「 ⑵の②はとけたけど、⑶の②の方がむずかしくて解けなかった!」
という生徒がいましたので、そちらの解説も載せます。
どちらかというと、⑶の②の方が素直な問題なのですが、計算量が多く、時間制限のあるなかで完答するのは厳しいのかもしれません。
用いられている図形は正八面体の上半分で、よく出る図形の一つですね。4つの頂点を通る断面がどうきっても正方形になることを覚えておくと、楽にとけることが多いです。
「 ⑵の②はとけたけど、⑶の②の方がむずかしくて解けなかった!」
という生徒がいましたので、そちらの解説も載せます。
どちらかというと、⑶の②の方が素直な問題なのですが、計算量が多く、時間制限のあるなかで完答するのは厳しいのかもしれません。
用いられている図形は正八面体の上半分で、よく出る図形の一つですね。4つの頂点を通る断面がどうきっても正方形になることを覚えておくと、楽にとけることが多いです。
本日は愛知県の公立高校入試と国公立大学の前期試験の日程がかぶりました。
愛知県公立高校入試は,全体的に「易しめの問題」も「難しい問題」もともに減って,「ちょっとだけ難しい」程度の中レベルの問題が増えてきている印象です。
近年続いている傾向ですが,今年はとりわけはっきりしています。
今年,2026年入試では極端な難問はありませんでしたが,その中では生徒がもっとも苦労しそうだと感じたのは数学大問3⃣の⑵の②の問題です。
その問題だけ,解法のポイントの解説を作りました。
気になっている生徒に見てもらえると嬉しいです。
平行線と角の二等分線が用いられるときは,今回のように二等辺三角形を見つけるのが定番の解法になってきますね。
本日、新しい入試制度になって初めての愛知県公立高校の一般入試が行われました。
これまではA・Bグループに分かれての試験だったものが、今年からAグループ・Bグループの試験を一括して合否判定し、問題も採点ミスの起こりにくいマークシート方式に変更されました。
実際の試験を終えた生徒の感想を聞くと、「マークシート式であることは別としても、やや簡単だったかも?」みたいな意見が大勢のようです。
教科別寸評
「国語」
ほぼ予想道理の出題です。
漢字では、予想通り同音の漢字から選ぶ問題が出題され、愛知県の定番の四字熟語も出題されていて、当教室の生徒はばっちり対策して扱ったことのある四字熟語でしたので全員正解していると信じたいところです。
古典はやや古めの漢文からの出題で、いつも通り書き下し文で十分な脚注もあり読みやすかったでしょう。
「数学」
出題のパターンに新しいところはありませんが、全体的に易しめになっています。
愛知県の数学は大問3の(2)と(3)図形が難し目で定評があるのですが、今年は例年になく易しかったでしょう。生徒の1人は「全部とききって、数学でこんなに時間があまるとは思わなかった」とコメントをもらっています。
例年、数学は他の教科より平均点が低めであるため、易しくするのはありなのかとも思いますが、だいぶ極端に易しくなりました。
「社会」
資料を読み解き分析する問題がますます多くなっています。近年の傾向通りの出題です。
論理的に読み解く力、分析している力があれば多少の知識不足はカバーできるでしょう。去年までは多少の出題があった記述問題がなくなったため、正確な知識の不足を思考力で補いやすくなっています。
細かな知識よりは、重要なポイントを抑えた正確な知識が大切で、知識を活用する力、思考力分析力が大切になるでしょう。
「理科」
中2生物・中2化学・中3物理・中2地学と大問2から大問5の主要問題では2年生からの出題に偏りました。
理科の入試は2017年くらいから、「生徒と先生が会話する大学共通テストに寄せた問題」が出題されるなど、問題を読み解く力を問う力を出題されるようになり、大幅に難化し、平均点が下がっていましたが、そのあたりの問題が一掃されてもとに戻りました。
1つ1つの問題を見るといままで通りなのですが、理科もだいぶ易しめの出題です。
「英語」
英作文の代わりに出題されるようになったのは、易しめの英文中の穴埋め問題でだいぶ点数が取りやすくなりました。
毎回長文問題が出題される大問3(説明文)と大問4(会話文)も設問の出され方が従来とはだいぶ変わりました。5科でもっとも新しいタイプの出題が多かったのは英語でしょう。こちらも易しめな出題パターンだとは思いますが、普段練習していたのとは違うタイプの問題に生徒が戸惑ってないかが心配です。
特に大問3でメモを取って内容をまとめる問題は、これまでなら大問4で英文で出題されるパターンのところを日本語での整理でした。内容正誤の問題でも、以前なら大問3で「正しい英文をすべて選びなさい」と出てたところを、「1つ選びなさい」または「2つ選びなさい」と易しめの出題に変わっています。
現在、文科省では生きる力を支える3つの柱として、
1.知識及び技能
2.思考力、判断力、表現力
3.学びに向かう人間性等
以上の3つを掲げています。1つ目の単純な知識技能教育だけでは不足で、「思考力、判断力、表現力」の養成に力を入れていこうということです。
全国の高校入試大学入試で、「単純な知識」や「情報処理能力」だけを問う問題が多かったところを改め、思考力や判断力を問う問題として「先生と生徒が会話して、その内容から情報を読取る問題」や表現力を問う問題として「論述問題や、自由英作文」などが多く出題されるようになっています。
はっきりいって、今回の愛知県入試はこの全国的な方針にまっこうから喧嘩を売っています。最近は文科省もあまり声高に言わなくなってきて圧力が弱くなってきているのでしょうか。
「知識」や「情報処理能力」もまた大切な技能ではあります。私としては、その良し悪しを問うつもりはないのですが、国の方針に思った以上に逆らうような入試問題がこのまま許されていくのかが疑問に思うところです。
