学悠出版様が主催する愛知全県模試から、昨年2019度の合否の追跡調査結果が届きました。
詳しいデータをそのまま転載することはできませんが、昨年2019年度は西尾市周辺の高校はボーダーが上がり気味の厳し目の入試であったようです。
当塾の生徒の合否結果から、例年なみか少しボーダーが下がったのではないかと予想していましたが、より多くのデータから判断すると難化したと考えて間違いなさそうです。
上記の画像は、愛知県公立高校の一般入試の合否の仕組みについて説明したものになります。
グラフからわかるように、愛知県公立高校一般入試では内申点のある一定の基準を超えると格段に合格が有利になるラインがあります。
このラインをここでは、内申点の「合格有利ライン」と呼びましょう。
この合格有利ラインは、例えば西尾市の地域トップ校である西尾高校では内申点37くらいの年度が多いです。
しかし、2019年度の合否追跡調査から判断すると、2019年度の西尾高校は内申点39が合格有利ラインであったようです。
そのほか、学校によって例年なみか、例年より若干厳しくなった高校が多くなっています。
当教室からは、昨年度は内申点37で西尾高校に合格してくれた生徒が2名ほどいましたが、順当な結果だと思っていたのですが、内申点の不利を覆しての逆転合格であったことがここで判明しました。
今年2020年度のボーダーがどうなるのか。
その予測はかなり難しいですが、愛知県の教育委員会が中学生の志願状況などを2学期以降に逐次公表してくれています。そのあたりの情報をもとに予測をつけ、生徒の進路指導に活かしていくことになります。
2019年8月23日金曜日
2019年8月18日日曜日
どうして合格ボーダーが上がったのか
昨日、愛知県内の大学の合格ボーダーが大きく上がったことを説明しました。
しかし、なぜこのような変化が起きたのでしょうか。
予想でしかありませんが、いくつか理由は推測できます。
1.愛知県を中心とした中京工業地帯の活性化
県民1人あたりのGDPが愛知県が大阪を抜いて2位になったというニュースは耳に新しいです。また景気の良い自治体ランキングでも、上位はほとんどが関東と愛知県の都道府県が締めています。
その結果、若い世代を中心に愛知県に人口が移動し、また大学卒業後の就職を有利に進めたいという意図のもと愛知県の大学に人気が集まったのではないかという推測はしやすいところです。
2.大学受験改革に対する不安による生徒の動向の変化、および愛知県民の保守的な国民性
これは愛知県に限りませんが、大学受験の制度改革が進んでいます。
そのことに対して、生徒や保護者が過剰に反応した結果、受験同行がなんらかの影響を与えた可能性は高そうです。
(高そうですが、どういう影響になるのかを分析するのは難しいでしょう。。)
今後、センター試験から共通テストに移り変わることで、より大きな変化の可能性もあります。
また、愛知県は全国の都道府県と比べても保守的な性質を持つと言われています。
守りに入ることで、県外の難関大を受験するのではなく、県内の私立を受験しようと考えるようになったのかもしれません。
上位校よりも中堅校を中心にボーダーが上がっています。
これは、統計的には当たり前のことです。
中堅校は上位の学校のボーダーが上がれば、その影響をトコロテン式に受けていくことになりますので、その結果地域のトップ校やそれに近い学校はボーダーの変化は少なくなります。
生徒は、
「私が受験するときだけボーダーが下がって、来年からまた上がれば良いのに」
と言いますが、
なかなか思うようにはいきません(笑
しかし、なぜこのような変化が起きたのでしょうか。
予想でしかありませんが、いくつか理由は推測できます。
1.愛知県を中心とした中京工業地帯の活性化
県民1人あたりのGDPが愛知県が大阪を抜いて2位になったというニュースは耳に新しいです。また景気の良い自治体ランキングでも、上位はほとんどが関東と愛知県の都道府県が締めています。
その結果、若い世代を中心に愛知県に人口が移動し、また大学卒業後の就職を有利に進めたいという意図のもと愛知県の大学に人気が集まったのではないかという推測はしやすいところです。
2.大学受験改革に対する不安による生徒の動向の変化、および愛知県民の保守的な国民性
