2013年1月24日木曜日

勉強は基礎が大切

勉強は基礎が大切です。

今まで、どれだけの人がこの言葉を口にしたでしょうか。
塾で教えていて、これは本当に感じます。
もちろん、応用が必要ないというわけでなく、基礎がきちんと勉強できていれば応用も楽々に進められるということです。
簡単な問題でも苦労していた生徒が、基礎から順序良く教えたら、トントン拍子で学習をすすめて応用問題もこなして、こちらの予想以上の成果をあげるということは良くあります。
勉強というのは、いちばん身につけるのが難しいのが基礎なんじゃないかとさえ思えます。

ただ、たいていの勉強について言えることなのですが、

勉強は基礎がいちばんつまらない。

英語、数学、理科、社会、国語、どの教科でも基礎というのはつまらないものです。
英単語を覚えるとか、単純な計算練習とか、漢字の書き取りに、社会の覚えなくてはいけない語句の多さといったら。
正直、わたしも子供の時分は大嫌いでした。
けれども、勉強の楽しさやおもしろさというのは、そうした単純作業を乗り越えた先にあるのですよね。

多くの生徒にとって、

好きな教科=得意な教科
嫌いな教科=苦手な教科

という等式が成り立っているのは、得意な教科ほど応用の領域に踏み込めているからというのが一つの理由になっているんじゃないかと思います。

だから、1人でも多くの生徒に、

「英語って、ちょっと面白いかも」
「数学が面白くなってきた」

と言ってもらうために大切なのは、愉快な授業をしたり、生徒を甘やかせたりするのではなく、その教科について本当に理解を深め、学力を身につけてもらうことなのだと思うのです。
生徒にしっかり勉強してもらうことこそが、楽しい塾を作るための一番の近道だと思っています。

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