2026年3月7日土曜日
勉強の時給は若いうちの方が高い
2026年3月6日金曜日
新高1生に勉強してほしいこと
公立高校入試の合格発表はまだですが、本日は公立中学校の卒業式でした。
さて、これから高校に入学する新高1生、とくに普通科に進学する生徒にはこの時期にこそ勉強しておいてほしいことがあります。
1.国語「ことばのきまり(中学国文法)」
まず第一に、国文法です。
普通科高校生になると、古典の勉強が本格的にはじまり、古典文法について1年生のあいだに一通り学習します。
現代国語の国文法が中学3年間にきちんと習得できている生徒は良いのですが、それがうろ覚えの生徒は確実に苦労することになるでしょう。
特に、愛知県公立高校入試では国文法の出題は少ないため、受験対策などでも力を入れていません。復習しておくなら、今この時期です。
2.数学「証明等」
余裕がある生徒は、中2や中3で勉強する証明の記述の練習もお願いしたいです。
高校生になると、数学は定期テストも記述式が当たりまえになります。
これも、愛知県公立高校入試がマーク式になっているので、練習不足になっている生徒が多いでしょう。
3.理科「中1物理、中3物理」
高1の勉強でつまずきやすい教科で上位になるのが「物理」です。
とくに、中1と中3の物理を復習しておくと、高校物理に繋がりやすいですね。
いずれも、愛知県公立国校入試で効率よく点数をとろうと思うと、比較的後回しになりやすい単元です。
愛知県の公立高校入試は、他の都道府県の問題と比べ、良問が多く、公立高校入試に向けて勉強すると自然としっかりとした力がつくようになっています。けれども、マーク式などの都合でどうしても多少の偏りがあって、受験対策だけでは上記のような穴ができやすい部分もあります。
受験が終わったこの時期だからこそできる勉強をして、高校で良いスタートを切れるようにがんばってもらいたいものです。
2026年3月1日日曜日
私立大学2026の前期日程の試験結果をふまえて②
私立大学の入学試験はいくつかのタイプがあります。
大きく分類するとこんな感じです。
推薦型入試
学校推薦型選抜1(指定校推薦)
学校推薦型選抜2(公募制推薦)
総合型選抜(旧AO入試等)
その他(医学部地域枠推薦等)
一般入試
前期試験
中期試験
後期試験
私立大学は国公立大学と比べて推薦型入試の枠が大きく,大学にもよりますが5割前後が一般入試以外の入試方式で合格が決まります。
ですが、今回は一般入試、特に前期試験についてのお話です。中期試験、後期試験については実施しない大学も多く、実施しても定員は小さめになっており、ボーダーが前期試験より高めになりがちです。
ふつう大学受験を考えるとき、前期試験での合格をまず目指します。
例えば、私立文系、経営学部を志望する生徒の前期試験の受験プランを見てみましょう。
2026年架空の生徒の受験例
1/27 A大学 経営学部 前期試験A方式/共通テストプラス方式
1/28 A大学 経営学部 前期試験A方式/共通テストプラス方式
1/29 A大学 経営学部 前期試験Aw方式/共通テストプラス方式
2/1 B大学 経営学部+地域政策学部併願 スタンダード方式他4方式
2/2 B大学 経営学部+地域政策学部併願 スタンダード方式他4方式
2/5 B大学 経営学部+地域政策学部併願 スタンダード方式他4方式
2/6 B大学 経営学部+地域政策学部併願 スタンダード方式他4方式
2/8 C大学 経営学部 前期方式/共通テストプラス方式
2/9 C大学 経営学部 前期方式/共通テストプラス方式
2/11 D大学 経営学部 前期方式
A大学滑り止め,B大学・C大学本命,D大学挑戦校
上記の例では、4校10回の受験を行っています。
特に私立文系の生徒の場合、選択肢が多く,受験回数が増やしやすくなっています。
大学入試は一題の配点が大きく,調子の良し悪しで本人の点数も上下しますし、学部学科ごとの定員も細分化して募集されるため、ボーダーもちょっとしたことで大きく上下します。合格の可能性を上げるために、できるだけ多くの大学を受験してもらいます。
