2013年9月28日土曜日

スタンペン 4F

塾での業務でタニエバー社のスタンペン4Fという筆記用具を愛用しています。

これは、4つの機能がペン1本に集約された便利ペンです。

・ シャーペン
・ 黒ボールペン
・ 赤ボールペン
・ ネーム印

生徒に指導するときに、どれも使いますのでこれが1本に集約されているのはたいへん便利です。
当教室では、講師の先生ひとり一人がこのペンを持っています。






















私はもう何年も使っていますので、代替わりしています。
一番左が、2代です。真ん中が4代目、一番右が今回購入し直した5代目です。
2代などは、使い込みすぎて塗装がはげ、すっかり色あせてしまっています。

印鑑+ネーム印という商品は、他メーカーからも出ているのですが、シャーペンと黒赤のボールペンを装備しているのはスタンペン4Fのシリーズだけです。
ただし、このスタンペンにも欠点があります。

多機能な分、構造が繊細で、扱い方が悪いと壊れやすいんですよね。さらに、スタンペン4Fキャップレスという上位機種があるのですが、これはさらに高機能な分壊れやすいように思います。
(実は、初代はキャップレスを購入したのですが、半年足らずで壊してしまいました)

もう少しがっしりとした構造に作り直して欲しいなあとか、他メーカーもより頑健な製品で同機能のものを作って欲しいというような要望はありますが、オンリーワンな製品です。
個別塾で働いている講師にはとてもおすすめの筆記用具です。

2013年9月27日金曜日

環境音楽 バッハ

教室に環境音楽を流すことにしました。
自習中に、ほかの生徒のたてる物音などが気になってしまうことなどもあるかと思います。そういった事例を少しでも軽減できれば好ましいです。

選曲はバッハです。



クラッシク音楽の中でも抑揚が少ないバロックが勉強には好ましいと、上地教室の永見先生にご教授いただいて購入してまいりました。

私自身に音楽にこだわりがあるわけではありませんので、生徒からリクエストがあれば応じます。
ただし、「歌詞のある音楽」はNGです。
集中力が削がれやすく、勉強中に聞くのは好ましくありません。ですので、ポップミュージックなどは原則的に受け付けません。

2013年9月26日木曜日

英語 中間テスト リスニング

英語の中間テストです。
問題と、解答用紙が配られ、試験が始まります。

解答用紙にリスニングの解答欄があるのですが、なぜかリスニングの放送は流れません。
生徒たちは、不審に思いながらも、筆記試験から解き始めます。

しばらくして、教室のドアが開きます。

(英語の教師2名登場、1人は外国人先生です。)

2人の先生は、唐突に、なにやら英語で会話を始めます。
なんと、これがリスニングの試験なのです。

問題文を2回、設問を2回、2人の先生は役割分担をして読み上げます。


ということが、某中学校であったそうです。

要するにリスニング試験を、ライブで行ったのですね。
予告無しのライブテストで、生徒はだいぶ混乱させられたそうですが、想像すると笑ってしまいますね;;

生徒にとっては大切なテストなので、あまり奇をてらわず普通にやって欲しいとは思うのですが、こうやって工夫を凝らすのは熱心な先生なのでしょう。その先生の発音もとても上手なのだそうです。

2013年9月25日水曜日

2学期中間テスト

2学期の中間テストが、地元の平坂中学校、寺津中学校で26日から始まります。
一部の中学校は24日から始まっています。

西尾市のこの近辺は、3学期制になっても定期テストの日程が前後期制の頃のままなんですよね。
少し慌ただしいですね。

昨日はテスト前ということで、いつもより少し多めの自習生が来てくれました。
席がほぼ満席でした。今日と明日も混み合うことが予想されます。
7時以降に自習に来たいという生徒は、予め電話で空き席状況を問い合わせてもらえると安心です。早めの時間帯は比較的空いていますので、ノンアポで来て貰っても大丈夫です。