普通に考えれば、また数年後くらいに入試問題&制度についての変更が発表されるかもしれませんね。
来週は月曜日は私立高校の推薦入試です。
再来週は私立高校の一般入試を予定しています。
当教室では公立高校を選ぶ生徒が多数派ではあるのですが、私立高校を選んだ生徒も何人かいます。
・ 部活動の環境の良い高校を選んだ
・ 大学受験を指定校入試を利用して有利に行いたい
・ 公立高校は筆記試験のでき次第で合否が変わるので、確実に合格できる私立を選んだ
・ 高校の理念・方針が生徒の資質や家庭の教育方針と合致している
それぞれ、私立高校を選んだ理由はさまざまですが、公立高校と違い、私立高校は学校の方針も多様で特徴があります。
公立高校に進学するなら、学校の見学や体験入学なども不要だと割り切っても良いでしょうが、私立高校を選ぶ場合は説明会・見学会・体験入学などを利用して、自分にあった学校なのかを良く考えて選ぶ必要があるでしょう。
さて、自治体が合否の判定の仕組みを定めている公立高校と違い、私立高校に関しては合否の判定の基準は各高校の裁量に委ねられています。また、その各高校ごとで定められた基準は原則的に非公表ですが、中学校の進路指導を担当する先生方には毎年ある程度の情報を高校側から知らされています。
よくある高校の合否判定基準を紹介します。
1.推薦入試を行わず、一般入試のみを実施し、原則的に評定(内申点)は評価せずに筆記試験で合否を判定する高校
例 滝高校などの難関校
2.推薦入試は評定(内申点)を中心に評価し、一般入試は筆記試験の成績を重視しつつも評定(内申)なども加味しつつ合否を判定する高校
例 名城高校など準難関校
3.推薦入試は主に評定(内申点)やその他の活動実績(部活・生徒会など)を加味して事前に合格の確約を行い、一般入試でも8割以上の生徒には評定(内申点)を基準に合格の確約を行い、成績が微妙な生徒や不登校などの事情で評定(内申点)が合格確約の基準に達しない生徒のみ筆記試験などの結果を見て合否を判定する高校
例 星城高校など一般的な私立高校
ほとんどの高校は、上記の「3」の仕組みを採用しています。
生徒は筆記試験を行うわけですが、ほとんどの場合は合格確約をされているわけです。試験をすっぽかしたり、問題を起こさない限りは合格が内定しています。(確約があることは事前に生徒に通告されることはありません)
逆に「1」「2」の高校の受験の場合は、合格の確約がもらえませんので、普通これらの私立高校を受験する場合は、「3」の高校を別途スベリ止めとして受験するように中学校側から促さます。逆を言うと、2校目の私立高校の受験を促されていない場合は、合格確約をもらえていると考えて良いでしょう。
なお、合格確約の基準も原則的には公表されていませんが、当塾では地元の高校についてはあるていど把握していますので、興味のある方はお問い合わせください。
ここ数年は、合格確約の基準は例年レベルを維持か、若干基準を下げている学校が多いようです。
本日は中学生を対象に愛知全県模試を実施しています。
大学受験、高校受験が間近にせまってきています。中3生は塾で受験対策講座の真っ只中で、高3生も追い込みの最中です。
さて、公立高校入試では、受験制度が少し変更されて、特に進学校は筆記試験重視、実力重視で合否判定になったということは以前にも紹介しました。
今までは、一定以上の内申点を取れていた生徒が合格点が優遇されていたのがなくなったのに加え、進学校はⅢ型の筆記試験1.5倍から、Ⅴ型の筆記試験2倍に移行したことで筆記試験の配点が高くなったからです。
しかし、この筆記試験2倍というのは、実のところは2倍以上の差があるのです。
もともと、内申点の配点は45点満点を2倍して90点満点になるわけですが、内申点の最低点に0点はなく、オール1の生徒の18点が最低点になります。
「範囲」ということでは、72点が内申点の点数になるわけです。
筆記試験については、各教科22点満点で110点満点を2倍して、220点満点です。0点もあり得るわけですから、「範囲」もそのまんま220点です。
つまり、
内申点の範囲:72点
筆記試験の範囲:220点
→ 格差約3.06倍
筆記試験は内申点の3倍以上で評価されるわけです。
岡崎高校や刈谷高校は難しいですが、筆記試験で満点をとれば刈谷北高校や西尾高校なら内申点オール1からでも合格を狙える計算です。
今年は受験日程が早くなったことで、学年末テストを待たずに高校側に調査書(内申点)を送らなければなりません。もう内申点はほぼほぼ動かないわけです。
しかし、筆記試験の点数はこれからです。
逆を言えば、内申点が十分な子でも、筆記試験で逆転不合格もあり得るわけですが、内申点が不足している子もここからの頑張り次第でまだまだ逆転合格も狙えるということですね。
先日、春期講習の一環で、新中3生・新高1生向けのガイダンスを実施しました。
中3生には,高校受験を戦っていく上での必要な知識を学んで貰うガイダンスで「プレ受験対策講座・入試に向けての基礎知識 春」を行いました。
新高1生は,それぞれの高校に合わせて大学受験や就職に向けての「大学入試ガイダンス」です。大学入試は高3生になってから慌てるようでは手遅れです。
中3向けガイダンスの中で,覚えてもらった受験知識の確認に,筆記試験形式で○×クイズを問いてもらいました。
そのうちのいくつかをピックアップして紹介しましょう。
生徒たちには,資料を見ながら解くことができましたが,この記事ではノーヒントになりますので少し難しいかもしれません。
では,問題です。
1.「公立高校一般入試」では,「職業専門科高校」の方が「普通科」よりも筆記試験の配点が高い判定型になることが多い。○か☓か?
2.「公立高校一般入試」の入試問題は,定期テストの問題よりも難しいことが多い。○か☓か?
