2013年1月27日日曜日

手に職!足にも職!

学歴社会の日本ですが、生涯雇用の仕組みが成り立たなくなった昨今では、技能を身につけ、資格を取得することで、職業に繋げることが大切なのではないかと考える人が多くいます。

塾に通ってくれる生徒や保護者にも、そういった考え方の人が多くいます。
将来のことを考えて、勉強していくというのはとても大切なことです。ただ漠然と勉強するのではなく、自分の人生についてしっかりと考えることができる人が、より良い人生を勝ち取っていくのでしょう。

しかし、資格というのはただ闇雲に取れば良いものでもありません。
昨日、英語の検定についての記事を書きました。英語の検定ひとつとっても、必要なものを選んで計画的にとっていくのが好ましいのです。
もっと、極端なことを言えば、たとえば学習塾の勤務するのに、危険物取扱の資格や、カラーコディネート検定の級位なんてなんの役にもたちません。

塾に通ってくれている生徒たちに大切なのは、

自分に必要な資格や勉強が何なのかをきちんと考えて、調べて、それにあった勉強をする力を身につけること。(=リテラシー)

そして、

いざ資格などが必要になったときに、そのための勉強を始められるだけの基礎学力を身につけること。

だと私は思います。
昨日、例に挙げた英検やTOEICの場合でも、基礎の英語力がちゃんとついていれば、出題傾向に合わせた対策を短期間行うだけで、望む結果はついてくるでしょう。
数学や理科をきちんと学んでいれば、技術系の資格を学ぶ準備は整っているでしょう。しかし、基礎学力がなければ、勉強を始めることさえできません。

一言に資格といっても、どんな資格が必要になってくるのかは、生徒がその後歩む人生の方向によって違ってきます。
この資格さえとっておけば人生は安泰なんていう便利な資格はありまえん。
志望する職業の種類に合わせて、あるいは、就職してから仕事の必要性に応じて、適切な勉強を始めるための技能を身につけて欲しいと思っています。

個別指導の学習塾では、生徒にきちんと学習の仕方を学んでもらうことで、それができると思っています。

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