう。。)
今後、センター試験から共通テストに移り変わることで、より大きな変化の可能性もあります。
また、愛知県は全国の都道府県と比べても保守的な性質を持つと言われています。
守りに入ることで、県外の難関大を受験するのではなく、県内の私立を受験しようと考えるようになったのかもしれません。

上位校よりも中堅校を中心にボーダーが上がっています。
これは、統計的には当たり前のことです。
中堅校は上位の学校のボーダーが上がれば、その影響をトコロテン式に受けていくことになりますので、その結果地域のトップ校やそれに近い学校はボーダーの変化は少なくなります。

生徒は、
「私が受験するときだけボーダーが下がって、来年からまた上がれば良いのに」
と言いますが、
なかなか思うようにはいきません(笑

2019年8月17日土曜日

大学受験校選びと合格ボーダー

大学の受験方式や、合格のボーダーなどは受験年度によって変化があります。
毎年すべての大学をというわけにはいきませんが、2年ぶりに県内の大学を中心に大学の受験方式、受験科目、合格ボーダーを一覧にして整理しなおしました。
受験方式については、各大学の要項が一部を除いて7月頃には出揃いましたので、公式ページを、合格ボーダーについてはもっとも信頼できるデータを持つ河合塾の予想を利用させてもらいました。



作業が多くて心が折れそうでしたが、夏休み中に進路指導に利用したかったので、お盆休み中にがんばりました(w)

2019年度の受験結果が出た段階で薄々わかっていたことではありますが、愛知県内の大学のボーダーは全体的に大きく上がっています。

名古屋大学などの国公立大学などは、上がってる学部の方も多いけど下がってるところもあるし、全体的にやや難化傾向かなあ。くらいですんでいるのですが、中堅から下位の私立を中心に大きく合格予想ボーダーが上がっています。

大きくあがっているところをあげると、メインとなる受験方式だけでも、

名城大学 人間学部
2年前 偏差値47.5
本年度 偏差値52.5


中京大学 法学部
2年前 偏差値47.5
本年度 偏差値55.0


愛知学院大学 薬学部
2年前 偏差値40.0
本年度 偏差値47.5


中部大学 人文学部英米文化
2年前 偏差値40.0
本年度 偏差値45.0


名古屋学芸大学 メディア造形学部映像メディア
2年前 偏差値42.5
本年度 偏差値52.5


椙山女学園大学 人間関係学部
2年前 偏差値37.5
本年度 偏差値47.5


金城学院大学 薬学部
2年前 偏差値45.0
本年度 偏差値50.0


名古屋学院大学 現代社会学部
2年前 偏差値35.0
本年度 偏差値45.0


名古屋学院大学 リハビリ学部
2年前 偏差値BF
本年度 偏差値52.5


以上は ほんの一例で、より偏差値が乱高下しやすい募集人数が少ない受験方式では、もっと大きく上がっているところも少なくありません。河合塾の偏差値にして12.5以上上がっている受験方式もありました。

全体的には、河合塾偏差値で県内の私立大学では2.5~5.0程度上がっている場合でもっとも平均的なところでしょう。
整理してみると、ボーダーの変化にいくらかの傾向も見えます。

2019年8月9日金曜日

お盆休校

現在、教室では夏期講習の実施中です。
今年は例年よりも暑い日が続いており、生徒たちもたいへんです。
塾での勉強はまだ冷房も入っていますが、毎日運動部で汗を流している生徒もいます。

お盆休校 8月12日(月)~16日(金)

以上、お盆の5日間、教室を休ませていただきます。
17日(土)から31(土)までは休みなく、午後1時からの開校になります。

2019年7月28日日曜日

夏期講習中

現在、当教室では夏期講習に入りました。

夏期講習の1週目は、

受験ガイダンス(中3生向けガイダンス)
単語特訓(英単語の特訓)
理科特訓 & 社会特訓
宿題XDay

といったイベントごとを主に実施し、だいたい終了しました。
個別の1人1人にあわせたメインとなる講習授業はここからが本番です。

イベントごととしては、

8/5~ 中3受験対策講座(愛知県公立高校一般入試対策)
8/24 愛知全県模試

が残されています。

夏期講習中は通常は15:00開校のところを、13:00開校になります。
日曜日も開校しますが、お盆の12日から16日まではお休みをいただく予定になっております。

2019年7月21日日曜日

夏休みは復習のチャンス!

夏休みが始まりました。
夏休みは、一年で最大の復習のチャンスです。

ふだんの学期中は、学校の授業の予習復習に追われてしまいますが、長期休暇中は授業がありませんので、大幅に振り返っての復習や受験対策などが行いやすいです。

当教室でも、夏休みは最重要課題は復習です。

1.重要単元順にテストを実施する
2.ミスが有った単元、解けなかった単元だけ授業をして、対策する

大雑把にいって、およそ以上のような段取りで効率良く弱点を克服していきます。

普段の授業は予習を基本としています。
成績を上げていくためには、まず学校の授業をよく理解できる状況を作り、学校の授業を効率化することがもっとも大切だからです。)

2019年7月19日金曜日

SSS進学教室 刈谷小垣江教室 開校!