答え合わせをします。
1.×
一般には普通科の方が筆記試験の配点が高く,職業専門科の配点が低い傾向にあります。
ただし,例外はあります。例えば本年度入試までで西尾市の鶴城丘高校はⅢ型で筆記試験重視型でしたが,同レベルの碧南高校はⅠ型で均等型でした。どの型を選ぶかは高校ごとの判断ですので、まれにこのような逆転が起こることがあります。
新年度入試の判定型は4月頃に公表予定です。Ⅳ型やⅤ型が追加され,各高校がどのような選択をするのか注目しどころです。
2.○
入試問題は易しい問題から難しい問題まで,バランス良く出題されます。比較的基礎問題の出題が多い定期テストよりも入試問題の方が難しいといえるでしょう。
定期テストで9割の得点率の生徒は入試で8割,6割の生徒は4割といったくらいの得点率になるのが平均的ではないでしょうか。
3.○
愛知県の中3生の成績向上は他府県よりもだいぶ大きめです。毎年の学力調査などでもはっきりとした結果が出ています。愛知県は他府県と違い複合選抜を採用しています。複数の受験ができることで競争が起こり,その結果成績が向上するのだと思われます。
4.×
愛知県では全日制の高校に進学できる生徒は90%程度になります。
クラスで3-4人は進学できない計算ですね。進学できない生徒の大半は定時制高校や,専修学校高等課程に進学する生徒が多いです。専修学校高等課程に進学の場合は通信制の高校に入学して、高校卒業資格を取得しに行きます。全日制に限らない場合の高校進学率は98%程度になります。ただし高校は中退する生徒も年間2.1%くらいずつ出てしまいますので,定時制や通信制を含めても高校卒業資格を得ることができるのは90%ちょっとになると思われます。
5.○
愛知県の私立高校の推薦入試は「単願」を基本としています。逆に一般入試は「併願」になりますので,公立高校を志望する場合も「滑り止め」で私立高校の一般入試を受験するように中学校から進路指導を受けることになります。
一部の難関校を除いて,ほとんどの私立高校では一般入試(併願)であっても内申点だけで生徒の合格を確約してくれます。そのため筆記試験は形だけということになります。ただし,一部の成績がギリギリの生徒や、不登校などで内申点が足りないが実力があるというような生徒は中学校を通じて予め高校に話をつけておいた上で、筆記試験の結果を待った上で合否を決めます。
6.×
私立高校は「単願」である推薦入試の方が合格ボーダーが低くなります。
逆に公立高校の場合は推薦入試の方が合格ボーダーが高くなる傾向にあります。ただし推薦枠の関係で、公立高校普通科は一般入試と推薦入試のボーダーの差が大きいですが、職業専門科は小さくなります。
職業専門科を狙っている生徒は,推薦入試の出願もおすすめです。
7.×
中学校は公立であれば,だいたいどの中学に通っても同じよいうな指導を受けることができました。
高校は、学科や高校のレベルによって受けられる指導が大きく異なります。
ただし、同じ県内の普通科で、レベルが同じ程度であればだいたい似たような指導を受けることができます。たとえば西尾市の西尾高校と、大府市の大府高校、名古屋の中村高校などはだいたい似たような指導が受けられると考えて間違いないでしょう。
わざわざ遠く普通科高校を受験しに行くメリットは低いでしょう。
公立高校と違い,私立高校は個性豊かですので検討している生徒は入学説明会や体験入学には必ず参加しましょう。
8.×
もともと商業科というのは,今ほど大学進学が一般的ではない時代に,事務のできる人材を促成栽培するために作られた学科です。
しかし,時代の変化に伴い、高卒での事務職の求人はおそろしい勢いで減っています。絶対に無理とまでは言えませんが。
工業科など他の職業専門科よりはマシなのでしょうが,商業系の学科を卒業しても卒業後の就職先は製造業で工場などが大半になってきます。愛知県がとりわけ製造業の求人が多い地域であることも影響しているでしょう。
事務職での就業を考える場合は、大学進学のできる普通科を選ぶのが無難でしょう。
9.×
車の設計は,専門職技術職の領分になりますので,大学の工業科に進学し、できれば大学院で修士資格を取得しなければ、仕事にするのは難しいでしょう。
現場における自動車の組み立てや、自動車の整備の仕事などは高校の自動車科から選びやすい仕事になります。
10.×
公立の普通科進学校は原則的に大学に進学するための勉強をするための学校です。将来、現場での仕事をしたいと考えている場合は、高校のレベルを落としても職業専門科を選ぶべきです。例えば、トヨタ自動車などの大企業では高卒相当で工場で働いてくれる人材を高校新卒から正社員採用を行っています。ですが大学卒業者が大企業の工員として働きたいと思った場合は、非正規雇用からのスタートが一般的でしょう。
高校はあくまでも途中経過に過ぎません。レベル的に格下の高校に入ったとしても、高校内での競争が始まりますので、高い学力が無駄になることはありません。
また高い学力と成績がある生徒で,現場の仕事をしたいと考えている生徒には、大企業が運営している企業内学園なども選択肢に入ってくるでしょう。
11.○
入試日程が3週間早くなりますので、中学校でも中3内容の大半は2学期までに修了させる必要があるでしょう。特に社会科などは,以前は中3の頭から行っていたのが現在は2学期からのスタートになっています。結果,公民はほぼ2学期の1学期間だけで修了することになるわけです。英語なども学習内容が増えています。生徒には大きな負担になるでしょう。
12.×
当塾に限らずなのでしょうが、受験対策の講座は一般入試の筆記試験で点数を上げるための対策を中心に行います。そのため、定期テストで点数を取り、内申点を上げることを一番に考えなければならない私立単願の生徒には向いておりません。
ただし、受験に関係なく将来のために学力をつけておきたいという意向であれば、私立単願を希望する生徒でも受講を申し込むことはできます。
月曜日から愛知県公立高校入試が始まります。
生徒たちには、愛知県の入試傾向に合わせた問題をしっかりと演習してもらってきています。
普段どおりの実力を発揮して欲しいものです。
A日程の入試問題は、
1.殆どの問題が今まで通りの受検傾向の問題が出題
2.その一方で、新しいタイプの問題もいくらか出題
と、予想します。
来年度のマークシート化のため問題傾向がいくらか変わらざるを得ないところがあります。
2023年でのショックを緩和するために、本年2022年もいくらか新しいタイプの問題を入れ込んでくるのではないでしょうか。
A日程筆記試験終了後、A日程の出題を踏まえたB日程の問題予想を行います。
私立高校入試が終わり、現在公立高校入試直前です。
今日は、高校に進学できるかどうかという成績下位層に向けた記事です。
そもそも、高校は誰でも入学できるわけではありまえん。いわゆる普通の高校である全日制高校の進学率は、全国ベースで92%、愛知県では90%程度が例年の数字です。
中学卒業後の進路目安(愛知県)
公立全日制高校 61%
私立全日制高校 29%
専修学校(専門学校専修過程)3%
定時制高校 2%
ほか 5%
まず、全日制高校ですが、公立高校に挑戦する場合、くわしい制度については別記事に譲りますが、主に「筆記試験と内申点の合計」で合否を判定します。
そして、合格基準となる合格ボーダーは、年度によって大きく上下します。
例えば、地元の公立普通科でもっとも易しい一色高校や高浜高校を受検するには、内申点が22か23くらいあれば受検しようというように指導することが多いですが、年度によっては合格ボーダーは大きく下がることもありますし、運が悪ければ上がることもあります。
