2018年12月12日水曜日

中3 三者面談

先日、教室で机を新調しましたが、続いて本日は椅子を取り替えました。座り心地は良くなったと生徒には好評ですが、また後日写真をUPします。

さて、中学3年生は今週は中学校で三者面談です。
平坂中学校は本日までで、寺津中は明日木曜日が最終日です。

中学3年生の生徒はここで2学期の内申点を少しだけ早めに教えて貰い、私立高校の受験校を決定します。
西尾市は、名古屋圏のアクセスの悪さから、私立高校は滑り止めで受験する生徒がたいはんで、難関私立に挑戦する生徒はわずかです。

滝高校や東海高校のような難関私立と違い、愛知県では地方の多くの私立高校の合否は主に内申点で決定します。

たとえば、地元のある私立高校については、以下のような基準で合格が決まり、筆記試験は形だけ行うという感じです。

某私立高校(普通クラス)合格基準
推薦入試(単願)
2学期の内申点で9教科24以上または5教科13以上
※ ただし、事前相談で9教科23でOKの場合あり
※ ただし、5教科で内申1の教科があると不合格
※ ただし、欠席が10日以上ある生徒は事前相談が必要
一般入試(併願)
2学期の内申点で9教科26以上または5教科13以上
※ ただし、事前相談で内申点基準を-1してもOKの場合あり
※ ただし、5教科で内申1の教科があると不合格
※ ただし、欠席が10日以上ある生徒は事前相談が必要

某私立高校(特進クラス)合格基準
推薦入試(単願)
2学期の内申点で9教科29以上または5教科16以上
※ ただし、事前相談で内申点基準を-1してもOKの場合あり
※ ただし、5教科で内申1の教科があると不合格
※ ただし、欠席が10日以上ある生徒は事前相談が必要
一般入試(併願)
2学期の内申点で5教科18以上で、当日の筆記試験を加味して判断
※ ただし、5教科で内申1の教科があると不合格
※ ただし、欠席が10日以上ある生徒は事前相談が必要

という具合です。
以上のような合格基準を、中学校の先生は高校側から事前に教えてもらっていて、その上で受験校を指導してくれます。
地元密着型の私立高校は、多くの場合、筆記試験は特進クラス(特待生奨学金あり)の選定などに用いる程度です。合否は主に内申点と事前相談で決まります。
逆に言えば、基準を満たしていない生徒は不合格になりますので、受験させることはありません。

事前相談というのは、「中学校の先生から高校の先生への相談」です。
要するに、「うちの中学のこの生徒は人格面も問題のない良い子ですので、成績はギリギリですが、そちらの高校で受け入れてください」ということです。
中学校の先生も自分たちの生徒は可愛いですので、だいたいの場合はこの事前相談はどの生徒でも、行ってくれます。
また、事前相談で合格基準を1つ程度引き下げるというのは、ほとんどの高校で行われています。ですが出願期限ギリギリになってだと、事前の相談が間に合いません。私立の単願を希望する生徒は、この面談の時期には中学校の先生に希望を伝える必要があります。
また決めあぐねている生徒も決断は急ぐべきでしょう。


今年は当塾の生徒の内申点は好調で、今のところ塾に来てくれた生徒にはもれなく問いただしているのですが、内申点が下がった生徒は1人もいません

1学期内申19 → 2学期内申25 (6UP)
1学期内申40 → 2学期内申44 (4UP)
1学期内申27 → 2学期内申31 (4UP)

など、大きく上げてくれた生徒もいます。中2からの通算で、

2年3学期内申19 → 1学期内申27 → 2学期内申28 (通算9UP)

という生徒もいます。
がんばってくれました。
残念ながら内申点が現状維持に留まった子も、この時期はどの生徒もみな勉強量が増え、競争が厳しくなっています。成績を落とさずに維持することができたなら、がんばることができたということでしょう。

とはいえ、当塾の今年の生徒は全員公立高校志望です。
例年、1人か2人は私立を単願で志望する生徒がいるのですが、今年はやや偏りました。
私立高校は2学期の内申点での勝負ですが、公立高校は3学期の内申点&当日の筆記試験を中心に合否を決めます

まだまだここからが追い込みですので、生徒たちにはがんばってもらいたいところです。

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