SSS進学教室 刈谷小垣江教室が開校予定です。
愛知県では15番目のSSS進学教室になります。

まだ現地は空き地しかありませんが、今年の10月には建物が立って開校予定です。

刈谷小垣江教室のブログ


2019年7月17日水曜日

ブログトップ画像を変更しました!

建物の改装にあわせて、トップ画像を変更しました。
もう少しで夏休みです。
当教室でも、夏期講習を実施して、受験生を対象には受験対策の講座なども開校していきます。よろしくおねがいいたします。

旧トップ画像(2012年撮影)

2019年7月9日火曜日

劇的!?びふぉああふたー

外壁の改装工事が終わりました。
すっかり見違えるようにきれいになりましたが、見た目だけでなく、天井や外壁の間に断熱材を入れてもらっていますので、冷暖房の効率の向上にも期待です。




2019年6月25日火曜日

共通テスト

大学入試制度改革が進んでいます。

2021年度、現在の高校2年生からセンター試験から共通テストに移り変わり、英語の民間試験を利用し4技能の検定を導入するなど、大きく移り変わっていきます。

その中でも共通テストでどのような問題が出題されるかが、おおよそ分かってきました。

参考文献


共通テスト スマート対策 国語現代文






問題を見ていきますと、大方で言われているように「知識」を問う問題が減って、「思考力」を問う問題が増えています。

ただし、ここでいう「思考力」というのはどちらかといえば、学術的考察力というよりは社会人として当たり前に求められる洞察力や文章読解の能力のように思えます。
難関大学を目指し、将来は研究職などを目指している生徒にとってはむしろ簡単だと感じられる問題が多いように思えます。
逆に単純な丸覚え学習ばかりを積み重ねて、考える力を養ってきていない生徒にとっては辛い試験になるでしょう。

大学進学率が上がり、研究者や技術者志望の限られた人ばかりではなく、当たり前の会社員になる人々に大卒の学歴が求められる今の日本の現状に合致した試験になっているように思えます。
研究者の排出を目的とするような難関大学での試験としては、あまりふさわしくないようにも思えます。そうした大学ではますます2次試験を重視した配点になっていくのかもしれませんね。


共通テストの問題が判明してきましたが、各大学が共通テストをどう利用し、これまでとどう変わっていくかはまだ見通しが立ちません。
学習塾としては、今後の動向も注意深く見守っていく必要があるところです。



2019年6月3日月曜日

教室の地図を更新

教室のパンフレットや、配布する塾のチラシの一部は私が自分で作っています。

パンフレットに用いる教室の地図を作り直しました。

これまで使っていた地図


新しい地図


今まで使っていたものより、だいぶ詳細にしました。
ドロー系と呼ばれるデザインソフト(ADOBE社のイラストレーター)を用いて描くのですが、このソフトを用いるにはマジェ曲線というものの扱いが肝要なのですが、独特の慣れのいる操作が必要で思ったように線を引くのがだいぶ難しいのです。



2019年6月1日土曜日

就職に強い工学部

理系の高校生の多くが工学部を志望します。

理系の大学の学部には、ほかにも「医学部」「薬学部」「理学部」「農学部」などがありますが、なぜ工学部が人気なのでしょうか。

多くの生徒がこう口を揃えます。

「工学部は就職に強いから」

最近の子供は、親の世代が就職に苦労していて、その薫陶を受けているせいなのでしょうか、だいぶ現実的です。

工学部が就職に強いというのは間違いがないのですが、どういう理屈で工学部が就職に有利だということについてはあまり分かっていない生徒や保護者が大半ですので、今日の記事ではその仕組みについて大雑把に説明します。

結論から言うと、

工学部の生徒の大半は、

大学院(修士課程)まで進学し、学士課程と修士課程を通じて実験等の技能を身に着け、その後に技術者として就職がする

のです。
特に愛知県のような工業地域では、技術者へのニーズは多いですので、工学部への進学は就職に有利といって間違いではありません。

ただ、注意しておくべきところは、技術者としての就職は大学院までの進学が前提であることを抑えておくべきでしょう。
大学卒業してすぐに就職をしようということになると、文系などほかの学部の学生と同様に営業や事務といった一般職等への就職が増えることになります。

ただし、例外もあって、工学部でも建築系のコースなどでは大学院までの進学は稀で大半が学部までの卒業で建築士などで就職することが多いようです。

他にも例外はあるのでしょうが、工学部を卒業して技術者を目指す場合は、大学院までの進学の学費などは予め想定しておかなくてはいけません。

具体例を見てみましょう。

名古屋大学(2018卒業者)
 
