2026年7月27日月曜日

大学受験の勉強は高1から

 先日、高3の夏休みあたりから、受験大学別の対策を初めていくよという記事を上げたところです。

ただ誤解しないでほしいのは、これは大学受験の勉強が、高3の夏休みからで開始ではないということなのです。

あくまでも、大学ごとの出題傾向に合わせた対策が夏休みからということで、受験のための対策はできるだけ早く、可能ならば高校受験が終わった中3の3月から初めていくべきなのです。

当たり前のことなのですが、

・ 勉強はわからなくなったことをどうにかする

よりも、

・ わからなくなるところを出さないようにする

方が勉強の効率はずっと良いのです。そのためには、勉強は予習が基本になります。


例えば、普通科進学校において、英文法の授業は、高1だけで一通りすべて修了します。高2からは、受験に向けて切り口を変えて、一度習った内容を学び直す形になります。1年生で英文法で分からないところを出さないようにきちんと学びさえできれば、2年生以降の勉強は非常にスムーズです。逆に2年生になってから文法を理解しようと思っても、2年生以降の文法学習は文法の理解が一通りできていることを前提としていて、一から体系的に学び直すには向いていないカリキュラムになります。長文に慣れたり、単語力を上げたり、語法を身に着けたりなどは、3年間を通して少しずつ力をつけていくものですが、少なくとも基礎となる英文法は一年生のうちに一通りマスターしておくべきです。これができていないと、後の学習効率は大きく落ちます。

数学についてもそうです。文系であれば高2の末までに、理系であっても高3のGWくらいまでには一通りの内容が修了します。

受験に向けた基礎学力については、高3の夏休みになって慌てても手遅れなのです。

大学別の対策を始めるのは、高3の夏休みからでもなんとか間に合いますが、その土台については1年生から積み上げておく必要があります。


また、生徒によってはそもそも一般入試ではなく、推薦入試で大学受験を考える生徒もいます。

特に、地域密着型の私立高校(当教室の地元ですと、安城学園高校など)の場合ですと、大学進学者は指定校推薦での進学がメインになります。

指定校推薦での進学の場合、もっとも重要なのが評定平均という指標です。これは、要するに通知表の平均点なのですが、通常大学の指定校推薦では「高1から、高3の1学期までの評定」を用います。

つまり、高3の夏休みではもう完全に手遅れです。高1の最初から、定期テストなどで成績をキープし続けることが必要なのです。

なお、より具体的にいうと、評定平均が「3.0」なければ、まともな大学の指定校推薦はまずもらえません。逆に言えば、私立高校の生徒であれば「3.0」以上あれば、ほぼ全員がそれなりの指定校推薦をもらえます。大学によっては、より基準が厳しいですが、「3.8」とか「4.0」を超えていれば、選びたいほうだいと言ってよいでしょう。

なお、公立高校の場合は私立高校ほどは指定校推薦の枠を持っていません。指定校推薦の枠を利用できるのはごく一部の生徒で、通常は公募推薦か、一般入試での受験を選びます。

つまりは、通っている高校によって、用いる受験方式も違ってきます。ですので、塾での指導方針もまた大きく変わってくるわけです。当教室に通塾している高校生には、それぞれどのような受験方式が有利に使えて、どういうところに力を入れて勉強するかを適切に指導するようにしています。

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