明日は英語検定の1次試験です。
英検は、場合によっては受験などにも有利になります。
英語関係の検定についてちょっとまとめてみます。
有名なところは、英語検定、TOEIC、TOFELの3つです。
英語検定
高校受験や大学受験に有利にもっとも有利になるのが英検です。
生徒が英語の資格を取りたいと言ってきた場合は、当塾では迷わず英検を薦めています。
高校受験における英検の扱い
愛知県の公立高校の場合は、調査書に記入して貰えるますので、多少ですが受験に有利になるでしょう。他県の場合、例えば私が以前教えていた神奈川県では、学校ごとで3級をとっていたら5点加点などと具体的な取り決めがありました。こうした取り決めのある場合は、愛知県の場合などよりずっと有利になります。
大学受験における英検の扱い
英文系の学科などで、たまに加点の取り決めなどがある場合があります。
受験目安
5級 ・・・ 中1修了程度
4級 ・・・ 中2修了程度
3級 ・・・ 中3修了程度
2級~1級 ・・・ 高校生以上
各級6割程度の得点で合格になります。
5級~4級は筆記試験のみですが、3級からは簡単な面接試験(2次試験)もあります。
また、英検は2つの級を同時に受験することができます。
TOEIC・TOFEL
英検は日本の業者が作っていますが、TOEICとTOFELは海外の業者が行っている資格試験です。
どちらも、同じ業者が問題を製作しているので、出題形式は似ています。TOEICがビジネス英語、TOFELが留学のための英語となっていて趣旨が異なります。就職に活かしたいのならTOEIC、留学のために取得したいのならTOFELになります。
また、英検は一度取得してしまえば永久資格ですが、TOEICやTOFELは有効期限があります。TOEICの場合、有効期限は2年間です。
また、英検と異なり級や段位はなく、同じテストで何点とれるかという形の試験になります。問題もそれなりに難しくなり、初級英語の検査にはふさわしくありません。英検でいえば、少なくとも3級以上の力を持った上での受験が推奨されます。
大学受験では、もっとも加点規定が多いのは英検ですが、学校によってはTOEICを加点対象に扱っている場合もあります。
その都合で、生徒にTOEICを受験してもらったことはありますが、TOFELは私は今まで指導したことがありません。
と、以上のように説明をしましたが、
実のところ、当教室ではあまりこれらの検定の受検を強くすすめているわけではありません。
なぜかというと、
検定の勉強と、中学英語・高校英語、受験英語の勉強はまったくの別物
だからです。
当教室では、一番力を入れているのは、学校での勉強を含めて良い学習習慣を作り、高校や大学の受験に備えることです。
検定の勉強は趣旨が外れます。
もちろん、受験に多少は有利になる場合もありますし、こうした資格を取って貰うことで、生徒がやる気になってくれるのなら悪くはありません。ただし、優先順位はやや低めに考えています。
たとえば、英検の場合は4級が中2修了程度、3級が中3修了程度の文法内容から課されます。
しかし、1学年分程度は文法の理解が遅れていても、1週間ほどもパターン演習をすれば十分に合格点に届いてしまします。
きちんと理解できていなくても、なんとなくパターンで解けるだけで十分になってしまうのです。
というわけで、西尾教室では生徒には特に英検に力を入れて指導をしているわけではありません。
余力があり、それほど労力を掛けずに挑戦できるのなら、取っておきましょうというくらいにおすすめしています。
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