私立高校については、下位の高校については主に「内申点と調査書(+中学校との談合)」で合否を決めます。
公立高校の場合と違い、合否の基準は高校側で内定しており、我々塾人や一般人には教えてもらえないのですが、中学校の教師には近隣の私立高校側からは合格基準が打診されていますし、遠方の高校でも中学校から問い合わせれば合否基準を問い合わせることができます。成績の微妙な生徒には相談にのってもらうこともできます。
原則的には筆記試験は茶番で、内申点のみで合格を確約してもらっている場合が多いですが、事情により筆記試験の結果をまって合否を判定する場合もあります。
易しめの公立高校の合否判定(全日制)
筆記試験と内申点で合否判定
易しい学校で受検の目安は内申点22以上程度
合格基準は事前に予測することは難しいく、合否については本人の実力と運不運で変わる
易しめの私立高校の合否判定(全日制)
主に内申点で合否判定(中学・高校間での話し合い可能)
易しい学校で受検の目安は内申点16以上程度
合格基準は事前に分かっていて、原則として合格基準に達している学校を受検可能
不登校などで事情がある場合は、事前に相談して筆記試験の結果などで合否判定する場合も
生徒の将来を考えると、これらの全日制の高校に進学するのが望ましいのですが、それが難しい場合に選択肢に入るのが専門学校や定時制高校です。
それぞれ、実のところ専門学校も定時制高校も、合格については事実上BFで、成績をとわず全員合格かそれに近い状況の学校がほとんどです。
それでは、専門学校や定時制高校とは、どのような特徴のある学校なのでしょうか。
西三河から通える定時制高校
昼間
[普通] 刈谷東 (刈谷市)
夜間
[普通] 岡崎 (岡崎市)
[普通] 碧南 (碧南市)
[普通] 豊田西 (豊田市)
[普通] 安城 (安城市)
[普通] 一色 (一色市)
[工業] 刈谷東 (刈谷市)
[工業] 岡崎工業 (岡崎市)
[工業] 豊田工業 (豊田市)
[工業] 岡崎工業 (岡崎市)
西三河から通える専門学校(専修学校高等課程)
山本学園情報文化専門学校(山本学園)(知立市)・専門課程併設
[女子]ファッションデザイン・調理師・ビジネス
[男子]ビジネス
西尾高等家政専門学校(白百合学園)(西尾市・西尾駅)・専門課程併設
[女子]クッキング・ビジネス・ファッション
大岡学園ファッション文化服飾專門学校(大岡学園)(安城市)・専門課程併設
[共学]ファッション
安城生活福祉高等専修学校(さくら学園)(安城市)
[女子]ファッションパティシエ
[共学]調理師・保育介護
東海工業専門学校熱田校(電波学園) (熱田区・神宮前駅)
[共学]機械・建築
名古屋工学院専門学校(電波学園)(熱田区・神宮前駅)・専門課程併設
[共学]普通・電気
あいちビジネス専門学校(電波学園)(中区・金山駅)・専門課程併設
[共学]総合ビジネス
さつき調理・福祉学院(東洋学園)(中村区・名古屋駅)
[共学]調理師・福祉
名古屋ユマニテク調理製菓専門学校(みえ大橋学園)(中村区・名古屋駅)
[共学]総合学科(調理製菓・ファッション・保育・医療福祉)
ニュートン高等専修学校(光陵学園)(中村区・名古屋駅)
[共学]総合教養科
クラーク高等学院名古屋校(創志学園)(中村区・名古屋駅)
[共学]総合進学・インターナショナル
愛知芸術高等専修学校(恭敬学園)(中村区・名古屋駅)
[共学]総合芸術科(マンガイラスト・声優・ファッション・ミュージック・ダンス)・美容師学科
続いて、リストが長くなりましたが専門学校です。
ここでいう専門学校というのは、正確には「専修学校高等課程」です。高校卒業資格を得たあとで、看護などの資格を取るために通う専門学校は「専修学校専門課程」になりますので、別の種類の学校になります。そのほかにこの記事では扱いませんが「一般過程」の専修学校も存在します。
そもそも専修学校は昭和51年に開設され、定時制高校と比べると新しいタイプの教育機関で、職業能力や生活能力の向上を目指して設立されています。
専修学校にはさまざまな学科があり、学校によって高等過程のみの設置の学校、専門課程のみ設置の学校、両方を設置の学校などさまざまです。
専門課程については、学科などにより入学が難しく学歴としての価値の高いものや、ボーダーフリーで学歴としての価値が低いもの、役に立つ資格がとれるところ、とれる資格が就職にあまり役に立たないところなど様々ですが、ここでは高等過程についてのみ説明します。
専修学校の高等課程については、ほとんどどの学校もボーダーフリーかそれに近い状況で、学歴としての価値は定時制高校と同様に非常に低いでしょう。
さまざまな学科がありますが、就職に対してそれほど役に立つ資格がとれるということもありません。
就職に有利な学歴が欲しい生徒は大学に進学し、より役に立つ資格が欲しい生徒は専門課程や資格のとれる大学に進学をする必要があるでしょう。
また、ほとんどの専門学校では、専門学校に入学と同時に提携している通信制高校に入学することになり、専門学校の卒業と同時に高校卒業資格を手に入れることができるようになっています。
愛知県にある専門学校(専修学校高等課程)は私立になります。上記のリストはどれも私立校ばかりです。
費用の方は、学校学科によって多少の違いはありますが、全日制の私立高校と同程度になることが多いです。同時に入学する通信制高校の費用はとても安くなっていますので、誤差でしょう。
卒業するまでに必要な年限は全日制高校と同様に3年間が一般的です。(1年間や2年間の学校もあります。)
上記リストの専門学校の中で、私が担当した生徒が進学し、生徒からの評価が良かった学校としては、電波学園系列の「名古屋工学院専門学校」です。
系列校も多い愛知県の専門学校としては最大手となる電波学園だけあって、就職や進学のコネクションも強く、卒業後のサポートなどがその他の専門学校と比べて優れているようです。
以上のように、定時制高校と専門学校の両方について基本的なことを見てきましたが、全日制高校への進学が難しい場合は、どちらを選ぶのが正解でしょうか。
それぞれの学校で学べる学科の内容や、通学の便などもあり、絶対にというわけではないのですが、
定時制高校よりは専門学校(専修学校専門課程)の方がオススメです。
通学費用は高くなるけれど。
理由は卒業後に向けたサポート状況です。
高校であれ、専門学校であれ、やはり気になるのは次の2点です。
1.ちゃんと卒業できるか
2.就職や進学につなげることができるか
この2つです。
この2点について、公立の定時制高校と私立通信制高校について比較しましょう。
比較の上で、全日制高校の統計も記載します。
ドロップアウト率①
卒業までに中退になって卒業できない生徒の割合
全日制高校 普通科(私立公立計) 4.8%
全日制高校 職業専門科(私立公立計) 7.2%
公立定時制高校 42%
私立通信制高校 11%
ドロップアウト率②
卒業後、進学や就職などの進路の決まらない生徒の割合
全日制高校 (全学科私立公立計) 5%
定時制高校(公立私立計) 28%
通信制高校(公立私立計) 41%
まず全日制高校が圧倒的に良い数字を出していることは間違いありません。
可能ならば、生徒には全日制に進んでもらいたいです。
定時制と専門学校を比較すると、まず中退になってしまう生徒が圧倒的に多いのが定時制高校です。
卒業後の進路が決まらないという点では、通信制の生徒の方が多いのですが、こちらは通信制のみの入学の生徒が数字を悪化させている可能性が高いと思われます。専修学校と同時入学の場合は、中退率も、進学の決まらない率もどちらもいくらかの改善が見込めるでしょう。
