私は以前、黒板を使って授業をする一斉形式の学習塾で指導をしていた経験があります。
そのときには、いろいろと指導についての考え方やノウハウなど、ほんとうに多くのことを学ばせてもらったのです。
しかし、ふだん私は一斉塾における指導技術をできるだけ封印しています。
集団での指導では、難しい問題を簡単に解くテクニックや、分かりやすく説明する方法など様々な手法を駆使して指導します。私も未熟ではありましたが、そういったものを学びました。
けれど、生徒に力を伸ばして貰うのはそこではないんですよね。
生徒に、自分の力で問題を解いて貰うことが大切であると私は考えています。
だから、SSS進学教室の授業では、授業というか説明は極力最低限です。端的で分かりやすい説明で、あとは生徒が自分で考えて演習を進めます。もちろん、分からないところや難しいところは手助けしますし、どう勉強していけば良いかのプランニングは塾の仕事です。
しかし、授業の主役は講師ではなく生徒なのです。そこだけは決して忘れてはいけないと思うわけです。
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