また、社会科の時事問題の予想問題なども配付しています。

2013年9月10日火曜日

自主学ノート

地元の中学校から出される宿題で、自主学ノートといものがあります。

これは、何でも良いからノート1ページの勉強を宿題でやってきましょうという課題です。
これと同様の課題は、呼称こそ様々ですが、多くの中学校で採用されているようです。私が名古屋で教えていたときも、静岡の湖西市で教えていたときも、横浜の杉田で教えていたときも、地元の中学校で同様の宿題を出す中学校がありました。

宿題を出す方としては楽な出し方ですし、生徒に自分で学ぶ力を付けさせるという意味で、とても価値のある課題です。

ですが、実際には、ほとんどの生徒にとってこの課題が十分に真価が発揮できていないのが実情です。

生徒の大半が、やっつけ仕事でこの課題をこなすのです。
例としては……
・ とっくに覚えている英単語を何度も繰り返し書いてページを埋める
・ とっくに覚えている漢字を何度も繰り返し書いてページを埋める
・ 理科や社会の教科書の本文を丸写しにする
・ 意味も分からず理科や社会の教科書の図表を丸写しにする
まったくもって、効率の悪い学習法ですね。
塾に自習に来てこの課題を行う生徒もいるのですが、毎年同じような生徒が数多くいるため、心が痛みます。
中には、カラフルなペンを用いて、時間をかけてきれいにまとめ、学校の先生からは高評価を貰っている生徒などもいますが、内容は大同小異でちゃんと勉強になっていない事は変わりありません。

この記事を読んでもらって、「だったら、正しい勉強方法を指導すればいいじゃないか」と思われるかもしれませんが、事はそう簡単なことではありません。
こういうのは、「生徒の意識を変えて」、さらに生徒に「効率の良い勉強とはどういうものなのか」というのをキチンと理解して貰わなければ根本的に解決はしないのです。
それができてきないで、口先で注意しても口うるさいお小言になっちゃうだけですよね。下手な口出しは逆効果です。
このあたりは授業などを通して、ゆっくりと改善していくしかありません。

自主学ノートが有効活用できていない生徒が数多くいる反面、きちんと活用できている生徒もいます。
たいていの場合は、そういう生徒は成績上位の生徒であることが多いのですが、当教室では現在成績が中位程度の生徒で何人か適切に運用できている生徒がいるというのが嬉しいところです。
自習に来て、塾で問題集を借りて問題を解いたりしてくれます。

「①(1)ア (2)イ (3)エ (4)ウ、エ (5)イ」

この一行を書くだけで、30分は掛かっています。自分で何をやったら良いかを考え、基礎知識を覚え、その上で問題集の演習をしてくれているのです。
この一行から、学校の先生がその努力を読み取るのは難しいでしょうが、間違いなく努力は生徒の力になっています。
さらに嬉しいのは、その様子を見て同じように勉強に来た友達もそれを真似て、勉強方法の効率化がされていることです。

普通、「塾で友達といっしょに勉強する」というのは、あまり好ましいことではありません。
勉強は基本的に自分でやるものであって、友達といっしょになってもお互いに悪い影響を与え合うことの方が多いのです。良い影響をお互いに与えてくれるというのは、とても喜ばしいことですね。

2013年9月9日月曜日

地元のほかの個別指導塾

近所のほかの塾がどんな指導をしているのかな。

というのは、実はいつも気になってます。
塾仲間のほかの先生からは、「他塾が何していても関係がない。自分が良いことをやれば良い。」と言ってくれる方もいるのですが、商売敵なのですから、やっぱり少しは気になってしまいます。
なので、他の塾から移ってきてくれた生徒には、前の塾でどんなことを勉強していたかもついつい詳しく聞いてしまいます。(その生徒のそれまでの学習状況を把握するという意味もありますが)

