入塾したてで、勉強の習慣ができていない生徒にときどき見かけられるのが、
塾に来て、いざ机に座ると、
「先生、お腹が痛くなった。トイレにいっていいですかー?」
という生徒です。
これは、生徒にとって勉強することがストレスになっている証拠です。
勉強することがストレスになり、緊張し、便意を感じてしまうのです。
これは、子供だけのことではありません。
大人だってそうです。会社に出勤したらまずトイレに走る人っていますよね。それは仕事がストレスになっていて、仕事をしようということで緊張しトイレに行きたくなるのです。
彼らは、勉強する気がないわけでも、仕事をする気がないわけでもありません。
むしろ、勉強しよう、仕事をしようと自分を奮い立たせようとするからトイレに行きたくなるのですよね。
でも、塾に来るなりトイレに行く生徒がいつまでもそのままで良いわけがありません。
そうした生徒は学校でも腹痛を起こしているか、起こしていないとしたら学校では集中して勉強できていないのです。
彼らにはなんとかして、便意を感じるようなストレスをなしに集中して勉強できる習慣をつけてもらう必要があります。
そのためにはまず、
1. 塾で勉強することを楽しんでもらえるように促す
叱ったり、怒ったりしてはいけません。そうすると、ますます勉強がストレスになってしまいます。
自力で解けるような易しめの問題を中心に演習してもらい、ストレスなく勉強を解いて貰うことで学習の習慣をつけてもらいます。
またどんな簡単な問題でも、きちんと解けたら、その努力を評価し、褒めてあげます。自分でやればできるという気持ちが、次の努力に繋がるのです。
2. たくさん勉強して貰う
勉強することに強いストレスを感じるというのは、彼らにとって勉強をするという行為が特別な行為になっているという証拠です。
勉強をすることが日常であり、当たり前になってしまえばそうしたストレスは無くなります。
解きやすい易しめの宿題を多くだしたり、自習に塾に来るように促すことで勉強をすることを当たり前にしていきます。
これに関しては、ご家庭の協力も必要です。家庭で塾に自習に行くように促してもらえると、非常に指導がしやすくなります。
0 件のコメント:
コメントを投稿