10回の受験は比較的多い方ですが、私立文系なら8回程度,私立理系なら6回程度の受験が愛知県では標準的でしょう。東京の学生はもっと多いかもしれませんし,愛知より田舎の地方ではもっと少なくなるかもしれません。
国公立志望の生徒は、浪人を覚悟するかどうかにもよりますが,私立志望の生徒よりも受験回数は大幅に減るのが普通です。
これが、2000年より前の受験ですと、同じA大学からD大学を受験するにしても、
2000年以前の架空の生徒の受験例
2/1 A大学 経営学部 前期試験
2/3 B大学 経営学部 前期試験
2/4 B大学 地域政策学部併願 前期試験
2/8 C大学 経営学部 前期方式
2/11 D大学 経営学部 前期方式
同じ大学を受けるとしたとしても,受験の回数は半分程度になります。
2000年ごろまでは、ふつう私立大学は学部ごとに1日の試験という形式が主流でした。例えば、
2/1 B大学 経営学部/法学部
2/2 B大学 経済学部/地域政策学部
2/3 B大学 人文学部
2/4 B大学 外国語学部
2026年2月27日金曜日
私立大学2026の前期日程の試験結果をふまえて①
2月25日(一部26日)に国公立前期試験が行われました。
そちらの結果はこれからですが、私立大学の前期試験の結果はおおよそ出そろいました。
当教室や他塾様の様子を見ると、今年の愛知県の私立大学の入試は、近年ではもっとも厳しい結果だったと思います。河合塾や駿台が出している合格予想と比べ、全般的に厳しめに合否を出している大学が多いようです。
河合塾や駿台が出している合否予想は、原則的に前年度までの合格水準をもとに算定されています。ですので、前年度と比べ、全体的に基準が変わると当てにならないこともあるのでしょう。
そうなった理由の一つとしては、愛知県の大学が他の地域より人気が上がってきているというのがあるでしょう。
まず、愛知県自体が他の都道府県よりも比較的に景気の良い地域で就職の状況も良いことから、愛知県の学生の多くが県内の大学の受験を選び、東京や他地域の大学を選ぶ生徒が減ったことがあるでしょう。
また、大学進学率が72.5%と国内でもトップ。とりわけ女生徒が大学進学を選ぶケースが増えて、競争率が上がっていることが理由にあげられます。
ただ、これらの問題は今年急におこった問題ではなく、近年ずっと言われていることです。今年が昨年や一昨年とくらべてとりわけ大きくボーダーが上がった理由はないかと調べてみると、ありました。
それは、私立大学の助成金についての情勢の変化です。
さて、私立大学の予算は、生徒からの「授業料」や「受験料」のほかに、国からの助成金が大きなウエイトを占めています。
実はこの助成金は、生徒を多く合格させすぎると、減額されたり、支給が停止させられたりするのです。
そもそも、私立大学の大学の定員は大学の申請に基づき、文科省の認可によって決められています。ただ、以前は多少の定員オーバーなら許容していいよね、という感じで運用されていたのですが、2018年から制度の厳格化が行われるようになりました。
具体的には、
定員充足率100%以下 問題なし/助成金の全額支給
定員充足率105%以下 軽微なペナルティ/助成金の若干の減額
定員員充足率110%以下 重大なペナルティ/助成金の大幅な減額
定員員充足率110%~ きわめて重大なペナルティ/原則,助成金の支給なし
およそ、100%,105%,110%のところに大きな壁があると思ってください。
これだけ聞けば、合格者をちょうどぴったり100%になるように出せばいいだけじゃないかと思われるかもしれませんが、私立大学の受験というのは国公立大学や他の私立大学と併願するのが当たり前です。せっかく合格を出しても、多くの合格者が辞退して、他の大学に逃げてしまうのです。