近所の個別指導塾が夏休み頃に一軒つぶれていました。

個人指導専門塾 西尾永吉教室 

というところです。
当SSS進学教室より、大通りを1つ北にいったところにある個別塾です。

一昔前より、個別指導塾も競争が激しくなってきています。
きちんとした指導をして地域の評判を獲得しなければ、淘汰され、潰れていくしか無いのでしょう。
その個人指導専門塾のすぐ近くにある別の個別指導塾は改装されて塾の名前が変わっていました。

慶桜個別指導学園 → さくら個別指導学園 西尾中央校

こちらは、慶桜個別指導学園の本部の経営者が最低の不祥事を起こしていましたので、それが原因で慶桜個別指導学院のフランチャイズから脱退したんじゃないかとかってに勘ぐっています。
基本的に、本部の経営と各教室の経営はまったく別なのですけれどね。

当教室は昨年の10月中旬に開校したのですが、私が開校準備をしていたちょうど同じ頃に、ほんのすぐ近所に別の個別指導塾も開校しています。

みやび個別指導学院 西尾富山校

です。
ほんのすぐ近くで、正直開校した直後はびびりました。
当教室より設備や建物にはずっとお金をかけていて立派です。同じような指導をしていては、競争に負けてしまうのは火を見るより明らかです。

ほかにも、近隣には多くの学習塾があります。
ダメな塾は淘汰され、消えていきます。
淘汰され消えていかないように、質の高い指導、成績の上がる指導を維持していかなくてはいけません。

2013年9月5日木曜日

高校合格ボーダー(愛知県公立高校・私立高校 合格ボーダー/受験のめやす)

少し前で製作中と紹介した近隣高校の合否ボーダー表が完成しました。

この合否ボーダーの良いところは、

・ 過去数年分の追跡データーをもとに編集し、他塾の発表しているボーダーよりも信憑性が高い。
・ 学校ごとに、内申点別に予想合格点と、予想合格率を出してある。
・ 情報量が多く、分かりやすい。見やすい。

です。
従来の資料とくらべ劣っているところは、

・ 当塾の近隣の公立高校・私立高校を中心としていて、一部の高校しかフォローしていない。

ということでしょう。

資料に載せてあるのは、

刈谷高校
岡崎高校
西尾高校
知立東高校
西尾東高校
碧南高校
鶴城丘高校
知立高校
安城南高校
吉良高校
一色高校
高浜高校
碧南工業高校
安城学園高校
岡崎城西高校
享栄高校
みずほ大学瑞穂高校
愛知産業大学三河高校

以上の高校です。オレンジ色の字が公立で、緑色が私立です。
私立は合否判定の仕組みが違いますので、集計の仕方を変えてあります。
刈谷高校や岡崎高校は、このあたりから少し遠いのですが、一部の上位校志望者のために載せました。
享栄高校、みずほ高校、愛産大三河はかなり遠いのですが、地元の高校の合格には成績が足りないけれど、どうしても高校に進学したいという生徒のためにもっとも低レベルの成績で入れる高校とういうことで掲載しています。遠いといっても、片道2時間かければ通学できます。

できあがった資料は、冊子に編集して生徒に配布予定です。

一部サンプルをこのblogにて公開します。


PDF化した際に、ちょっと色がおかしくなってしまったところもあります(汗
サンプルはごく一部だけです。ボーダーが西尾東高校以上の高校、既存の資料とそれほど数字の変わらない進学校のみになります。

生徒配布予定の冊子は、もう少し資料を追加したり、製本作業をする都合でもう少し時間がかかりますが、教室入り口横のホワイトボードに同じものを掲示してありますので、はやく完全版を見たい塾生や保護者の方は教室まで見に来てください。

2013年9月4日水曜日

塾に通わずに成績を上げるには

せんだっての記事で、塾に通わなくても成績を上げられる場合があると書きました。
どうしたら、良いのかというと、ずばり、

「子供が自分で勉強ができるようにする」=「自分で学ぶ技能を身につけて貰う」

です。
何を当たり前のことを、と思われるかもしれませんが、決して当たり前のことではありません。
なぜなら、学校や塾の教師の話を聞いて、勉強を理解したり、できるようになることと、自分で勉強できることというのは大きく異なった技能だからです。


