2017年2月4日土曜日

講師募集!

現在、当塾で働いていただける講師を大募集中です。

楽しく働ける職場です。
主な勤務時間は、夕方7時から9時50分です。

興味のある方は、

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当塾では、

教えやすい仕組みを作って、だからこそ生徒も分かりやすく、指導する側も余裕を持てるようにしています。
また、楽しく教えられるから、生徒も楽しく学べる仕組みを作っています。
どんな学習塾よりも働きやすいと自負しています。

教育業に興味のある学生、セカンドワークを考える社会人の問い合わせをお待ちしております。




毎年、学習塾の経営的には年度の初めが生徒募集の最大のチャンスなのですが、本年度は現在のところ新年度の生徒募集のチラシを配ることができなさそうです。
おそらく、塾生からの紹介による入塾生の受け入れなどで精一杯で、あまり多くの新入塾生に来てくれても授業を入れるコマがありません。できれば、夏期講習前には生徒の受入状況を整えて、夏期には生徒募集チラシを入れて入塾促進キャンペーンを行いたいのですが。

2017年2月3日金曜日

愛知県高校入試 合否ボーダー 予想

今年から、愛知県入試の仕組みが少し変わります。

とくに、
「三河1郡」「三河2郡」が統合されて、「三河郡」になることで、受験できる高校の組み合わせが増えて、人の流れが変わることで例年より受験者数が増えボーダーが上がる高校、逆に受験者数が減ってボーダーが下がる学校が出て来るのではないかと予測されます。

では、具体的にどう変わるのでしょうか?

多くの生徒や保護者がが不安に思い、塾にも連日相談の電話がかかってきます。
しかし、必要以上に不安になる必要はありません。

結論を述べると、

多少の変化はあるけれども、大きな変化はない

だろうと予測されます。
受験校選びは正しい情報のもと、しっかりと考えて行いましょう。
無謀な受験をするのはよろしくありませんが、不安になりすぎて不当に志望校を落とすのももったいないでしょう。

さて、
愛知県の公表している統計を見て分析してみましょう。


あいちの教育統計


愛知県のHPから、参考にするのは

「中学校卒業見込者の進路希望状況調査-第2回-」の結果について(平成28年12月21日)
「中学校卒業見込者の進路希望状況調査-第2回-」の結果について(平成27年12月21日)


です。
今年の資料だけ見るのでは、適切ではありません。
昨年度の資料と比較の上で考えてみましょう。

例えば、
平成28年12月21日の「碧南工業高校 機械科」の欄を見てください。
総合倍率が「4.08倍」にもなっています。昨年度の最終倍率が「2.85倍」です。

この資料を見た生徒の一人が、
「やばい! オレの志望校、倍率がめっちゃあがってる落ちちゃうかもしれない!
 志望校変えた方がいいかも!」
と慌てました。

間違いです。
平成27年12月21日の「碧南工業高校 機械科」の欄を見てみましょう。
総合倍率は「4.11倍」です。それが、12月以降に志望校の変更などがあり、最終的に「2.85倍」に落ち着いたわけですね。

毎年、倍率の高いところなどは、中学校の先生も同じ資料を見て生徒が志望校を変更するように誘導を行います。ですので、毎年どの高校もほどほどのところで落ち着くことになります。

さらに言えば、「倍率」だけで高校の難易度が図れるわけでもありません。
同じ倍率の学校でも「受験する生徒のレベル」は学校によって大きく違います。

例えば、地域トップ高の1つである「岡崎高校」ですが、さまざまな要因により年々受験生が減って、「倍率」はかなり下がってきています。
2016年度の最終倍率は「1.22倍」と、ほとんどの生徒が1次志望であることを差し引いてもだいぶ低くなっています。
隣接地域の地域トップ高である「刈谷高校」「1.74倍」であることと比べると、だいぶ水をあけられてしまっていますね。
けれども、だからといって岡崎高校が容易に合格できる高校だというわけではありません。
岡崎高校は、あくまで地域のトップ高で、地元の人々は生徒も保護者も中学校の先生もそのことは誰もが承知しています。
成績上位層の生徒だけが出願をして、その結果が「1.22倍」というだけの話なのです。倍率が高かった頃と比べればいくぶんは合格しやすくなったかもしれませんが、それでもなお高いレベルの学校ではあります。

とはいえ、こうした資料を見るのは全く無意味というわけでもなく、過去との比較である程度の傾向は掴むことができるでしょう。

では、自分が受験する学校のボーダーが上がりそうなのか下がりそうなのか、資料のどの部分を見れば分かるのでしょうか。

ア.1次志望倍率 (1次志望者数÷定員)
イ.総合倍率 (1次+2次志望者数÷定員)

どちらで見るべきでしょうか。

答えは、の1次志望倍率ですね。
愛知県入試の場合、8割以上の生徒は1次志望の高校に合格します。つまり、2次志望の生徒がいくら多くても、ほとんどの生徒は1次志望の高校に合格しているため競争相手にならないことも多いのです。
とはいえ、落ちてくるこもいないわけではないので、2次志望の生徒がまったく無関係ではないのですけれども。

