通常の問題集の場合
① 問題 → ② 模範解答で詳しい解説
という構成のところを、チャート式などでは、
① 解説(詳しい解説つきの例題) → ② 問題(類題演習)
となっています。
このテキスト構成のおかげで、難しい問題に無理なく挑戦していけるわけです。
これが、個別指導教材の場合、宿題用の追加の問題が加わっていて、さらなる繰り返し学習が可能になります。
「SSSugaku(エスエス数学)(仮)」の場合は、さらに予備の問題を載せています。
「SSSugaku(エスエス数学)(仮)」のテキスト構成
① 詳しい解説つきの例題(WarmUp)
・ 解説を見ながら解く
・ 塾の先生に手伝ってもらいながら解く
+
② 類題演習(Try)
・ 自分の力で解く
・ 困ったときだけ塾の先生に教えてもらう
+
③ 宿題演習(ExerciseA)
・ 宿題で解く
・ 解けなかった問題は次の授業で教えて貰う
+
④ 予備問題(ExerciseB)
・ Tryで間違えてしまったとき、もうちょっと練習したいときに解く
・ その他、必要なときに予備として利用する
この中で、もっとも要となるのは「① 詳しい解説つきの例題 WarmUp」です。
チャート式数学や、個別指導教材がその他の教材と一線を画すのは、ここのところです。
そういうわけで、
「SSSugaku(エスエス数学)(仮)」のWarmUpを一部紹介します。
特に、より難しい問題では解説が重要になってきます。

できるだけ、図表を利用して詳しく解説します。
生徒に「発問」しやすいように、一部を赤シートで隠せるようになっています。
比較的易しい問題では、もう少し解説は端的です。

平方完成の単元ですが、他のテキストよりずっと端的で分かりやすい内容になっていると自信の持てる解説です。
ただ、教科書と式の変形の手順が少しだけ違っているのが難点ではありますが、より応用が効きやすく、理解しやすい説明になっていることが分かると思います。
(画像をクリックすると拡大して見ることができます。)

解くまでの手順が複雑な問題では、ただ解き方を載せるだけではなく、問題を解くための方針を説明してから、スモールステップで解説します。
難問を扱っているその他の問題集の場合、模範解答に書いてある解説は、「詳しく」かつ「数学的に正しい」のですが、「理解できていない生徒に理解させる」のには不十分な場合が多いです。
そのため、このテキストでは「数学的な厳密さ」をいくらか捨てて、「理解できていない生徒に理解させる」ことを第一にして解説を作ってあります。
0 件のコメント:
コメントを投稿