とりわけ、近年は私立大学の受験方式が多様化、複雑化していて、受験数も増えています。そうなるとどれくらい合格者を出したら良いのか、その見込みをたてるのが非常に難しくなります。
言ってみれば、私立大学の入試担当者は、合格者数を使って壮大なブラックジャックのゲームを行っているようなものです。
授業料をなるべく多くとりたいので、生徒数はなるべく増やしたい。
けれど、21(充足率100%)を狙いすぎて、ドボン(100%以上、105%以上)になってしまっては大敗。他のプレイヤー(他大学)の動向によって、合格者の辞退率は大きく左右するから、手札を読み切るのは非常に困難というわけです。
なお、実際には大学の規模や学部学科、各大学のそれぞれの事情などによって、ペナルティの程度は変わってくるようではあります。
ただこの制度の変化については私も2018年の時点で把握していました。制度の厳密化を段階的に進めていくという話は、そのころからの予定調和です。これだけでは、2026年度で急にボーダーが上がる理由にはなりません。
実はこれには、あと二つの要因が関わってきているのだと思われます。
① ペナルティの基準が新入学者の定員充足率中心から、四学年全体での定員充足率中心にシフトした
② コロナ化の影響
これを踏まえて,各年度の愛知県の私立大学の合格状況を時系列で追ってみます。
2010頃~2017 全体的に合格基準が甘め
ペナルティの厳格化前で、少子化と合わさって大学のレベルが全体的に落ちていました
2018 かなり厳しめ
例年になく受験結果が厳しい年でした。ペナルティの厳格化が始まったからでしょうね。各大学がビビりすぎて、合格者がかなり絞られました。
2019 やや甘め
前年に厳しくしすぎた反動、それから前年の結果を踏まえて高校側も慎重に出願するようになったためか、合格率はだいぶ上がりました。大学側も新しい制度の運用になれてきたのだと思います。
2020/2021 かなり甘め
コロナ化の影響で生徒動向が読めないというのが免罪符になったのでしょう。文科省がだいぶ甘めの運用をしてくれていたようです。
2022~2025 やや甘め
コロナ化を乗り越えまた少しずつ厳格な運用に戻ってきてました。しかしコロナ化時代の慣れで、まだまだ合格者を出し過ぎた大学が多かったようで、痛い目を見た大学が増えてきています。とくに、2024/2025では合格者を多く出し過ぎたと判断した大学は多いでしょう。
2026 厳しめ
2018に次ぐ厳しい入試結果になりました。具体的な定員充足率の結果が待たれます。
つまり、コロナの時期及びコロナ直後に甘く多くの合格者を出してしまったツケを大学側が今払わされているのです。
四学年全体での定員充足率が重視されるようになったので、一年多く合格を出しすぎると、その後四年間ずっとペナルティが重くなるわけです。
実際、どれくらいの大学が定員オーバーをしているのか、見てみましょう。
外部リンク
大学コンパス 2025 愛知県の私立大学 定員充足率ランキング
さて、愛知県内45の私立大学のうち、110%越えの特大ドボン大学を見ていきましょう。
【特大ドボン大学(110%以上)】
愛知造形大学 120.8%
愛知大学 118.3%
愛知工業大学 114.6%
日本赤十字豊田看護大学 111.0%
以上、4大学です。
造形大学はまさかの120%越えです。ブラックジャックでいうなら、すでに21が出てるのにカードを引いてしまったレベル。いくらなんでも欲張りすぎです。
名古屋にキャンパスを移してから、人気絶好調でブイブイ言わせてる愛知大学も2位にランクインです。就職サポートの手厚さで、一昔前とは格段に人気の上がった愛工大も3位です。
【大ドボン大学(105%以上)】
南山大学 109.3%
中京大学 108.2%
名城大学 107.3%
愛知医療学院大学 106.9%
愛知医科大学 106.6%
豊田工業大学 106.1%
中部大学 105.9%
志学館大学 105.9%
藤田医科大学 105.4%
名古屋学芸大学 105.3%
愛知学院大学 105.1%
多いですね!