専修学校の定時制高校に比較したデメリットとしては、やはり通学に必要な授業料などの費用がもっとも大きいでしょう。さらに、系列の専門課程に進学することになれば、さらに費用がかかることになります。
また、定時制高校の場合はほぼ普通科と工業科ばかりですが、私立の専修学校は、母体となる運営団体や学科によって学校の運営方針や、卒業後のサポートの手厚さに大きな差があるように思います。
そのあたりをきちんと調べて、より良い学校を選んであげたいところです。
昨晩、愛知県の公立高校の志願状況が発表されました。
本日2月22日と明後日の24日は「志願変更」が可能です。
この志望状況を見て、受験校を変更することができます。
しかし、志願状況についてはどのように見ていけば良いのでしょうか。ただ倍率の高い低いだけに注目すれば良いのでしょうか。
例をあげて説明しましょう。
Aグループ 刈谷高校 普通科
定員 400
1次志望志願者 648
2次志望志願者 50
合計倍率 1.75倍(昨年度1.65倍)
Aグループ 岡崎高校 普通科
定員 400
1次志望志願者 558
2次志望志願者 11
合計倍率 1.42倍(昨年度1.53倍)
Bグループ 刈谷北高校 普通科
定員 320
1次志望志願者 386
2次志望志願者 320
合計倍率 2.21倍(昨年度1.85倍)
Bグループ 西尾高校 普通科
定員 360
1次志望志願者 440
2次志望志願者 162
合計倍率 1.67倍(昨年度1.63倍)
当塾でも志望する生徒の多いのが刈谷高校です。
地元のトップ校で、東大京大などの進学率ではまだまだ上がいますが、名古屋大学進学率については県内1位を誇ります。
刈谷高校とライバルの位置にあるのが、岡崎高校です。岡崎高校も隣接する地域のトップ校で、どちらの高校にも通うことのできる地域に住まいの生徒はどちらに出願するかはおおいに迷うことでしょう。
一世代前では、刈谷高校と岡崎高校でははっきりと岡崎高校の方が格上だったと言えたのですが、刈谷高校周辺の人口の増加や交通の便なので、近年は刈谷高校の方が倍率が高い年度が続いています。
今年も刈谷高校と岡崎高校を比べると、1次志望倍率、合計倍率ともに刈谷高校の方が高くなっています。
ですが、この倍率の比較から、必ずしも刈谷高校の方が岡崎高校よりも入学が難しいといえるかというと微妙です。
学習塾には、別の資料で愛知全県模試の追跡調査結果があるのですが、受験者の平均の学力は刈谷高校と岡崎高校では、はっきりと岡崎高校の方が高いのです。受験者の平均の内申点もそうですが、内申点以上に偏差値に差があります。刈谷高校周辺の自治体の中学校は、岡崎高校周辺の自治体の中学校よりも若干内申点の付け方が甘いのかもしれません。
ただ、それでも合格のボーダーが岡崎高校の方が高いとも言い切れません。
追跡調査の結果をみると、だいぶ拮抗していて、年度によってどちらが刈谷高校の方が上だったり、岡崎高校の方が上だったりします。本年度についても予想が難しいところで、今年の受検結果が出るまでははっきりとしたことは分からないでしょう。
また、筆記試験終了後に合格予想点を出している学習塾もありますが、あれは問題の難易度からの予想で、受験者数などからの予想ではありませんので、あまり正確な予想とは言えません。
今年7月ごろには、追跡調査の結果が各学習塾にも配られることになり、そうなるとだいたいの結果が分かるようになります。
結論1
刈谷高校と岡崎高校のどちらが上かは分かりません。微妙。
とはいえ、刈谷高校や岡崎高校はほとんど1次志望で受検する生徒ばかりですので、他の高校と比べて、志願状況の読み取りが易しいでしょう。
岡崎高校などは、1次倍率が1.4倍程度ですので、その割合でそのまま合格者が決まるでしょう。
結論2
地域トップ校はだいたい倍率のそのままに、合格者が決まる。
岡崎高校は14人受検しておよそ10人合格。
刈谷高校は17人受検しておよそ10人合格。
(ただし、受験者のレベルが違うので倍率=レベルの高さではありません)
それでは、地元2番手校の刈谷北高校はどうでしょうか。
倍率は2.21倍なので、合計倍率は刈谷高校や岡崎高校よりも高いのですが、ほとんど2次志望の生徒のいないトップ校と比べ、2次志望の生徒もたくさんいます。
この数字だけで、刈谷北高校は岡崎高校や刈谷高校よりも難しいとは言えません。むしろ、岡崎高校や刈谷高校よりはずっと合格ボーダーは低くなります。
刈谷北高校を2次志望にする生徒の大多数は、1次志望をすぐ近所にある刈谷高校にしているのでしょうが、一部には岡崎高校や他の学校を1次志望にしているでしょう。
逆に刈谷高校を1次志望にしている生徒の大半は、2次志望を刈谷北高校にしている場合が多いのでしょうが、2次志望に知立東や西尾高校を選んでいる場合もあるでしょう。
ですが、刈谷高校と刈谷北高校は隣接していることで、大体の場合として刈谷-刈谷北の組み合わせで受検する生徒が大半であるとすると、刈谷高校を1次志望にしている生徒のうちおよそ250人が刈谷高校に合格できずに、刈谷北高校に下りてくるでしょう。
また愛知県の高校受験の進路指導では、複合受検の2次志望には確実に合格できる高校を置くのが定石で、いわゆるダブル落ちを避けて受検するのがふつうです。例えば、刈谷北高校の合格が確実でない生徒は、刈谷北高校を2次志望ではなく1次志望にするように中学校側から指導されます。
そのため、刈谷高校に合格できずに刈谷北高校に下りてきた250人はほぼほぼ全員が刈谷北高校に合格するでしょう。
そうすると、刈谷北高校の普通科定員320人のうち、250人が埋まって残る席は70人分です。この70席を刈谷北高校を1次志望とする386人で争うことになります。
単純化して話をすすめましたが、実際にこれに近いことがおこると予想されます。これはかなりの競争率です。今年は刈谷高校も刈谷北高校も倍率が上がったことで、競争はかなり激化したといえるでしょう。
逆に刈谷北高校のような2番手校であっても、地域の1つ上のトップ校の倍率が低ければあまり多くの生徒が下りて来ないということになります。
結論2
地域の2番手以下の高校は、上の高校からどれだけの生徒が下りてくるかでも難易度が大きく上下する。
2022年の刈谷北高校入試は狭き門。単純な倍率以上に競争が激しく、1次志望の生徒の大半は不合格になる。
それでは次に、西尾高校などはどうでしょうか。
西尾高校は例年のボーダーでは刈谷北高校と同じか少し易しいくらいの学校ですが、刈谷高校と比べると1次志望者の割合が多くなっています。これは、西尾高校を2次志望にしている生徒は1次志望は刈谷高校や岡崎高校が多いのでしょうが、地域的に刈谷高校も岡崎高校も少し遠く、敬遠する生徒が多いからです。
ですので西尾高校は、地元的には地域トップ校とも2番手校とも言い難い、その中間的な地域準トップ校ということになるでしょう。
西尾高校も刈谷北高校と同様に、上から下りてくる生徒がいることを考えると、それなりに厳しい戦いになりそうです。西尾高校を1次志望にしている生徒は、少なくとも2人に1人以上は不合格になると思われます。
それでも、刈谷北高校ほどは厳しくならないでしょう。
それでは、知立東、安城東、安城、西尾東などのもう少し下のランクの高校の倍率はどうでしょうか。
実のところ、このあたりになってくると、受験校の組み合わせが複雑に多様化し、志願状況などの資料からシミュレーションして予想するのが非常に困難になります。
近隣の他の学校の動向によっても難易度は大きく上がったり下がったりします。倍率だけからでは予想できません。
はっきりいって無理です。
