「成績を伸ばす一番の方法は、問題を解くことだ!」
当塾に通ってくれている西尾東高校の生徒によると、英語の先生のひとりがそのように言って、演習中心の授業を行ってくれているということでした。
学習塾や予備校の先生ですと、このような考え方をする講師は多いのですが、中学や学校の教師でこのような考え方をする教師は減ってきているような気がします。
「受験戦争」が激しかった頃は、中学校や高校でも同じようなことを言う教師は多かったと思うのですが、「テストの点数だけを追い求めるのは良くない」という風潮が広まり、ゆとり教育が実施される頃に以上のような考え方が減っていったように思えます。
受験に向けたテストや模試の点数ばかりを追い求めることの是非については、いろいろな意見があるのでしょうが、成績を伸ばすのにもっとも必要なことが問題演習であるというのは間違いがないと私も考えています。
当塾も、高校受験や大学受験を最大の目標に指導をしているのですが、他塾と比べても成績が上がっている生徒は多いと自負しています。
(先日、中学生向けの第二回愛知全県模試の結果がかえってきて、現在返却中なのですが、いつもどおり8割方の生徒の成績は上がってくれていました。全員が上がっていると言えないところが残念なところなのですが……)
生徒の成績を上げるために、
1.わかりやすく教える
このあたりは、どの塾でも努力していることでしょう。
それに加えて、
1.より分かりやすいテキストを採用する
生徒の1人ひとりに合わせたテキストを使って指導する
1.効率の良い指導の仕組みを作る
1.テスト対策を行う
1.進路指導を適切に行い、生徒のやる気を引き出す
など、できるかぎりの努力をしています。
その中で、生徒の成績が伸びている最大の要因は、生徒に多くの問題を演習してもらっているというところにあるのではないでしょうか。
分かりやすい授業をする、とか、生徒にきちんと理解してもらう、というのでは不十分で、実際に問題を解く中で生徒自身が自分の力で理解を深くするという作業が学力の向上のメカニズムなのでしょう。
上手に教えることは良いことではありますが、上手に教えてそれだけで悦に入っているようでは、講師の自己満足に過ぎないと思うのです。
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