工学部
卒業者総数 788
進学者総数 676
就職者総数 92
公務員就職者数 7

理学部
卒業者総数 275
進学者総数 205
就職者総数 54
公務員就職者数 5
教員就職者数 8

医学部医学科
卒業者総数 112
進学者総数 0
就職者総数 1
臨床研修医数 109

農学部
卒業者総数 178
進学者総数 135
就職者総数 34
公務員就職者数 6
教員就職者数 1

文学部 卒業者総数 141
進学者総数 17
就職者総数 118
公務員就職者数 29
教員就職者数 14

法学部
卒業者総数 172
進学者総数 29
就職者総数 135
公務員就職者数 37
教員就職者数 1

理系、とくに工学部での大学院進学率が高いことが分かります。
入学した時点で「大学院には行かない」と言っていた生徒も、大学院に進学しないと技術職への就職が難しいことを知り、大半が大学院への進学を選ぶのです。
それに対して、文系の場合は大学院への進学が就職に有利にならないケースが多いため、学部卒業後、大半のせいとがすぐに就職します。

岐阜大学、静岡大学などの国公立大学の数字を見ても、ほぼ同様の数字が得られますので、興味のある方は調べて見てください。

ただし、国公立大学でも、技術者系の就職が少ない地域・レベルが比較的低い大学の大学院進学率は低くなります。

富山大学 工学部
卒業者総数 419
進学者総数 187
就職者総数 225
公務員就職者数 9

また、私立大学の場合はレベルが高い大学を選んでもあまり大学院進学率が高くありません。同レベル程度の国公立大学と比べると、明らかに大学院進学率が低くなっています。
これは大学院の予算などの都合もあるのかもしれませんね。
ただし、早稲田大学など一部のトップ校などはだいぶ進学率が高くなっています。
愛知県内の私立ではトップレベルの名城大学では、2割程度に過ぎません。

早稲田大学 先進理工学部
卒業者総数 536
進学者総数 430
就職者総数 86
公務員就職者数 4

立命館大学 理工学部
卒業者総数 849
進学者総数 425
就職者総数 396
公務員就職者数 32
教員就職者数 18

名城大学 理工学部
卒業者総数 1090
進学者総数 192
就職者総数 883
公務員就職者数 43
教員就職者数 11

愛知工業大学 工学部
卒業者総数 889
進学者総数 97
就職者総数 773
公務員就職者数 20
教員就職者数 10

大同大学 工学部
卒業者総数 472
進学者総数 36
就職者総数 410
公務員就職者数 8
教員就職者数 3

まとめますと、技術者を目指すならできるだけ難関の大学、特に国公立大学への進学が有利ということになります。また大学院進学率の低い大学でも、大学院に進学してしっかり技術を磨くことで技術者としての就職の道は開けるでしょう。

なお、大学院に進学に必要な学費は大学により数百万円程度ではありますが、工学部などで大学院に進学した場合には生涯賃金で平均4千万円から5千万円の上乗せが期待できるという統計もあるそうです。

技術者を目指さない場合、一般的な営業職や、たとえば塾の講師などでの就職であれば卒業学部や、学部卒か院卒かの別で有利不利はほぼないでしょう。

2019年5月26日日曜日

全県模試

本日は愛知全県模試を実施しました。

愛知全県模試は、愛知県の公立高校入試に似せた模擬試験で、愛知県の学習塾の大半が採用している模擬試験になります。
ほかにもいくつかの模試の業者がありますが、入試への即応性や、問題の質などを考えるとダントツに優れているため、ふつうの学習塾は愛知全県模試を採用しています。

ただこれは他の模試でも同じなのですが、模試を実施して、採点と合格率判定を返送してもらうまでには数週間、どうしても時間がかかってしまいます。

それまで見直しができないというのは効率がよくありません。
当教室では、試験終了後に自己採点と見直しの時間を設けるようにしています。

入試によく似た問題を解き、間違えた問題や分からなかった問題の解説を読んで反省するといった作業を通じて、力を養ってもらいます。
せっかく良質の問題でも、解きっぱなしにしてしまっては効果が半減してしまいますよね。

2019年5月14日火曜日

教室改装!(予定)

SSS進学教室西尾教室の外壁・屋根を改装します。

既存の屋根や外壁の上に金属製のサイディングを貼り付ける工法があるそうで、それで表面を張り替えてもらいます。

そのため、一時的に教室の看板を下ろして、工事用の足場を組むことになります。

足場を組んでもらうのが、5月28日頃からで、外壁工事自体は翌6月の10日以降になるということですので、改装までにはだいぶ時間がかかります。

工事は日中の予定です。
看板を一時的に下ろすなどありますが、教室は休まずいつもどおり開校の予定です。

2019年4月30日火曜日

愛知全県模試

当塾では、中高生には模擬試験で点数を取れるようにというところに力を入れて指導しています。

中学生は「愛知全県模試」という、愛知県の公立高校入試の類似問題で作られた模試を採用しています。

模擬試験は定期テストとは、何が違うのでしょうか。

定期テスト
テスト範囲からの出題で、学校の先生の授業をよく聞いて、テスト対策を行えば良い点数がとれる
基礎的な確認問題が多く、平均点が高い
テスト対策をして、定期テストを受験することで、自然と学習内容を効率良く勉強できるように学校の先生が意図して問題が作られる
問題数が多く、基礎学習を補うような問題が出題される
一夜漬けでもなんとかなる