自分で教科書なり参考書なりを読んで、理解し、それに基づいて勉強するというのはかなり高度な技能です。
中学生や高校生の大半は、これができていません。
中学や高校で上位の成績を出している生徒でも、たいていはできていません。多くの生徒の勉強は受動的で、教えてもらったことを理解し、その上で言われたことを演習するだけです。
もちろん、そういった勉強でもある程度は成績が上がりますが、学年があがり高度な勉強が必要になるにつれ厳しくなっていきます。
受動的な学習では、遅かれ早かれ、いずれジリ貧になってしまうのです。


教科書や、学校や塾で配布される参考書や問題集というのは、勉強しなければならない内容が分かりやすく説明されています。場合によっては、図説されています。能動的な学習ができない生徒は、これを読んで意味を理解することができないのです。(「やらない」のではなく、「できない」のです)
例えば、同じ文章を教える側が何の工夫もなく音読してあげたり、あるいは生徒自身に音読させれば、それで生徒は理解できちゃったりするのですが、ただ自分で読むというだけのことができません。
生徒によって程度の差はありますが、「学ぶ技能」が多くの生徒が未熟です。
ですので、塾で生徒を指導するときは、生徒のレベルに応じて生徒が自分の力で勉強できるように促していきます。
塾で標準採用しているフォレスタというテキストは、手取り足取り教えてあげるためのテキストですが、それが使いこなせた上でワンランク以上レベルの高いテキストを扱う場合には、困ったときに助けてあげるだけです。基本的には生徒に自分の力で、文を読み、考えてもらいます。
ただし、中学生の段階でフォレスタを一通りこなす程度の力の無い生徒は、ある意味で手遅れです。フォレスタを軸とした指導を塾で受けて貰えれば、学校の成績は上がるでしょうし、学習習慣もある程度は身につくでしょう。ただ、自分で考え、自分で学んでいく技能を高いレベルで身につけるのは中学生になってからでは、かなり難しいです。


「自分で学ぶ技能」の中軸になるのは、「読解力」です。
「国語力」と読んでも良いかもしれませんが、これは国語の問題集を解く力とはまた別の種類の技能です。ここでいう「読解力=国語力」はリテラシーに近いものといえるかもしれません。
この技能を身につけるためには、できるだけ幼いうちから、自分で勉強し、学ぶ習慣を身につけることです。
できれば、小学校入学前や小学校低学年の頃が望ましいでしょう。まだ勉強が「易しい」うちがチャンスなのです。
小学校の学校の成績が良いからといって安心はできないでしょう。小学校の勉強は中学や高校と比べて易しく、「小学校では、学校の授業さえ聞いていれば、それで理解することができてしまう」のです。
そこに「自分で学ぶ力」はまったく必要ありません

可能であるならば、学校の予習ができる予習のテキスト(本屋で市販のテキストでも、進研ゼミでも構いません)で勉強してもらうのも良いと思います。小学低学年のうちなら、ほとんどの生徒は特に指導者が付かなくても問題なく勉強することができます。可能ならば、保護者の方が教えてあげても良いのですが、目先の成績よりも自分の力で学ぶ技術を身につけてもらうことの方が大切ですので、過度の干渉は良くないでしょう。
小学校低学年というのは、そもそもそれほど教えるほどの事はありません。大切なのは、教えて貰うのではなく、自分の力で学ぶということなのです。
能力が高い子であるなら、復習型で応用的な問題を解いてもらうのも良いでしょう。
低学年のうちに読解力を身につけるというのは本当に大切です。
森塾などでは、「読解力のない中学生に読解力を身につけさせるのは、手遅れだから、森塾では国語は教えない」などと公言しています。
それなりに苦労してもらうことと、学校の成績にはすぐに直結しないことを前提にですが、私は決して手遅れではないと思います。ただ困難であることは間違いがありません。