これは愛知県に限りませんが、大学受験の制度改革が進んでいます。
そのことに対して、生徒や保護者が過剰に反応した結果、受験同行がなんらかの影響を与えた可能性は高そうです。
(高そうですが、どういう影響になるのかを分析するのは難しいでしょう。。)
今後、センター試験から共通テストに移り変わることで、より大きな変化の可能性もあります。
また、愛知県は全国の都道府県と比べても保守的な性質を持つと言われています。
守りに入ることで、県外の難関大を受験するのではなく、県内の私立を受験しようと考えるようになったのかもしれません。
上位校よりも中堅校を中心にボーダーが上がっています。
これは、統計的には当たり前のことです。
中堅校は上位の学校のボーダーが上がれば、その影響をトコロテン式に受けていくことになりますので、その結果地域のトップ校やそれに近い学校はボーダーの変化は少なくなります。
生徒は、
「私が受験するときだけボーダーが下がって、来年からまた上がれば良いのに」
と言いますが、
なかなか思うようにはいきません(笑
2019年8月17日土曜日
大学受験校選びと合格ボーダー
大学の受験方式や、合格のボーダーなどは受験年度によって変化があります。
毎年すべての大学をというわけにはいきませんが、2年ぶりに県内の大学を中心に大学の受験方式、受験科目、合格ボーダーを一覧にして整理しなおしました。
受験方式については、各大学の要項が一部を除いて7月頃には出揃いましたので、公式ページを、合格ボーダーについてはもっとも信頼できるデータを持つ河合塾の予想を利用させてもらいました。
作業が多くて心が折れそうでしたが、夏休み中に進路指導に利用したかったので、お盆休み中にがんばりました(w)
2019年度の受験結果が出た段階で薄々わかっていたことではありますが、愛知県内の大学のボーダーは全体的に大きく上がっています。
名古屋大学などの国公立大学などは、上がってる学部の方も多いけど下がってるところもあるし、全体的にやや難化傾向かなあ。くらいですんでいるのですが、中堅から下位の私立を中心に大きく合格予想ボーダーが上がっています。
大きくあがっているところをあげると、メインとなる受験方式だけでも、
名城大学 人間学部
2年前 偏差値47.5
→
本年度 偏差値52.5
中京大学 法学部
2年前 偏差値47.5
→
本年度 偏差値55.0
愛知学院大学 薬学部
2年前 偏差値40.0
→
本年度 偏差値47.5
中部大学 人文学部英米文化
2年前 偏差値40.0
→
本年度 偏差値45.0
名古屋学芸大学 メディア造形学部映像メディア
2年前 偏差値42.5
→
本年度 偏差値52.5
椙山女学園大学 人間関係学部
2年前 偏差値37.5
→
本年度 偏差値47.5
金城学院大学 薬学部
2年前 偏差値45.0
→
本年度 偏差値50.0
名古屋学院大学 現代社会学部
2年前 偏差値35.0
→
本年度 偏差値45.0
名古屋学院大学 リハビリ学部
2年前 偏差値BF
→
本年度 偏差値52.5
以上は ほんの一例で、より偏差値が乱高下しやすい募集人数が少ない受験方式では、もっと大きく上がっているところも少なくありません。河合塾の偏差値にして12.5以上上がっている受験方式もありました。
全体的には、河合塾偏差値で県内の私立大学では2.5~5.0程度上がっている場合でもっとも平均的なところでしょう。
整理してみると、ボーダーの変化にいくらかの傾向も見えます。
2019年8月9日金曜日
お盆休校
現在、教室では夏期講習の実施中です。
今年は例年よりも暑い日が続いており、生徒たちもたいへんです。
塾での勉強はまだ冷房も入っていますが、毎日運動部で汗を流している生徒もいます。
お盆休校 8月12日(月)~16日(金)
以上、お盆の5日間、教室を休ませていただきます。
17日(土)から31(土)までは休みなく、午後1時からの開校になります。
今年は例年よりも暑い日が続いており、生徒たちもたいへんです。
塾での勉強はまだ冷房も入っていますが、毎日運動部で汗を流している生徒もいます。
お盆休校 8月12日(月)~16日(金)
以上、お盆の5日間、教室を休ませていただきます。
17日(土)から31(土)までは休みなく、午後1時からの開校になります。
登録:
投稿 (Atom)