とはいえ、まったく資料が役荷立たないというわけではありません。
例えば、思い返すも悪夢の2016年の西尾東高校入試です。
西尾東高校はAグループの進学校で、「西尾ー西尾東」「安城東-西尾東」「西尾東-碧南」「西尾東-鶴城丘」「西尾東-吉良」などの組み合わせで受験することの多い学校なのですが、例年の倍率はだいたい2倍弱がふつうです。
ですが、2016年入試では西尾東高校の最終倍率は例年の2倍近い3.87倍でした。
なお2015年では1.96倍で、倍率が低かった2014年は1.74倍、今年2022年は最終倍率はまだですが締め切り倍率は2.04倍です。
おそらく、安城市など西尾市に隣接する中学校の進路指導で受験者数の調整に失敗した結果、市外からの越境受験者が多かった年なのでしょうが、2016年度の西尾市の受験結果は悲惨の一言でした。西尾東高校に落ちた大量の受験生が、碧南高校、鶴城丘高校、吉良高校などにも下りていって、そちらの受験もかなり厳しくなりました。結果、多くの生徒がダブル落ちの憂き目に合いました。
このとき、締切倍率を見て、受験校を西尾市内から安城市内の高校に切り替えて、危険を回避することも可能ではあったでしょう。
それを踏まえ、本年2022年度の西三河の受検状況はどうなるでしょうか。
おそらくですが、2016年度のような大波乱はなさそうですが、全体的に昨年度と比べやや競争率の高い厳し目の入試になりそうです。
結論3
トップ校や2番手校以外の高校の難易度を志願状況の資料から正確に予測するのは非常に困難。とはいえ、まったく役に立たないわけでもない。
2022年入試は、西三河地区では極端な大波乱はなさそう。昨年と比べると競争率の高いやや厳しい試験になると予測される。
地域で、もっとも易しい高校については、定員割れする場合もあります。
このあたりの地域ですと、一色高校や高浜高校がもっとも可能性の高い高校になります。昨年度については、鶴城丘高校や碧南高校などの中堅校が定員割れするというめったにない椿事が置きました。
実のところ、成績下位の生徒には、「どこでも良いからとりあえず公立高校に進学したい」という要望も少なくありません。
そういう生徒には、塾として「今年は○○高校が定員割れするか、それに近い状況になりそうだよ」と志願変更を薦めさせてもらう場合もあります。
ただし、定員割れや定員割れに近い状況で、実力に見合わない高校に入学してしまった場合は、入った後がたいへんになる場合も多いです。
小中学校と違い、高校は義務教育ではありません。勉強についていけなくなって、中退する生徒も少なくないのです。
愛知県の高校全体では、年間あたりおよそ2.1%ほどの生徒が高校を中退しているという資料があります。
合格しやすい学校を選ぶというのも1つの手段ですし、塾としてそれをお手伝いすることもあります。
ただし、きちんとした学力をつけることはどうあっても必要だということは理解しておくべきでしょう。
以上に述べてきたように、志願状況を読み解くのもそれなりに知識と経験が必要になります。
自分が受検する高校の動向が気になっている生徒や保護者は、通っている学習塾の担当者に直接問い合わせてみると良いでしょう。
受験シーズンまっただなかです。
さて、
模試の合否判定があてになるのか、ならないのか。
結論を言うと、模試の判定が信頼できるかどうかは、「模試の種類」と「試験の種類」による。場合によりけり。
ということになります。
まずは高校入試の場合から説明します。
1.公立高校一般入試の場合
結論「あてになります。」
特に、愛知全県模試など、公立高校入試の問題に出題傾向を似せて、受験者数の多い模試ほどあてになります。このタイプの模試は、都道府県別でかならず1つは行ってくれている業者があります。
愛知県入試の場合には、2校受験できる都合で、上位の進学校ほど合否の判定が信頼できます。逆に、下位の高校ほど年度によってボーダーの乱高下が大きく、合否判定の信頼性が下がります。倍率などで少しは予測できますが、どうしても予測しきれない場合が多いです。
また、各塾がオリジナルで行っている学力テストなどは、学力自体を判定するには良いテストであっても、合否の判定としてはあまりあてにならないでしょう。
2.私立高校一般入試の場合
結論「あまりあてになりません。」
今年はすでに私立高校の入試は終了しましたが、私立高校の場合は合否の判定の基準が各高校ごとによって異なります。出題の問題も学校によって違います。そのため、統一的な模試では合否の判定は十分にできません。
ただし、一部の上位校、愛知県の場合は滝高校や東海高校については、筆記試験の点数を中心に合否を判定しますので、公立高校の上位校ほどではないにしろ、模試の判定を信頼することができるでしょう。
中堅から下位の高校については、筆記試験の実施は形ばかりで、中学校の内申点などから大半の生徒の合格を決めているという高校も少なくなりません。そうした学校の場合、模試の合否判定はあてにならないと考えるべきでしょう。
3.大学入試一般入試の場合
大学受験向けの模試で、もっとも受験者数が多く、問題の質が高く、判定の信頼性の高い模擬試験というと、「河合塾の全統模試」ではないでしょうか。
駿台やZ会、代ゼミの模試なども質の高い模試です。
しかし、どんなに質の高い模試でも、判定はあまりあてになりません。A判定(合格率80%以上)を貰っていても落ちてしまう生徒は多いですし、E判定(合格率20%以下)でも案外合格できてしまう場合があります。
これはなぜでしょうか。
理由1 問題の質
都道府県ごとで同じ入試問題で受験を行う高校入試と比べ、大学入試は大学ごとで問題が異なります。一言に大学受験と言っても、問題の難易度は学校によって天と地ほども違います。
統一的な問題で試験を行う模擬試験では、適切な判定が出ないのは当然です。
挑戦できる回数は少ないですが「東大オープン」「名大オープン」など、大学別模試は大学ごとの出題傾向に合わせた模擬試験で、比較的判定が信頼できるでしょう。
ただし、大学別の模擬試験は一部の人気校でしか実施がなく、受験者数も多くはないのが残念なところです。
なお、一般的な全統模試や駿台模試などの問題は、国公立入試とも私立入試とも似ていない、良くいえば総合的な、悪く言えば中途半端な出題となります。
理由2 受験誘導が弱い
これは大学受験向けの模試の合否判定があてにならない理由というより、高校受験向けの模試の判定があてになる理由ともいえるのですが、
高校受験では中学校の先生が進路指導を行う結果、だいたい毎年どの高校にも同じくらいレベルの生徒が、同じくらいの人数の生徒が受験することになり、だいたい合格ボーダーが一定に保たれます。(それでも、だいぶ上下はしますが)
その点、大学入試は、他の大学の受験日程の兼ね合いや、時流によって、県内外からの受験の動向が大きく変わります。正確な判定が難しくなるのは当然でしょう。
理由3 受験方式・学部学科コースの細分化
大学入試の受験方式は、一般入試だけとっても多様です。特に私立大学は多様です。
その結果、ある1つの学部学科の1つの受験方式での受験者数や合格数はかなり少人数になってしまいます。その結果、受験者数がちょっと増えたり減ったりするだけで、かなり乱高下することになります。
理由4 1題の出題が重く、運不運が大きい
中学入試や高校入試と比べ、大学入試では扱われる問題はどうしても高度になります。
特に数学や物理や化学の理系科目では、1問でも深く掘り下げるために、1問とくだけでも時間と労力がかなりかかり、結果問題数はどうしても少なくなってしまします。
受験数学では90分や120分程度で出題数5題というのは標準的な出題でしょう。