子供には、絵本図鑑は大切です。
漫画やドラえもん大百科でももちろんOKです。子供自身が興味を持てるもので、本人のレベルに合わせて少しずつ難易度を引き上げていけたら、大切です。

本を読むことより、外で遊ぶことの方が好きだという子供もいるでしょう。
しかし、ある程度子供の行動は誘導し、コントロールすることができます。大切なのは、周囲の大人が上手に誘導してあげることです。
周囲の大人というと、家族や場合によっては塾の教師ですね。
どうしたら上手く誘導できるかというのは、子供の個性によってかなり違うのでしょう。ある促し方である生徒に対して上手くいって、別の生徒では上手くいかなかったというのは塾でもよくあります。

ですが、多くの場合で上手くゆく手法というのはあります。
子供という生き物は、大人よりもずっと単純にできています。当たり前なのですが、幼いのです。

×多くの場合失敗するダメな例
・ 将来のために、勉強しなさい。
・ 全然できないじゃない。このままじゃダメだよ。

小学生に、将来のことを言うのは少し早すぎます。また、ダメ出しされたら、やる気は落ちて当然です。
漫画本でも、ドラえもん大百科でも、どんなつまらないものでも、「難しい本が読めて、すごいね」とほめてあげるべきです。学校の宿題を間違えまくっていても、間違いを叱るのではなく「難しい宿題を投げ出さずにやってエライね」とほめてあげるべきです。
子供を叱るのは、他人を迷惑をかけたり傷つけたり、本人が危険にさらされるような事をしたときに限定するべきです。(と、私も考えて生徒を指導しています)

勉強をするのは、子供の仕事ですが、
子供が、勉強ができるようにしてあげるのは大人の仕事です。
ありがちな言い方ですが、環境が子供を育てるのです。

ときどき、保護者の方から、
うちの子は、親に似て才能がないですから
なんていうことを聞かされることがあります。
ですが、それを聞く度にいつも「本当は才能が無いと親子そろって思い込んでいるだけなんじゃないか」と内申で疑っています。

たしかに、才能というものもあるのかもしれません。
けれども、生まれつきの才能と、後天的に身につけた才能は簡単に見分けが付くようなものでもありません。

以前に指導した生徒の中に、劇的に指導が上手くいった子がいます。
(簡単なテキストからはじめて、中1で数学が「2」だったのが(それも提出物を出してないとかではなく、勉強がまったく分からないための2)、中2に上がるときには「4」にまで上がった生徒です。)
その生徒は、中1で塾で預かった当初から真面目な生徒で、大人に指示されることは何でも聞く生徒でした。なので、指導した私自身も、
この子は言うことを聞いてくれる良い生徒なのだけど、自分で考える力は弱いんだなあ
と思っていました。
ですが、易しいテキスト(つむぎ出版「みるみる分かる数学の要点中1」)で指導をし、特別な指導をせず自分の力で演習させていったところ、みるみる力を付け、難度の高い応用問題にまで挑戦できるようになりました。
この生徒が力を付けたあとで、初めてその生徒を担当した講師は次のように言いました。
あの子は良いですね。まだ経験は足りないですけど、自分で考えて応用する力がずば抜けています。才能があるのでしょうね
私が初めにイメージしていたのと、まったく逆の評価です。

「応用力」や「考える力」というのは、世間では先天的な才能だと見られる傾向にあります。ひょっとしたら、先天的な部分もあるのかもしれません。ですが、後天的に身につけられないものでもないのですよね。
ただし、上述した生徒のように中学生になってから大きく才能を伸ばすことのできる生徒もいるでしょうが、でもできたら早い段階、小学生や小学校入学前から才能は引き出してあげるべきです。
小学校入学前に「足し算・引き算」や「九九」くらいまでをご家庭で教えておいてあげれば、子供は学校の勉強が簡単に分かるため「自分は頭が良いんだ」と勘違いしてやる気を出し、いずれはその勘違い本物に変えてくれます。
勉強は分かるからこそ面白いのですし、自分に才能があると信じられるからこそ努力もできるのです。(これは、中高生や大人にも当てはまることだと思いますが、幼い子であるほどより顕著であるように感じられます)