2017年までや、コロナ時期はこれくらいのオーバーはなあなあでゆるされていたのでしょうが、判断が甘い大学が多かったですね。
それぞれたいそう痛い目をみたことでしょう。
【小ドボン大学(100%以上)】
愛知淑徳大学、名古屋外国語大学、人間環境大学,東海学園大学,一宮研伸大学
105%以下ならペナルティはありますが、だいぶ軽微です。100%以下が理想ですが、全然セーフですね。
【調整成功大学(90%以上)】
名古屋芸術大学,愛知東邦大学,同朋大学,愛知みずほ大学,椙山女学園大学,名古屋産業大学,名古屋文理大学
調整ばっちしです。ブラックジャックなら,20とか21をぴったり出せた感じですねうまくやりました。
【生徒数やや不足気味大学(80%以上)】
名古屋音楽大学 89.8%
名古屋商科大学 89.2%
金城学院大学 85.3%
豊橋創造大学 84.9%
修文大学 84.3%
名古屋経済大学 83.9%
日本福祉大学 80.5%
ちょっと削りすぎですね。このあたりになると,単に定員割れをして生徒が集まらなかったという大学も混じってきているかもしれません。定員充足率を90%を割っても、助成金が減額されるペナルティがあるのですよね。授業料も減って、助成金も減らされてふんだりけったりです。
【定員割れ確実大学(80%未満)】
桜花学園大学 79.3%
愛知学泉大学 75.5%
星城大学 67.2%
名古屋柳城女子大学 57.9%
愛知文教大学 52.3%
愛知工科大学 52.0%
岡崎女子大学 49.5%
80%を切る大学の大半はいわゆる定員割れ大学が多いでしょうね。全国の他都道府県と比べると、生徒集めに苦労している大学は少ないです。どちらかというと、地方のアクセスの良くない立地の大学が多いですが、アクセスが悪くても実績を出している大学もありますよね。
2026年度,愛知県私立大学の入試が厳しかった理由まとめ
1.愛知県の大学の人気が他の地域より上がり気味
2.愛知県の大学進学率が特に急上昇
3.私大の助成金についての動向
特に、3の私大の助成金についてが分かりづらいところでしたので、詳しく解説をさせていただきました。
ただし、こういう分析も終わった後だからこそ言えるのであって、事前に予想がついたかというとかなり難しかったとしか言えません。行政の制度、各大学、受験性たちの思惑、コロナやそのたイレギュラーな事態からの影響など、考慮すべき要素はいくらでもあって、すべてを含めて計算するのは不可能といってよいでしょう。
いちばん情報を持っていて、本気で検証している大学側だって、予測がついていないから、こんなにドボンしまくるのですから。
それではなぜ、こんなにも私立大学側がこんなにも予測を外してしまうのか。これも入試制度の複雑化が大きな理由になっていると思われるのですよね。
次の記事で、最新の私立大学の入試制度の動向を振り返ってみます。
2026年2月25日水曜日
愛知県2026公立高校一般入試 数学のピックアップ解説2
「 ⑵の②はとけたけど、⑶の②の方がむずかしくて解けなかった!」
という生徒がいましたので、そちらの解説も載せます。
どちらかというと、⑶の②の方が素直な問題なのですが、計算量が多く、時間制限のあるなかで完答するのは厳しいのかもしれません。
用いられている図形は正八面体の上半分で、よく出る図形の一つですね。4つの頂点を通る断面がどうきっても正方形になることを覚えておくと、楽にとけることが多いです。
愛知県2026公立高校一般入試 数学のピックアップ解説
本日は愛知県の公立高校入試と国公立大学の前期試験の日程がかぶりました。
愛知県公立高校入試は,全体的に「易しめの問題」も「難しい問題」もともに減って,「ちょっとだけ難しい」程度の中レベルの問題が増えてきている印象です。
近年続いている傾向ですが,今年はとりわけはっきりしています。
今年,2026年入試では極端な難問はありませんでしたが,その中では生徒がもっとも苦労しそうだと感じたのは数学大問3⃣の⑵の②の問題です。
その問題だけ,解法のポイントの解説を作りました。
気になっている生徒に見てもらえると嬉しいです。
平行線と角の二等分線が用いられるときは,今回のように二等辺三角形を見つけるのが定番の解法になってきますね。
2025年10月21日火曜日
全国学力学習状況調査