出題数が少なくなると、たまたま得意な問題が出たり出なかったりでの、運要素がどうしても高くなってしまいます。
運要素はどうしても大きいため、私立大学志望の生徒は受験回数をできるだけ増やすようにするのですが、国公立大学の場合には前期試験と後期試験にそれぞれ各1回のチャンスしかありません。
実際、大学受験ではまさかの逆転合格・逆転不合格というのはザラに起こります。
ついでにいうと、共通テストの自己採点からの合否予想も信頼性は低いのではないでしょうか。
昨年度などは横浜国立大学が、まさかの定員割れが起こりニュースになっていましたが、あれは自己採点からの合否予想を鵜呑みにして、出願を取りやめた生徒が多かったからというのもあるのではないでしょうか。
加えて言えば、模試の判定が悪くても合格しやすい生徒というのは、きちんと自分の大学の受験問題を研究し、その問題にあった対策をした生徒でしょう。
逆に、学校で言われたことだけを、エサを与えられるヒナのように何も考えずに勉強している生徒は、模試の判定が良くても本番で失敗してしまう生徒が多いですね。
そのあたりのお手伝いは、当塾でも得意にしているところです。
今年も大学受験も私立前期試験がほぼほぼ終了し、あとは後期試験や国公立入試を残すのみとなっています。
受験生たちには、あまり事前の合格率に踊らされることなく最後まで諦めずに全力を尽くしてほしいものです。
高校受験、大学受験のさなか、コロナ禍が広まっています。
そんな中、公立高校入試は受験生に対してすばらしく手厚い対応をとってくれるようです。
リンク
愛知県の公立入試に対してのコロナ特例についてのニュース(朝日新聞)
2023年度から公立高校入試の仕組みが少しだけ変わります。
昨年より、その話はあったのですが、追加の情報が少し入りました。まだこれから変更の可能性もありますが、変更点をまとめます。
① 志願校は2校のまま、入試(筆記試験)の受験回数は1回とする
それに伴い、入試の面接試験については高校毎で任意実施にする
② 推薦選抜は「推薦枠」として一般入試と同一日程で実施していたところを、分離し、一般入試よりも早い時期に実施することにする
(2016年までの以前の受験形式に近いものに戻す。)
③ 入試のスケジュールを少し早める
ここまでが、以前から分かっていた内容です。
A日程とB日程で似通った試験を2回受験する必要があったのを1回に減らし、ほぼ合否の判定にほぼ無関係であった面接を任意実施にするというのは合理的な変更だと思います。
推薦入試の扱いも、分離式の方が評判が良かったと思います。
④ 合否判定基準を変更する。
1.旧来の「A」「B」の2段階での合否判定を廃止し、内申点と筆記試験の合計点のみでの合否判定にする
2.従来のⅠ型(均等型)Ⅱ型(内申重視型・内申点1.5倍)Ⅲ型(実力重視型・筆記試験1.5倍)に加えて、さらに内申点重視となる内申点2倍型、さらに実力重視となる筆記試験2倍型を加えた5つの合計点の計算方法を、各高校が選べるようにする
⑤ 職業専門科や特別なコースを設置する普通科において、推薦選抜とは別に特色選抜を実施する。特色選抜は一般入試よりも早い時期に実施し、推薦選抜との併願は不可で、募集人数は定員の20%を上限とする。
合否判定基準の変更はかなり重要な変更になります。
まず、旧来の受験方式での合格者判定を図示したものが上記のグラフです。
Ⅰ型 均等型(内申点90点+筆記試験110点)
Ⅱ型 内申重視型(内申点135点+筆記試験110点)
Ⅲ型 実力重視型(内申点90点+筆記試験165点)
3つのいずれの形式であっても、効率良く合格するためには、「B」の枠ではなく「A」の枠での合格を目指すことが効率的でした。
「A」の枠があることで、どの型であっても、「内申点」と「実力」のバランスの良い生徒に有利になり、「内申点」と「実力」のどちらかに偏った生徒は不利になる合否判定方式でした。
特に一定の基準を超えると、急に合格が有利になる内申点のレベルがあるため、その基準まで内申点を上げておくことが受験での有利につながる受験方式でした。
次に、これが新しい受験方式です。
Ⅰ型 均等型(内申点90点+筆記試験110点)
Ⅱ型 内申重視型(内申点135点+筆記試験110点)
Ⅲ型 実力重視型(内申点90点+筆記試験165点)
新型 内申さらに重視型(内申点180点+筆記試験110点)
新型 実力さらに重視型(内申点90点+筆記試験220点)
まず、「A」の枠がなくなったことで、「内申点」と「実力」のバランスの良い生徒の有利が消えました。
従来より、難関校や進学校は実力重視型の合計点の出し方を選択する高校が多く、逆に下位校や職業専門科では内申重視型を選ぶ高校が多くありました。
今後もこの傾向は変わらないと思われますが、「A」の枠がなくなったことと、新型の選択肢ができたことでこの格差がさらに広がります。
難関校・進学校については、筆記試験の重要度がさらに大きくなります。
大学受験に内申点よりも学力が大切なことを考えると、妥当な変化でしょう。
逆に、
職業専門科・非進学校については、内申点重視で合否が決まりやすくなります。
高卒で就職する場合には、学力よりも人間性や社会性が重要になってきます。近年、高卒で働く場合は、頭脳労働の就職先が減っていることもあり、これも合理的な変化であると思います。
特色入試についても、うまく機能すれば歓迎すべき制度の変更ではないでしょうか。
今回の入試制度の変更は、時代の要請に応じた適切な変更だと思いますが、全体的に「実力重視」にシフトしたことで、筆記試験での逆転合格や逆転不合格は以前よりも多く出るようになるでしょう。
内申点が高いから、受験は安泰ということにはなりにくくなります。
また、合否判定方式の多様化に合わせて、生徒1人1人の学力や進路希望に合わせて、最適な指導の差も大きくなるでしょう。
集団指導の学習塾よりも、個々に合わせて指導できる個別指導の学習塾へのニーズは大きくなると思われます。
ニュースソース
愛知県公立高等学校入学者選抜方法協議会議(令和3年度第2回)の結果について
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kotogakko/0000084775.html
A日程の問題を分析して、B日程の出題を予想します。
英数理を中心に全体的に易しくなりました。社会が難化しました。B日程も、易しめの問題が出題されるでしょう。B日程でも同じ傾向になると思われます。
これは、コロナ禍による学習の遅れを考慮したのかもしれません。
あるいは2017年の入試改革以降、英数理を中心に難化し、平均点が低くなっていたことに対する調整ではないかと推測されます。
国語
A日程で出題率が低い随筆文が出題されました。
大問1 現代文(的中率100% → 説明文90%)
大問2 漢字 (的中率100%)→ 読み+書き+その他 各1題
大問3 現代文(的中率100% → 説明文60%or物語文30%)
大問4 古典 (的中率100% → 古文60%or漢文40%)
A日程では漢字は定番の四字熟語が出題されました。B日程では、三字熟語やその他の慣用表現、同音異義語などが狙われやすいでしょう。
数学
| 物理 | 化学 | 生物 | 地学 |
1年 | ◎ 圧力・光・音 | ◎ 物質と状態変化 | ✖ 植物 | ◎ 地層・火山・地震 |
2年 | ✖ 電気 | ✖ 化学反応 | ○ 動物・人体 | ✖ 天気 |
3年 | ○ 運動とエネルギー | ○ イオン | ◎ 遺伝・生殖 | ○ 天体 |
さて、大学入試は共通テストが終了しました。