さて、長くなりましたが、できるだけ端的にまとめましょう。

塾に通わず成績を上げるには、

「子供が自分で勉強ができるようにする」=「自分で学ぶ技能を身につけて貰う」
そのために、できるだけ幼いうちから読解力を身につけて貰う。
そのために、本(絵本・図鑑・漫画等)を子供が積極的に読むように促し、
また、できるだけ早い段階から勉強を勉強をしてもらう。

2013年9月3日火曜日

個別指導塾の授業料は高い?

個別指導塾の授業料は高いと良くいいますが、私自身、確かにその通りだと思います。

SSS進学教室は安心価格を謳っているだけあって、他の個別指導塾よりは微妙に安くなっています。ですが、他塾と比べて極端に安いかというとそうではありません。
SSS進学教室は「明光義塾」や「スクールIE」「ITTO個別指導学院」などの大手よりは後からできた学習塾なので、同じようなプランの授業を受けた場合、SSS進学教室の方が少しだけ費用が安くなるように絶妙に授業料が設定してあります。つまり、後出しジャンケンであるわけです。セコイですね(笑)

本当に、SSS進学教室が少しだけ安いのか計算してみますね。
たとえば、中3生が80分で週2回の授業を受けたとします。
掛かる経費は以下の通りです。

SSS進学教室の場合(中3・週1回80分×1ヵ月4回の授業)
授業料 9440円
諸経費 1750円
合計  11190円

M光義塾の場合(中3・週1回90分×1ヵ月4回の授業)
授業料 11550円
教室維持費 2100円
合計  13650円(12133円)

M光義塾は90分授業なので、そのまま比較するのはフェアではありません。
80分あたりで考えると括弧内の数字です。
業界最大手のM光義塾は、同じ形式の他塾と比べると少し高めですが、季節講習時の入塾促進キャンペーンなどが手厚く、入塾金だけでなく教材費なども無料になったりもするので実質的にはもう少し差は縮まります。
ちなみに、SSS進学教室の講習時のキャンペーンでは入塾金が無料になるだけです。教材費が免除されるのは、入塾が塾生による紹介になった場合だけです。

I学院の場合(中3・週1回80分×1ヵ月4回の授業)
授業料 11000円
年会費の月額 1050円(年間12600円)
合計  12050円

I学院の場合、月額で掛かる諸経費や教室維持費がなく代わりに年会費が掛かります。
またI学院の場合、地域別授業料制であるため、地域によって授業料が異なります。これは、ほとんどの地域で採用される中間層料金での計算です。首都圏などはもう少し高くなり、人口の少ない都道府県では少し安くなります。
学年や授業回数によっても違ってきて、場合によってはもう少し僅差になったり、差が開いたりしますが、いずれにしてもSSS進学教室の授業料はなんとも絶妙な授業料設定になっています。

スクール○Eや、Dr.○塾など他にも大手の資料は一通り整理してありますが、このあたりは当塾や上述の個別塾が講師1名が最大3名まで担当する形式であるのに対し、1:2までの形式を標準としているなど、スタイルが少し違いますので比較が難しくなります。
1:2形式や1:1形式の塾はどうしても人件費がかかりますので、授業料は少し高くなってしまいますね。これは仕方がありません。

