2022年6月29日水曜日

愛知県公立高校入試 マークシートの発表

 6月中に発表予定の、公立高校入試のマークシートについての発表が本日6/29にありました。

愛知県教育委員会はギリギリの日程を狙ってきます。


神奈川県や東京都のマークシートは、漢字や記述を残した一部マークシート化でしたが、愛知県はA日程B日程の採点基準の統一を意図したものであるためでしょう、完全マークシート化で記述問題などは一切残らないようです。

文科省の方針でもあり、2017年の入試制度改革でも力を入れた「思考力・判断力・表現力」を重視するという方針に逆行する形になるのですが、大丈夫なのでしょうか。


また、マークシートを見ると、大問ごとの問題数などには従来から変更はないように思えます。基本的な対策については、従来どおりで構わないのでしょう。

ただし、完全マークシート化に伴い記述問題などが無くなってしまうわけですが、その部分の問題について代わりにどのようなタイプの問題が手配されるかについてなどは、一切の発表がありません。

今回の発表で、そのあたりについても言及されると期待していたのですが。


外部リンク

愛知県教育委員会「愛知の教育」より

令和5(2023)年度愛知県公立高等学校入学者選抜(全日制課程一般選抜)における、マークシートによる学力検査の実施に関するリーフレットの作成について


2022年6月16日木曜日

愛知県公立高校入試改革2023 配点の変更

 


以前も一度記事にしましたが、4月の末に発表された公立高校一般入試の合否判定における配点の変更を分かりやすく一覧表にしました。


公立高校の一般入試の出願には、調査書の提出もありますし、一部の学校では従来どおり面接試験も実施されます。

しかし、一般入試(一般選抜)では主に評定(内申点)と筆記試験の点数だけで合否が判定されているのが実情です。

各高校としても、多数の受験生の合否を短期間で決定して通達しなければならないのですから、当然なのでしょう。


さて、改めて配点の種類を確認します。新年度からⅣ型とⅤ型が追加されました。


Ⅴ 学力超重視型 

 内申点90点+学力検査110点×2

 内申点1点 = 学力検査22点満点中の1点


Ⅲ 学力重視型

 内申点90点+学力検査110点×1.5

 内申点1点 = 学力検査22点満点中の1.33…点


Ⅰ 均等型

 内申点90点+学力検査110点

 内申点1点 = 学力検査22点満点中の2点


Ⅱ 内申重視型

 内申点90点×1.5+学力検査110点

 内申点1点 = 学力検査22点満点中の3点


Ⅳ 内申超重視型

 内申点90点×2+学力検査110点

 内申点1点 = 学力検査22点満点中の4点


V型に至っては、計算上の内申点1点の価値は筆記試験1点の価値と同等になります。

つまり、ある教科で内申点1の生徒でも、その教科の筆記試験で4点分余分に正解するだけで内申点5の生徒に得点で追いついてしまうということです。

逆に、採用している学校は少ないですが、Ⅳ型を採用している学校では、内申点1点が筆記試験の4点分の価値を持ちます。内申点が2つも違えば、8点です。Ⅳ型を採用している高校は、主に比較的レベルの低い職業専門学科になります。これらの高校の教科別の平均点は22点満点中で5点前後だと思われます。その中で、4点ないし8点分のハンデキャップは容易に覆すことはできない数字でしょう。


全体的にはやはり進学校ほど、筆記試験の配点の高いⅤ型やⅢ型を採用しています。

職業専門科や、普通科でも大学進学率の低い非進学校でⅡ型やⅣ型が採用されていますが、全体的にはⅡ型やⅣ型を採用する学校は減少傾向です。

たいていの受験生にとっては、目先の内申点だけでなく、筆記試験で点数を取る実力をつけることがより重要になってきています。ただし、志望校によっては学校の成績をとっていくことに、ウエイトを置く必要のある生徒も少数ですがいます。

2022年6月15日水曜日

愛知県公立高校入試改革2023 推薦入試と一般入試のどちらがお得?



今年の中3生から、愛知県の公立高校入試制度が少し変更になります。

まだいくつか決まってないこともあって、6月中に教育委員会からアナウンスがあることになっています。

新しい制度で、「特色入試(特色選抜)」があります。

一部の学校のみで実施し、推薦入試と同一日程で行い、推薦入試と特色入試はどちらか一方しか受験することができません。いわばもう一つの推薦入試といえるでしょう。

さて、推薦入試と特色入試のそれぞれの特徴について説明します。

まず、既存の推薦入試から見てみましょう。


推薦選抜

募集人数

 普通科 定員の15%程度まで

 職業専門科 定員の45%程度まで

選抜内容

 中学校から提出される推薦書

 調査書(内申点など)

 面接

(一部の学校で実技試験)