高校3年生については、これから私立大学の前期個別試験、国公立大学の個別試験と続きます。
実のところ、高校受験や大学受験の合格不合格は、もちろん本人の頑張りの結果というのがいちばんではあるのですが、年度によってボーダーが大きく上がったり下がったりはあります。
各大学のボーダーの上下については、予備校などで予想を詳しく出してくれていますが、後から検証してみると大きく外れてることも多く、正直当てになりません。
実際、終わってみないことには分からないところがあります。
確実に合格を狙うなら、余裕を持った得点が必要になるでしょう。
特に私立大学を狙う生徒は受験回数を増やせますので、格上の大学を受験するのもありでしょうが、国公立大学はほぼ前期試験の1発勝負ですので慎重に受験をすることになります。
対して、高校入試の方は受験者数にだいたい予測がつくため、比較的推測しやすいですね。
予測を立てるには、進路志望状況を比較するのがもっとも確実です。
中学生の子たちも、学年末テストが終了し、来週には学年末の内申点が分かります。
私立高校志望の生徒は、2学期までの内申点で、来週形ばかりの試験を受けて合格を決めてくることになります。
公立高校志望の生徒はここで出た内申点と、筆記試験の点数で勝負します。
それぞれ、愛知県の教育委員会が毎年調査してくれている志願状況です。
単純に倍率だけでは、志望者の学力層が大きく違うため、ボーダーの予測はできません。
だいたい昨年度までの合格のボーダーなどについては、だいたいの学習塾で追跡調査の資料を確保してあります。昨年度と比べることで、増えているところなどは難化、減っているところは易化と予想がつきます。
ただし、最終的な志願状況はここからまだまだ変わりますし、ペアで受験できる高校の動向もありますので、確実性は低いのですけれど。
例えば、
ボーダーが上がりそうな高校(志願者が去年より増えてる高校)
刈谷高校、刈谷北高校、安城南高校、豊田南高校、安城高校生活科、安城東高校
ボーダーが変わらなさそう高校(志願者が去年と同程度の高校)
西尾高校、知立高校、知立東高校、鶴城丘高校、西尾東高校、吉良高校、碧南高校ビジネス科、高浜高校、安城高校
ボーダーが下がりそうな高校(志願者が去年より減っている高校)
碧南高校、吉良高校生活科、一色高校、一色高校生活科、高浜高校福祉科
学科再編で予想できない高校
碧南工科高校・刈谷工科高校
当塾の生徒で、志望者が多い高校はだいたい上記のように予想されます。
毎年、2月中旬に、志望者ではなく、正式な志願状況が教育委員会から公表されています。これを参考に、受験校に迷いのある生徒は生徒は志願変更をすることができます。
ただし、こちらも単なる倍率だけではなく、昨年度までとの比較をした方がボーダーの上下の予測は正確になるでしょう。
的中率99%
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大問1現代文 大問2漢字 大問3現代文 大問4古典で出題
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的中率99%
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大問1は、計算5題、他4題の9点。
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的中率99%
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大問2は8点分の出題。
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的中率99%
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大問3は、(1)が求角1題+(2)①②(3)①②の5題構成の図形問題。
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的中率99%
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歴史は複数の時代にまたがる問題が出題される。
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的中率90%
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日本地理は都道府県別の統計資料をもとに出題される。
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的中率99%
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複数の資料から、複線的に問う問題が出題される。
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的中率80%
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公民の大問5で、複数の資料から、複線的に問う問題が出題される。
大問6では、例年通りに出題される。
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的中率99%
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大問1と大問6は小問集合・大問2~5は分野別の出題。
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的中率99%
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生物は「1年植物」「2年人体・動物」のどちらかから出題
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的中率99%
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化学は「1年状態変化など」「3年イオン」のどちらかから出題
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的中率99%
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物理は「2年電気」「3年力学と運動」のどちらかから出題
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的中率99%
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地学は「1年地震と地層」「3年天体」のどちらかから出題
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的中率99%
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リスニングはいつもどおり会話形式3題、スピーチ2題
大問1は英作文・大問2が会話文補充の長文・大問3が長文総合・大問4は会話文総合
出題の構成も、A日程同様いつもどおり
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大問3
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