この授業料というのは、教室を維持するための経費や人件費などを含めて考えると、価格競争の末に行き着いたきわめて妥当な料金設定なのだというのは、長年学習塾経営に携わっていると良く理解できるのですが、私自身が生徒の保護者で授業料を払う立場だったらと考えるとやっぱり高いようには思えます。
SSS進学教室の運営は、他の大手などと比べると建物や看板・広告費にお金をかけないスタイルです。ですので、多少なりとも授業料は安くできますし、他塾と比べれば損益分岐点も低くはなっています。それでも、教室の経営を安定させるのはそれなりにタイヘンです。


さて、以上のように見て来たとおり、SSS進学教室に限らず個別指導塾の授業料はそれなりに高いのです。
けれど、個別指導塾にはそれだけの費用を払う価値があります。

ずばり、個別指導塾は成績を上げやすいのです。

個別指導塾というのは塾の究極の形の1つだと思います。
極端な話、わりといい加減な経営で、たいしたノウハウのないダメな個別指導塾でも、優秀な講師の揃った集団指導の一斉塾より成績が大きくあがっちゃったりします
生徒にあわせて指導するというのは、それだけでもの凄く大きいのです。
手前味噌すぎて、あまり大きな声で言うのは憚られますが、当教室のようにきちんと生徒の成績を上げるためにしっかりとしたノウハウを持って指導する塾であれば尚更なのです


ただし、誰もが個別指導塾に入らなければ、成績が上がらないかというとそんなことはありません。
個別指導塾に限らず、塾なんかに通わなくても成績が上がる生徒はいます。
かくいう私自身も子供時代は、中高を通して独学のみでずっと成績を上げ続けました。どうしたら、塾に通わず成績を上げることができるのか。そこを次回の記事では説明させてもらいたいと思います。

2013年9月2日月曜日

高校入試ボーダー最新版作成中!

夏期講習が終了し、教室では一般入試で受験する中3生向けに受験対策講座が始まりました。

高校入試についての資料を作成中です。
昨年も同様の資料を作成して生徒に配布してありますが、新しい資料と従来の資料をより詳細に分析し、より正確でより分かりやすい内容にまとめます。
近日中に、塾生に配布できる予定です。


塾で働いている者なら、必ず思うことがあります。

「市販されている資料や、大手塾の発表している合格ボーダーは一部の上位校については納得できるが、中堅校から下位校についてはまったくあてにならない」

比較的、良質な資料を用意してくれているのが、サナル予備校さんです。
しかし、それでも自塾の生徒の合否や、全県模試の合否追跡結果と比較すると、合否ボーダーがひどく適当に作られていることが分かります。
野田塾さんなどは、上位校のみで下位校や中堅校のボーダーは発表すらしていません。
理由はいくつかあるでしょう。

・ 下位校にいくほど資料が少ない。
 (きちんと自己採点のできる生徒が少ない)
 (受験者がそもそも少ない)
・ 特に専門学科は受験者が少ない。
・ 下位校に行くほど、併願校との兼ね合いでレベルが大きく上下しやすい。
・ 専門学科など募集定員の少ない学科ほど、ちょっとした受験者数の変化でレベルが大きく変化しやすい。
・ 実際のレベルがあまりにも低すぎるため、正直にボーダーをつくるのがはばかれる。

しかし、生徒指導をする都合上で、本当のボーダーがどのあたりにあるのかを知りたいという場合はあります。そのため、できるだけ正確な資料を自分で作る必要があるのです。
生徒に無謀な受験をしてもらったり、逆に必要以上に悲観して志望校を軽々に下げて欲しくはありません。正しい受験情報をもとに進路を考えてもらいます。
この資料づくりには、愛知県で受験者がもっとも多い模擬試験である愛知全県模試の追跡資料過去3年分を利用させてもらっているのですが、これを統計的に集計し直すのはかなり手間が掛かるためあまり多くの高校のボーダーを出すことはできません。
当塾に通う生徒が通いやすい地域にある高校、志望者がでる可能性が高い高校をピックアップしました。(具体的には近隣校と、少し遠い地域にある最上位校と、最下位校)

乞うご期待!