模擬試験
広い出題範囲からの問題、どこから出題されるか分からないため、実力が問われる
単純な知識だけでなく、考える力や表現する力が問われる
得点を上げるには直前の対策だけではなく、しっかりとした実力養成が必要
定期テストに比べ、応用問題なども含めて対策していきたい

中学生に、その場しのぎの成績を取るだけであれば、定期テストの対策をしていけば良いわけですが、高校入試や後の大学入試を考えていくと、しっかりとした実力を付けるのが何よりです。

高校生はこのGW中に河合塾の模試があります。(早い学校は、昨日もう実施してしまったようですが、大半の学校は今週末の予定のようです)
中学生は5/26(日)に第2回の愛知全県模試があります。

2019年4月29日月曜日

GW中も休まず開校

西尾教室は、祝日も通常どおりのスケジュールで開校します。
GW大型連休も普段どおりの授業日程になります。

各ご家庭で外出の用事などがある生徒は、個別に授業の振替をさせていただいております。

4月のうちは、各学年ともまだウォーミングアップといったところで、行事ごとなどでつぶれて学校では授業の進みもゆっくりのところが多いようですが、5月に入ると本格的に授業が進んでいきます。

西尾市の中学3年生は5月末に修学旅行があり、修学旅行から帰ってきたと思ったらすぐにテスト週間です。
毎年、中3の1学期は他の時期と比べても大きく成績を上げる生徒と下げる生徒の両極端が現れます。修学旅行や部活動に忙殺されてきちんとテスト対策ができなかった生徒と、受験生だということでこれまで以上にガンバることのできる生徒が出てくるからでしょう。

高3生も、最終学年になるとほぼ5月からは毎週のように模試があります。
高校受験と違い、大学受験は志望する大学や学部によって、入試の内容が大きく変わります。5-6月の模試の結果を踏まえて、夏休み前には受験校をほぼ確定させて、夏期には志望大学別の具体的な対策を始めて行かないと対策が間に合わないでしょう。

2019年3月8日金曜日

公立高校入試A日程終了 そしてB日程へ・・・

中3、公立高校入試A日程入試が終わりました。

夏休みから実施してまいりました受験対策講座も明日が最終日です。
明日の最終日には、A日程の出題結果を踏まえた対策を行っていきます。
明日の予定は、
 出題予想問題の演習
 模擬問題の演習
の2つです。
A日程の出題分析を踏まえたB日程の予想を簡単に説明させてもらいます。

国語
A日程と同様、例年通りの問題構成での出題でしょう。
物語文での出題の可能性が高いと予想します。

 現代文(的中率100% → 説明文90%)
 漢字 (的中率100%)
 現代文(的中率100% → 物語文60%or随筆文30%)
 古典 (的中率100% → 古文60%or漢文40%)

出題構成はA日程では、例年通りでした。B日程でも同様でしょう。
近年、説明文・論説文からの出題が増えて、物語文や随筆文からの出題が減っているようです。B日程の私の予想は物語文&説明文です。

数学
A日程と同様、例年通りの問題構成での出題でしょう。

 計算(1)(5) その他の定番問題(6)(9)(的中率100%)
 図形以外の小問集合(的中率100%)
  長めの文章からなる方程式の文章問題(50%)・資料の整理(60%→とくに代表値40%)
  二次関数とグラフからの出題(60%→とくに直線と二次関数50%→とくに面積40%)
  グラフの作図問題(75%)→図形の面積についてのグラフの作図(40%)
 図形問題の小問集合(的中率100%)
(1) 角度などの易しめの問題(90%)
(2)   ①②・(3)①② 難し目の問題(99%)


大問1の計算問題では、因数分解を利用した2次方程式が出題されるでしょう。
近年、多くの都道府県で出題されている置き換えを利用した因数分解なども狙われやすいでしょう。
平方根の計算では、分母の有理化を含む計算が出題されやすいでしょう。
A日程では出題されていない二次関数と直線を用いた問題や、資料の整理などの出題が比較的出やすくなるでしょう。
方程式の文章問題もA日程では規則性を利用した珍しい問題が出題されましたが、B日程では長めの問題文から式を立てるスタンダードな出題の可能性も高いでしょう。 

社会
A日程と同様、例年通りの問題構成での出題でしょう。
地理や公民では、問題文を長文化し、文章を粘り強く読み解く力を問う出題が昨年度以上に増えています。

  歴史(的中率100% → 写真や図版の問題80%)
 日本地理(的中率100% → 資料の読み解き90% 地域別出題50%)
 世界地理(的中率100% → 広域からの出題60%)
  公民(的中率100% → 選挙50% 政治70% 経済70%)