次に見ておくべきは、

ペアで受けやすいワンランク上の高校の総合倍率

です。
たとえば、

パターン1
1次志望 Bグループ 西尾高校
2次志望 Aグループ 西尾東高校

パターン2
1次志望 Aグループ 西尾東高校
2次志望 Bグループ 碧南高校

パターン3
1次志望 Aグループ 西尾東高校
2次志望 Bグループ 鶴城丘高校

パターン4
1次志望 Bグループ 碧南高校
2次志望 Aグループ 一色高校

パターン5
1次志望 Bグループ 鶴城丘高校
2次志望 Aグループ 一色高校

パターン6
1次志望 Bグループ 碧南高校
2次志望 Aグループ 碧南工業高校

パターン7
1次志望 Bグループ 鶴城丘高校
2次志望 Aグループ 碧南工業高校

このあたりが、西尾市の生徒のよくある受験パターンになります。

このなかで、
西尾東高校を志望するパターン3やパターン4の生徒は、第一に「西尾東高校の1次倍率」に注目し、ついで「西尾高校の総合倍率」を補助的的に見ることで、西尾東高校のボーダーが昨年度より上がるか下がるか想像がつくわけです。

あくまで12月での進路統計の情報ですので、あまりあてにはなりませんが、西尾東高校はこの資料を見る限り「昨年度並み」になるだろうと予想されます。

同様に、鶴城丘高校を受験する生徒は「鶴城丘高校の1次倍率」「西尾東高校の総合倍率」を見るべきでしょう。

碧南高校などは、ペアで受けるワンランク上の高校が西尾東高校の他にいくつかある都合でもう少し話が複雑になりそうです。「碧南高校の1次倍率」だけ見ておけば十分かもしれません。

西尾高校はいちおう地域トップ高なので、西尾高校の数字だけ見ておけばおよそ十分です。刈谷高校や岡崎などを1次志望にして西尾高校を2次志望する生徒もいますが、人数は少ないためあまり考える必要はありません。

さて、このあと中学生のみなさんは、現在中学校で行われている三者懇談の結果を踏まえて公立高校に出願をします。

出願をしたあとで、統計がとられ、もう1回だけ志願変更をするチャンスも与えられます。
※ 志願変更にはルールがありますすのできちんと確認をしておきましょう。

志願変更を検討する生徒や保護者は、以上のようなことに注意して資料を検討すると良いでしょう。

なお、入試の難易度のボーダーの変化は地域ごとで上下することが多くなっています。
というのも、例えば、

西尾高校で不合格になる生徒が増えれば、トコロテン式に西尾東高校を不合格になる生徒が増え、西尾東高校が不合格になる生徒が増えれば、鶴城丘高校が不合格になる生徒が増える。

という動きが起こります。逆に

西尾高校で不合格になる生徒が減ればば、トコロテン式に西尾東高校を不合格になる生徒が減り、西尾東高校が不合格になる生徒が減れば、鶴城丘高校が不合格になる生徒が減る。

という動きが起こります。

そのあたりを踏まえて、昨年度のざっくりとした入試結果は、

2016年度入試結果
西尾市周辺の高校  数年ぶりに大きくボーダーが上がった高校が多かった

刈谷市・知立市周辺の高校  例年に引き続き、ボーダーが上がった高校が多かった

岡崎市・安城市周辺の高校  例年に引き続き、ボーダーが下がった高校が多かった


当塾の周辺地域、塾生たちが受験した高校は以上のような傾向でした。
高校によっては例外となるところなども若干ありましたが。

愛知県内のほかの地域については、全県模試の追跡調査結果や昨年度の倍率の資料などを見れば分かるようになっていますので、当塾の塾生のみなさんは当塾へ、ほかの塾にお通いの生徒・保護者は通っている塾の先生に問い合わせて見ましょう。

さらに、今のところの統計情報から推測される本年度の予想を立てます。

2017年度入試同行予想
西尾市周辺の高校  昨年度並み。または若干下がり気味。昨年度のボーダーが高かったことを考えると、一昨年までの水準よりは高くなりそう。

刈谷市・知立市周辺の高校  例年に引き続き、さらにボーダーが上がりそう。

岡崎市・安城市周辺の高校  例年に引き続き、さらにボーダーが下がりそう。


地域的に倍率やボーダーが上がり気味の地域の高校は定員を増やし、逆に下がり気味の地域は定員を減らすなどの処置はときどき行われていますが、おっついていないのが現状です。

中長期的に見れば、以上のような傾向はまだまだ続いていくだろうなあと予測されます。
特に、駅からのアクセスが悪く地元以外の生徒が通いづらいような高校などは、これからますます生徒を減らし、ボーダーを落としていくことになるでしょう。
逆に、周辺地域の人口が増え、駅からのアクセスが良いような高校はボーダーを上げていくことになります。