西尾教室では、 夏期講習のイベントの一貫として、先日「単語特訓」を行いました。
英単語の詰め込み学習をしようというイベントです。
今年、中学生の教科書が改訂され、中学校で学ぶ必要のある語彙数も大幅に増加しました。
単語を覚えるのに苦労している生徒も多く出てきています。
英単語に限らずなのですが、知識の詰め込みが苦手な生徒というのは少なくありません。
しかし、そうした暗記の苦手な生徒を観察していると、本人の生来の資質や能力だけではなく、学び方が下手くそな生徒が数多くいます。
何も指示せずに好きなように、英単語を覚えるように伝えると、
・ 単語帳を眺め続ける
・ 同じ単語をひたすらに書き取りをする
こんな覚え方をする生徒が数多くいます。
下手くそな覚え方です。まったく効果がないとはいいませんが、効率が悪いでしょう。
人が知識を記憶に定着する時というのは「思い出す」時であるという話をきいたことはないでしょうか。
答えはなんだったかなーと考えて、それを思い起こすことができるようになって、知識は身についていきます。ですので、語句や知識を身に着けようと思った時に大切になるのが「確認とテスト」なのです。
覚えたい単語を一通り目を通したら、単語の意味を隠して、ちゃんと意味が分かるかどうかを確認する。
意味の確認ができたら、単語の綴りを隠して、ノートに書き取りをして確認する。
その繰り返しをして、単語数を増やしていき、ある程度進んだところで、範囲を広くしてもう一度確認をしてテストをする。
基本的には、効率的に単語を覚えていこうと思った場合は、上記のようなやり方にだいたいが落ち着きます。
さらに多くの練習を重ねることで、細かな部分で学び方はブラッシュアップされていきます。
勉強というのは、暗記だけですべてが終わるものではありません。
暗記というのは「学ぶ」行為の中では、もっとも単純な作業になります。学習塾の役割の一つは、上手な学び方を生徒に伝えていくことです。
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