歴史は人物の肖像や資料が与えられる問題が出題されやすいでしょう。A日程では図版が少なめでしたので、A日程では多めに出るのではないでしょうか。

日本地理は資料を読み解く問題が出題されるでしょう。
地形図の読み取りをからませた出題も予想されますので、地図記号や縮尺の計算は再確認しておきたいですね。

世界地理はA日程ではラテンアメリカからの出題でしたが、B日程では世界全体からの出題を予想します。主要な国々の特徴や気候は改めて確認しておきましょう。

公民は政治や経済について、確認しておきたいですね。


理科
出題構成は例年までと変わりませんが、問題文がもっとも長文化しています。
太郎くんや花子さんが会話しすぎです。
「理科」の問題というより、「問題把握」の問題という感じですね。A日程では戸惑った生徒が多かったようです。

(このような問題傾向の変化は愛知県だけではなく他府県でも起こっているようです。
その一方で計算の難問とかが出題されていません。高校理科とのギャップがますます広がっているように感じます。あるいは大学入試改革で、高校理科も同じ方向に変えていく方針なのかもしれませんね)

  小問集合(的中率100% → どの単元からの出題かの予想は無理)
      (知識・理解を問う問題90%)
      (計算が入ることも多い応用力を問う問題90%)
    単元別の出題・物化生地から1題ずつ(的中率100%)
     出題文の長文化が進んでますが、落ち着いて読み解けば難しくないでしょう。
   ◎の問題→出題率60% ○の問題出題率40%


物理
化学
生物
地学
1年
○ 圧力・光・音
◎ 物質と状態変化
 植物
○ 地層・火山・地震
2年
 電気
 化学反応
○ 動物・人体
◎ 天気
3年
◎ 運動とエネルギー
○ イオン
◎ 遺伝・生殖
 天体

  については、心の準備をしておこう。
    については、A日程で出題されなかった単元から出題というお約束があります。
✖のものが出題済みの単元です。
◎と○については、最近3年間で出題率が低いところを◎としましたが、あまりあてにならないかもしれません。
出題率の高いものから対策しておこう。

 英語
A日程では大問1を除いて、ほぼ昨年度までと同様の出題パターンでs
リスニング 昨年と同様の選択式
 英作文(的中率100% → A日程の物語推測型40%・2018までの意見型20%・他40%)
 会話文の穴埋め問題 (的中率100%)
 長文問題(的中率100%)
  語形変化1題(95%→過去形または過去分詞の不規則変化が答えになる60%)
  並び替え英作文1題(95%→後置修飾30%、不定詞が使われる25%、間接疑問文25%)
  内容正誤(全て選びなさい)2点1題(95%)など、昨年度までと同じパターンの出題が予想される
 会話文問題 (的中率100%)
  会話文補充(aからeまでに選択して補充)(95%)
  要約の手紙の補充2題(95%)など、昨年度までと同じパターンの出題が予想される

 の英作文については、B日程でも傾向が変わる可能性が大ですので、明日の受験対策では力をいれて対策の予定です。
後置修飾・不定詞・間接疑問文はそれぞれ出題されやすいでしょう。不安な生徒は確認しておきたいですね。


総評


2017年の入試改革以来、「思考力・判断力・表現力」を重視し、実生活での学問の利用を重視した試験内容になってきています。


その反面、暗記力、情報処理能力、学術的な深い理解、難問に対する探求力などは軽視されるように変化してきています

国語では物語や随筆のような文学内容が軽視され、実用性の高い説明文が増えています。また漢文の出題率が減っているのも、実用性がより低いとみなされているからかもしれません。
英語では難しい文法や複雑な文構造など少なくなり、表現重視、語彙力重視になってきています。いわゆる実用英語です。
数学は単純計算や極端な難問がなくなり、中レベルの出題が増えています。
理科や社会では、理科や社会の内容よりも、問題文を読み解き情報を整理し、読み解くことができるかの能力を問う問題が増えています。

B日程の結果も待たれます。予想の多くが当たれば良いのですが。

我々、学習塾は国がどういう方針で教育を変化させたとしても、それに対応して指導させてもらうだけなのですが。

2019年2月24日日曜日

子どもの平均的な学力を決める要因

先日、都道府県別の合計特殊出生率の統計資料を見ていたところ、当道府県別の学力ランキングに相関があるっぽいことに気付きました。
そこで、いろいろと統計データをもとに計算してみました。

まず、
全国学力テスト小学生正答率
全国学力テスト中学生正答率

「全国学力テスト小学生正答率-全国学力テスト中学生正答率」の相関係数
→ 0.589

当然ですが、強い正の相関があります。
小学生の成績が良ければ、中学生も良いということです。
愛知県のランキングは、47都道府県中で小学生が46位に対して中学生が8位と好成績なのは、愛知県は中学受験の競争がゆるい反面、高校受験の競争が激しい地域性によるのでしょう。
愛知県は全国でも唯一の複合選抜を採用している都道府県で、複合選抜の制度上競争が激しくなる特徴があります。そのため、中学生が他の都道府県の生徒よりもしっかり勉強をする必要があります。