以上のようになっています。

ふつう進学校の場合は、一般入試より合格のボーダーが高めになるため推薦入試で出願するメリットは小さいのですが、職業専門科の場合は比較的有利に受験できます。

推薦入試を受験をするには「中学校から提出される推薦書」が必要になるため、まずは中学校内での選抜を勝ち残る必要があります。

校内での選抜を抜けるためにまず必要になってくるのは「内申点」です。学校での成績をきちんととっていくことが必要になります。

最終的に推薦入試で合格するためには、「生徒会活動」「ボランティア」「部活動」などはアピールポイントになります。特に生徒会活動、とりわけ生徒会長の経験は大きな有利になります。大半の生徒が参加している部活動は、比較的アピールとしては弱いでしょう。

また応募人数にもよるのでしょうが、教育委員会が定めている定員の枠を超えて合格者が出ているケースもあります。実際には普通科で20%程度まで、職業専門科で50%程度まで合格者を出している高校が多くあります。ただし逆に定員よりも少ない人数しか合格していない場合ももちろんあるようです。


続いて特色入試ですが、まだ実施されていない入試であるため、ある程度推測で述べさせていただきます。


特色選抜

募集人数

 定員の20%を上限に学校ごとに定員を設定

選抜内容

 調査書(内申点など)

 本人記載の志望理由書

 面接

 +「 作文」「基礎学力検査」「プレゼンテーション」のうちどれか1つを実施する


まず特色入試は、すべての高校で実施する推薦入試と違い、一部の高校の一部の学科でしか実施しません。また、選抜の内容が学校によって違います。

さらに定員についても、全体的に推薦入試よりも少なめであることが多いですが、高校によりだいぶ格差があります。

特色入試の選抜方法と定員、推薦入試の定員と比較した一覧表を作りました。いちぶ公式発表されていないデータについては昨年度のものを流用しています。



特に特色入試の定員を多めに設定されている学校、たとえば吉良高校や碧南工科高校などはかなりの狙い目でしょう。課題が作文なのも、対策がしやすいでしょう。

プレゼンテーションが得意な中学生というのは希少だとは思いますが、少しでも自信がある生徒は狙い目かもしれませんね。


推薦入試、特色入試、それぞれ特徴はありますが、いずれの場合も職業専門科の生徒には特におすすめです。

普通科進学校を狙うせいとには、推薦入試も特色入試もどちらも勧められません

狭き門だからというのも1つですが、大学まで進学する生徒にとっては高校は途中経過で最終学歴ではないからです。その点、職業専門科を選ぶ生徒にとっては、高校が最終学歴になりますので、目先の結果を追い求めるのも良いでしょう。

将来大人になって就職しよう、もしくは再就職しようというときに重要になってくる肩書は最終学歴です。しっかり実力をつけて一般入試で受験をする方が後につながってくるでしょう。

2022年6月10日金曜日

定期テスト対策「ミニテスト」

中学生の定期テストの直前に、無料の適期テスト対策「ミニテスト」を実施しています。

定期テストで出題される定番問題のプリントを、各中学校のテスト範囲に合わせて用意して、その演習を行ってもらいます。

塾生は自由参加で参加無料です。
また、学校のテスト課題で分からないところなども当日質問することもできます。

詳しい実施日程などは、各中学校の定期テストに合わせておりますので、お問い合わせください。

2022年6月7日火曜日

視力矯正

西尾教室の森田です。

私事なのですけれども、先週視力矯正の手術に行ってまいりました。

今週一週間は、手術後の目の保護のために伊達メガネをかけるよう医師より指示を受けておりますが、これが過ぎれば夢の眼鏡なし生活が始まります。


視力矯正手術というと、もっとも有名なのはレーシックなどの角膜を削るタイプの手術でしょう。

中2の理科では、人の目の仕組みを学びます。

水晶体(レンズ)で屈折力を変化させて網膜に像を結ぶと学びます。

このこと自体は正しいのですが、実のところ目に入る光の屈折力のうち3分の1しか水晶体はになっていないのだそうです。

では残り3分の2の屈折力がどこに由来するかというと、それが角膜です。角膜は屈折力を調整する機能はありませんが、以外なことに水晶体での屈折よりも角膜での屈折の方が大きいのですね。

ここでこの角膜に手を加えて、その屈折力を調整しようという手術がレーシックに代表される角膜屈折矯正手術なのだそうです。

私が選択したのは、眼内コンタクトレンズによる視力矯正です。

一般的なコンタクトレンズは角膜の上にレンズを装着するわけですが、角膜とこうさいの下、水晶体の上にレンズを挿入して屈折力を調整するというものです。

角膜を削る必要がないので、角膜屈折矯正手術よりも安全性が高いのではないかということで、昨今では角膜屈折矯正手術よりも人気が高くなっているようです。

もともとは白内障手術で発達した治療法で、そちらの方で実績も多いというのも人気の理由のようです。


私が子供の時分には、レーシックも眼内コンタクトレンズもどちらも一般的な治療法ではありませんでした。

生徒たちが大人になる頃にはもっと先進的な視力矯正が一般的になっているかもしれません。


2022年6月1日水曜日

碧南教室 本日開校

碧南教室が本日開校になります。

開校準備に手間取って、余裕のない日程になっていましたが、なんとか間に合いました。