2024年11月14日木曜日

英語能力ランキング 日本は過去最低の92位 若年層が低迷

 「英語能力ランキング 日本は過去最低の92位 若年層が低迷」

https://news.yahoo.co.jp/articles/4d88bd850aa9d17a9a79a292514541e8d29628e7


ショッキングなニュースでした。

なお、英語以外については日本の教育の状況は悪くないはずです。


子どもの国際学力調査 日本は順位上昇 世界トップレベルに

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231205/k10014278531000.html


ゆとり教育の見直しが始まって、20年ほどがたちました。それ以降、教科書は改定されるたびに難しくなっていって、他の教科はそれほどではないのですが、英語の中学校教科書は現在間違いなく過去最高の難易度になっています。

小学校での英語教育も始まって、30年前の親世代と比べると、中3終了時までに教科書に登場する英単語数は約2倍に増えています。

大学入試における英語試験も難易度があがっていて、共通テストの単語数は30年前の共通テストと比べて1.5倍以上に増えています。

とりわけ、前回の教科書改定では英単語ばかりではなく、文法面でも高校生内容が中学校に多く降りて来ました。

・現在完了進行形

・原形不定詞

・仮定法過去

などです。

来年度の教科書改定はカリキュラム自体は変化しない小改訂になりますが、きっとまた少なからず難易度が上がるでしょう。


教科書の難易度が上がって、英語が分からないと言う生徒は増えました。

当塾は、受講する教科やカリキュラムは生徒一人ひとりにあわせてプランニングする個別指導塾ですが、他の個別指導塾でもそうであるように、昔から一番人気の科目は「数学」です。しかし、前回の教科書改定から英語が分からないという生徒の需要が増加し、一番人気の「数学」と二番人気の「英語」の需要が拮抗しています。

塾の経営的には悪いことではないのですが、子どもの教育という意味では少し微妙です。


では、学校の英語教育はこれまでどう変化してきたのか確認します。


・ 扱う単語数が増えた

・ 4技能(読・書・聴・話)を意識するようになった

・ 会話表現を重視するようになった

・ 「実用英語」をテーマに実際の英語(とくに日常会話)で使う英語表現を優先的に扱うようになった


4技能については、30年前の親世代の英語教育が、「文法(グラマー)」と「読解(リーディング)」の2つで、その後に文法がだんだんと軽視されるようになり、リーディング(読)とリスニング(聴)の2つを重視するようになって、その後に4技能を重視しようと言われるようになってきています。

また、重視されるようになった部分があるように、軽視されるようになった部分もあります。軽視されるようになったのは、「分かりやすさ」と「英文法」でしょう。

英文法というのは、英語の文におけるルールの部分なのですが、英文法はあくまで学習上の補助であり、英文法至上主義の英語教育は好ましくはないというのは分からなくはありません。ただ、英文法について力を入れなくなったことで、授業が分からなくなったという生徒が増えたのも間違いのないところです。


例えば、前回の教科書改定では、現在完了進行形が中3内容に導入されましたが、未来完了や過去完了はすっとばして、また現在完了の受動態なども扱わず現在完了進行形だけ単発で学習します。

仮定法も過去完了形を学んでないので、仮定法過去だけで、仮定法過去完了は学ばないという中途半端な指導になります。

疑問詞のwhomも学ばないので、関係代名詞のwhomも学ばず、主格の関係代名詞はwho、which、thatで、目的格はwhichかthatと教えられます。目的格でwhoが使えないことに対してのフォローはありません。whomは堅苦しく古臭い表現で、日常英会話ではほぼ使われないからということでしょう。


また、高校英語のレベルでは、難解な英文解釈だとか、文構造が複雑な英作文などは軽視されるようになっています。平易な文を早く読み解く力、平易な英語で自由に表現する能力などが重視されるようになってきています。


よく使う表現だけ先に教えることにしたということなのでしょうが、分かりやすさ、体系的な知識の整理と考えると、生徒が苦労する構成になっています。

実用英語を重視するというのは間違った方針だとは思えませんが、その背後で、ひっそりと切り捨てられてしまったものが、ほんとうに切り捨ててよかったのか問題なのではないかと思えます。

2024年11月11日月曜日

定期テスト対策中!

現在、ほとんどの中学校で2学期の期末テストの直前週になっています。

高校生の子たちは、中学校より少し遅れてテスト週間に入る見込みです。

普段、SSS進学教室の授業は学校の授業の予習で進めていますが、定期テストの直前はテスト範囲を最終確認する「クリアテスト」で演習して、不安のある単元だけ普段しようしている「フォレスタ」で勉強し直すというスタイルを標準として指導をしています。


[画像]標準教材「フォレスタ」
教科書に完全対応していて、効率よく学校の学習内容にそった学習ができます!


例年と比べて、愛知県内のだいたいの中学校が2学期末のテストの日程を早めてきています。

これは以前は、愛知県の高校入試は他の都道府県よりも3週間程度遅く、公立高校を受験する生徒は3学期になってから受験校を最終決定しても間に合っていたのが、2022年の入試制度改革で、受験日程が早まったため、中学校側での受験指導を早めに終える必要があって、中3生の2学期の成績をできるだけ早く決定して、成績を踏まえた進路指導を行う都合です。


中3生は、定期テスト終了後に各中学校で三者面談を行い、受験に向けた方針を決めていきます。

・ 私立単願で受験するか、公立を一次志望にして受験するかの選択

・ 具体的な受験校の選択

・ 公立高校の推薦入試や特色入試を利用するか

生徒一人ひとりの希望や成績を踏まえて、主に以上の内容を決めていきます。

SSS進学教室でも、各教室で生徒に個別での進路面談などを行い、進路指導を行っていきます。




2024年8月16日金曜日

照明取り替え終了!刈谷小垣江教室

故障がでていた刈谷小垣江教室の看板照明の修理が終了しました。

きれいに取り付けができております。


今回は、近くの業者の佐々木企画様にお願いいたしました。

これまでも何回かお世話になりましたが、看板の設置や外溝などを施工してくださる業者で、親切で費用を抑えた施工を行ってくれます。







2024年5月30日木曜日

ターゲット1900 英単語テスト(製作中)

岡崎上地教室で、「ターゲット1900 英単語テスト」を製作しています。
現在、1400単語まで対応中です。


英単語帳「ターゲット1900」から、ランダムで50個の単語を抽出してテストを作成します。


「番号」と書いてあるセルのプルダウンリストの「▼」をクリックすると、上記のような小窓が開きますのでそのまま「OK」をクリックすれば、単語が更新される仕様になっています。

英単語を効率よくたくさん覚えていくのには、英単語帳の利用は必須です。
ですが、人が物事を覚えるとき、その記憶が本当に定着するのは、覚えようとするときではなく、思い出したときであるというのはご存知でしょうか。
つまりは、英単語を覚えるのにも、思い出す作業、つまりはテストをするのが一番効率的なのです。

「ターゲット1900」は旺文社様から出版されていて、高校で標準採用されることも多い使いやすい英単語帳です。まず最初に購入する英単語帳としては、ド定番になっています。
何度も改定されているだけあって、単語のチョイスは適切ですし、レイアウトも使いやすくなって、オススメの一冊です。価格も同種の単語帳と比べてお手頃価格です。




このファイルが、大学受験を控える塾生をはじめとした高校生のみなさんの助けになることを祈っています。

また、はじめからすべての単語でテストはキツイという生徒のために、製作中のファイルをアップロードします。



(制作中600単語まで)ターゲット1900英単語テスト(1-600)



習得状況により、ファイルを使い分けてください。