さて、学力テストとのその他の相関を見てみます

中学受験率 との相関係数
学力テスト小学生正答率ー0.012
学力テスト中学生正答率0.212
中学受験については、負の相関があります。
つまり、中学受験を行い、私立中学などに行く方が学力が下がるということです。
小学生ではほぼ相関がないといって良いですが、特に中学生ではやや強い負の相関になるのは、私立中学の生徒の多くは中高一貫で高校に入学できるため高校受験勉強をあまり行わなくなるからだと推測されます。
私立中学を選ばせる保護者の多くが「子供に勉強漬けの灰色の青春は送らせたくない」と言います。
子ども勉強させた方が、学力が上がるという当たり前の真実です。
個人的には中学受験の勉強もさせつつ、中高一貫校は避けて高校入試もしっかり行うが最強だと思っています。

ただ中学生の学力で負の相関となるのは予想通りでしたが、小学生でもわずかとはいえ負の側に振れていたのは意外ですね。これは学力テストが中学受験の問題とは方向性が大きく違うという点を考慮すべきかもしれません。

合計特殊出生率 との相関係数
学力テスト小学生正答率0.057
学力テスト中学生正答率0.325
小学生は誤差の範囲ですが、中学生についてははっきりとした負の相関があります。
つまり、子供が少ないほど学力が高くなるということです。
おそらくですが、子供が少ない方が子供一人あたりに対し労力や費用が掛けられる点、保護者が高学歴層であるほど家族計画が慎重で子供が少ないことが原因になってるのではないでしょうか。
少子化が社会問題になっている昨今、あまり堂々と発表しずらい統計結果です。

今回、この記事のもととなる計算をしようと思ったのは、この結果が想像されたからでした。


部活動参加率 との相関係数
学力テスト小学生正答率0.314
学力テスト中学生正答率0.499

長時間部活率 との相関係数
学力テスト小学生正答率0.042
学力テスト中学生正答率0.098

運動部参加率 との相関係数
学力テスト小学生正答率0.185
学力テスト中学生正答率0.267

文化部参加率 との相関係数
学力テスト小学生正答率0.258
学力テスト中学生正答率0.411
部活動についても面白い結果がでました。ただし、部活動参加率の数字は中学生のものを仕様していますので、小学生の学力テストとの相関は参考程度です。
つまり、部活動は参加した方が学力は上がるけれども、長時間の厳しい部活動はマイナス効果ということです。
勉強というのは机の上の勉強だけでなく、部活動といった日常的な活動からも学ぶことは多いということでしょう。
運動部よりは、文化部に参加した方が学力は上がりやすいようです。
自然な結果のように思えます。
運動部ですとあまり練習がキツすぎたり、毎日朝練があるような子は塾生でも成績が上がりにくい子が多くなってしまいます。ほどほどにがんばってもらいたいものです。


県民所得 との相関係数
学力テスト小学生正答率0.142
学力テスト中学生正答率0.377

子育て世帯収入 との相関係数
学力テスト小学生正答率0.062
学力テスト中学生正答率0.500
所得や子育て世帯収入と学力は正の相関があります。
つまり、収入や所得は高い方が学力が高い子どもを育てやすいということでしょう。
とくに中学生に上がってからの方が大きな差が出ています。
これは学力が高い世帯が多いから、収入や所得が高くなりやすいという因果が逆転している可能性もありでしょう。


小学生朝食摂取率中学生朝食摂取率 との相関係数
学力テスト小学生正答率0.222
学力テスト中学生正答率0.387
朝食の摂取率と学力は正の相関があります。
つまり、朝ごはんはちゃんと食べた方が勉強がはかどるということです。


小学生読書率中学生読書率 との相関係数
学力テスト小学生正答率0.034
学力テスト中学生正答率0.177

小学生宿題実施率中学生宿題実施率 との相関係数
学力テスト小学生正答率0.027
学力テスト中学生正答率0.463
読書率や宿題実施率と学力は正の相関があります。
特に小学生の間は誤差を疑う程度にプラスになっているだけですが、中学生にははっきりとした相関があります。
つまり、読書や勉強の積み重ねは学年が上がるにつれて大きな差になってあらわれるということでしょう。