「塾と教育」という学習塾の経営情報を取り扱う雑誌を購読させていただいています。特に毎回トップ記事には、塾の経営や教育に関する興味深い記事を掲載してもらえることが多く、いつも楽しみに読ませていただいています。
今月の「塾と教育」の掲載記事が、とても興味深いものでしたので紹介させてもらいます。
2007年より、文科省が実施している「全国学力学習状況調査」についての分析記事です。
塾と教育HP:
http://www.juku-kyoiku.com/
文科省全国学力学習状況調査:
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/sonota/1419141_00007.htm
①「平日勉強時間と正答率」「休日勉強時間と正答率」よりの方が相関が強い。
当然なのかもしれませんが、子供の勉強時間が長い方が正答率が高くなる傾向になるようです。それも、平日よりも休日勉強時間の方が、成績に大きな結果を及ぼしているようです。
休日勉強時間4時間以上(生徒数5.5%)→正答率62.1%
休日全く勉強しない(生徒数15.2%)→正答率42.2%
②予習形式で通塾している生徒の方が正答率が高い
学習塾には、
1.学校でわからなかったところ学ぶ補習中心の塾
2.学校の予習を行う予習中心の進学塾
の大きく二種類があります。
昭和の頃には、前者の形式の学習塾が多かったそうですが、現在は後者が大半になってます。
当塾もご多分に漏れず、予習型の学習塾になります。
予習型の学習塾に通っている生徒の方が圧倒的に正答率が高いのですが、これは因果関係が逆で成績が悪い子が補習型の教室を選ぶという要因もあるかもしれません。
ただ、勉強の苦手な子は学校外での学習時間が短くなる傾向があります。そういう子ほど、学習塾では予習型で学校の勉強を学校より易しく予習することで、学校の授業が分かる状況を作ることがより大切になるでしょう。当教室や多くの学習塾はそうした思想のもとに予習型の指導を選んでいます。
予習型→正答率59.8%
補習型→正答率41.5%
③予習・補習両方やってる学習塾への通塾率が減っている
現在、生徒の学習塾への通塾状況は、「予習型」「補習型」の教室どちらも、2013年から2025年までの統計では通塾率は横ばいで変化がないようです。しかし「予習+補習型」の両方行っている学習塾の生徒数は、2021年の30%というピーク時からだいぶ数字を落として22%程度まで落ち込んでいます。明確なポリシーを持って指導している塾が生き残って、中途半端なことをしている教室が淘汰されていっているのかもしれません。
2025予習型 20%程度
2025補習型 10%程度
2025予習+補習型 22%程度
2025非予習+非補習 5%程度
④ICT教材の活用時間と正答率は逆相関
ICTというのは、Information and Communication Technologyのことです。
つまり、ICT教材というのはスマートフォンやタブレットを使った教材のことです。当塾にも、ICT教材を塾として導入しないかとたびたび教材制作会社の営業の方がお見えになります。これから技術が大きく進歩すれば話は別ですが、当塾では現在の状況ではICT教材を利用する予定は全くありません。
というのも、ICT教材を利用しても、生徒の学力を上げられるイメージがまったくわかないからです。今回の統計はそれを数字として裏付けてくれました。
とはいえ、一番正答率が高いのは「30分未満」の生徒でしたが、全く使っていない生徒の生徒の正答率も低くなっていました。中学などから、ICTを利用するように言われているにもかかわらず全くやらないような子は論外ということでしょうか。
現時点では、ICT教材は学校や学習塾でがっつり勉強するのに利用するには力不足でしょう。その結果がこの逆相関でしょう。ですが、現時点でも電車での移動時間やちょっとした待ち時間での学習に利用しやすいなどの、良いところもあります。
今後、ICT教材の技術が進歩して有用性が高まることを期待しましょう。その時にはぜひ、当教室でも採用したいものです。
平日ICT教材利用3時間以上(生徒数2.7%)→正答率42.4%
平日ICT教材利用2時間以上(生徒数3.2%)→正答率46.7%
平日ICT教材利用1時間以上(生徒数7.9%)→正答率50.2%
平日ICT教材利用30分以上(生徒数18.!%)→正答率53.7%
平日ICT教材利用30分未満(生徒数36.0%)→正答率55.4%