小学生スマホ率中学生スマホ率 との相関係数
学力テスト小学生正答率0.278
学力テスト中学生正答率0.165
スマートフォンや携帯の所持率と学力は正の相関があります。
つまり、子どもの学力のためにはスマートフォンや携帯は買い与えない方が良いということです。
とくに低学年のうちに買い与えるのはよろしくないようです。
子供の「勉強もしっかりやるから」は信じるべきではないでしょう。
全国的に子供の低学力化が問題視されていますが、これはゆとり教育の後遺症ばかりではなく、スマートフォンのみならずゲームやパソコン、テレビドラマ、漫画やアニメという娯楽が発達しすぎたというのは大きいのではないのでしょうか。
これらの娯楽は大人がやっても非常に楽しいものばかりで、ついつい耽溺して時間を失ってしまうというのも無理からぬことなのでしょう。
私もこうやってパソコンでお遊びな記事を書いている間に時間が消えていきます(w
ということで、オチもついておあとがよろしいようでここまでとさせてもらいます。

今回の計算には都道府県別統計とランキングで見る県民性の統計情報を利用させていただきました。

2019年2月23日土曜日

志願状況

21日の出願が終わり、志願状況が発表されています。

平成31年度愛知県公立高等学校入学者選抜における志願状況等

平成30年度愛知県公立高等学校入学者選抜における志願状況等

平成29年度愛知県公立高等学校入学者選抜における志願状況等

以上、公式ページへの直リンです。

平成22年~平成28年度の最終的な志願状況

28年度までは、私が、西尾市近郊の高校について、倍率や定員の変化をまとめたファイルがありますので上記を参考にしてください。

受験者層は各校によって違いますので、倍率だけで「合格しやすい」だとか「合格しにくい」と論じるのは的外れです。
過去の実績と比較して整理すれば、ボーダーが上がるか下がるかある程度推測できるでしょう。

地域によって、状況は異なりますが、今年の西尾市近辺の出願状況は「例年よりも若干厳し目ではあるものの大きな波乱はなし」でしょう。
全体的にやや倍率が高めの学校が多く、あえていえば安城南高校や碧南工業高校の機械科などが低めかもしれませんが、ペアで受験しやすい上位の高校の動向によってはどうなるかわからない程度で際立ったものではありません。

資料を見ていただければ分かるのですが、2016年度などは特に西尾市は非常に厳しい受験でした。今年はやや厳し目だろうとはいえ、偏りは多くありませんので、結果、塾生に対しても、志願変更を勧めるような生徒はいません。
各中学校でも志願状況を踏まえて、多少の調整がされますので、さらに偏りは小さくなるでしょう。

岡崎などでは、定員が1クラス減らされた学校が2校もあるようで、今年は荒れそうだとSSS進学教室でも岡崎上地教室では頭を抱えているようです。
このあたりは、ほんとうに地域による部分がありますので、自分で資料を気になる生徒や保護者は通っている地元の塾の先生などに聞いてみてください。

2019年2月3日日曜日

高校入試志願変更について

愛知県の私立高校の推薦入試(私立単願)が終了しました。
愛知県の場合、私立高校の推薦入試は出願が通った時点でほぼ合格が確定ですので、よほどのことがない限り不合格になることはありません。
来週行われる一般入試も、一部の難関校を除いて、受験前に合格がほぼ内定しています。

私立推薦入試のその裏で、各中学校では公立志望の生徒への最後の進路面談(通常は三者面談)が行われ、それぞれ受験校が決定されています。
願書提出までにはまだ少し時間がありますので、変更ができないわけではありませんが、だいたいここで確定です。

2/21に公立高校の願書の提出ですが、その直後に出願の集計がすぐに取られて、出願状況(受験者数や倍率)などが公表されます。
そして、その結果を踏まえて、志望校を変更するいわゆる「志願変更」をすることができます。

この志願変更については、成績が中位から上位の生徒は特に意識する必要はないでしょう。自分のレベルと進路希望にあった受験をするだけです。

ただし、成績が下位で「どこでも良いから、少し家から遠くても良いので、公立高校に進学したい」などと思っている層は、合格倍率に注目して受験校の変更も視野に入れると良いでしょう。

というのも、下位の高校ほど、年度によって合格のボーダーが大きく変わることがあるからです。
例えば、西尾市近郊の下位の公立高校の合格予想ボーダーは、

A日程 一色高校(普通科)22~23
B日程 吉良高校(普通科)2425
B日程 安城南高校(普通科)2526

内申点だけをみると、だいたいこのあたりであると例年予想されています。
各高校の定員なども、あまり極端な不合格者数を出したり、逆に定員割れが起きないように調整されているわけですが、生徒の出願が必ずしも予定どおりになるわけではなく、波乱が起こることもあります。


例えば、記憶に新しいのが2016年度入試です。
2016年は西三河全体のボーダーが大きく上がりました。反して、東三河などは下がったようです。当塾の地元の平坂中・寺津中でも公立高校をA日程もB日程もどちらも不合格になってしまういわゆるダブル落ちが続出したようですし、当塾でもダブル落ちこそいませんでしたが1次志望は不合格で、2次志望へ進学した生徒が多く出た年度です。
特に、一色高校や吉良高校などのボーダーは大きく上がり、公立高校への進学ができなかったという生徒も少なからずいたでしょう。
ただ、2016年度は西尾市内や、碧南刈谷方面はボーダーが上がった学校が多かったのですが、安城方面は下がった学校が多かったのです。安城南高校については、異例の定員割れが起きました。この年に限っては、一色高校を不合格になって安城南高校に合格という事例も少なくなかったようです。
翌2017年度からは定員枠の調整もあってか、逆転現象は解消されています。

志願変更のチャンスは2/25・26の2日あいだしかありません。
該当する生徒および保護者は、志願状況の発表に注目し、すぐに動けるように心構えをしておきましょう。





2019年2月2日土曜日

コピー機新調!

教室のコピー機が新しくなりました。

これまで働いてくれていた、SHARPE AR-182Gです。
中古で購入して、ノーメンテナンスで3年10ヶ月活躍してくれました。

最後は、印刷に白抜けが出てしまいました。

新しく教室に入ってくれた、XEROX DocuCentre-Ⅳ 2060です。
印刷も素晴らしく良好になりました。

2019年1月28日月曜日

SS数学 1ー2年生版 

かねてより製作の塾用教材「SS数学」の1-2年生用が、印刷の準備に入りました。遅くとも来春4月には間に合う予定です。

SS数学は「フォレスタ」などを始めとした、易しめの教材が一通り終わった生徒に、ワンランク上のテキストで続きを勉強してもらうのに適した教材です。
主に、数学の内申点で「4」か「5」が取れる生徒が対象になります。

この記事では、2年生の1次関数の単元を切り取って紹介します。




5-0 標準問題の確認

各単元のはじめに、「標準問題の確認」を配置してあります。
フォレスタなどの基礎的なテキストの内容を端的に扱っています。






5-1 直線の式①

ここからが本編になります。

Point! わかりやすい解説
WarmUp 例題での解説付き問題演習
Try 授業で扱うことを想定した演習問題
ExerciseA 宿題として扱うことを想定した演習問題
ExerciseB 予備の問題

という構成になります。
この単元では、効率の良い直線の式の求め方を扱います。

通常、公立の中学校では2点を通る直線の式を求めるには、連立方程式を用いて機械的に求める方法を学びます。
しかし、中高一貫私立中学校や高校では、変化の割合を利用したより感覚的で計算が容易な手順での解法を学ぶことになります。この解法はきちんと問題を把握できていれば、イメージしやすく、計算も楽なのですが、公立中学校で学ぶ連立方程式を用いた解法の方が機械的にとけて成績下位層に教えるのに都合が良いという点があります。 このテキストは成績上位層を対象にしているため、私立中学や高校で学ぶ求め方を説明します。






5-2 直線の式②

この単元では、直線の式を図形的に求めるテクニックを学んでもらいます。 トップクラスの生徒であれば、教えられるまでもなく当たり前に利用しているテクニックです。
関数の問題に得意な生徒に共通して言えるのは、「関数を図形(幾何)的に把握して解くことができる」ということです。
ここでは関数を図形的にに扱う第一歩を踏み出してもらいます。






5-3 変域

変域の応用問題です。





5-4 三角形の面積

ここでも、関数を図形的に扱う訓練をしてもらいます。











5-5 グラフの作図①
5-6 グラフの作図②
5-7 グラフの読み取り

愛知県の入試問題などでも頻出の単元です。
関数の利用について学んでもらいます。





5-8 線分の長さ①

座標を文字で表すという、関数の最重要テクニックをはじめて学んでもらいます。
このテクニックは、中3の二次関数や高校内容に入るとより重要になってきます。
定期テストなどではほとんど出題されることはありませんが、まだ易しい中2内容のうちにマスターしておくと大きな武器になります。




5-9 平行線と面積

ここは全国的に、入試の頻出問題です。図形との融合問題です。
中3の二次関数内容が加わえた応用問題は、出題率がさらに上がります。



このテキストでは、

S問題 → 公立高校入試レベル・内申4以上で挑戦
SS問題 → 難関私立入試レベルや高校への架け橋の問題・内申5以上で挑戦

という風に、レベル別に問題を用意しています。
ここまでがS問題で、この先はSS問題になり、ページのレイアウトカラーを変更してあります。




5-10 線分の長さ②

「5-8 線分の長さ」の発展単元です。
5-8ではx座標を元にy座標を求めましたが、5-10ではy座標を元にx座標を求める少しだけレベルの上がった問題を扱います。



5-11 相似の利用①
5-12 相似の利用②

少しフライング気味ですが、中3の相似や平行線と線分の比を利用して、関数の問題を簡単に解きます。図形的に関数を扱うという感性を磨いてもらいます。




5-13 同一直線状にある3点
5-14 平行四辺形

ここでも、図形的に関数を扱う技能が問われます。特に平行四辺形などは、高校入試でもよく扱われます。高校数学のベクトルにもつながる単元です。




5-15 最短距離

一度も類題を挑戦したことがないと難しい問題ですが、一度経験しておけば難しい問題ではありません。