2014年3月21日金曜日

SSS進学教室に通う 普通科の公立高校に進学する生徒に知っておいて欲しいこと

新高校生の生徒は、今日からでも勉強を始めましょう。
という記事を昨日アップさせていただきました。

もちろん、勉強についても、受験についても少しずつ学んで貰えれば良いのですが、まず大雑把なことを知って貰いたいということで、以下のような案内を作っています。

当教室に通っている生徒には、2月くらいの時点で既に配布してありますね。

進学案内新高校生向け.PDF


普通科の公立高校に進学する高校生に最初に知っておいてほしいこと
高校での勉強について
1.普通科は4年制の大学に進学を目標に勉強するところ
就職や専門学校への進学を志望している生徒は、そもそも普通科を選択すべきではありません。
また、公立高校の普通科は私立高校と比べて、推薦入試での大学入学は圧倒的に不利です。なので、ほとんどの生徒には一般入試での大学進学をめざしてもらいます。

2.大学一般入試は実力勝負
高校入試の場合、一般入試でも合否を決めるのは「筆記試験+内申点」でした。
けれども、大学入試の合否を決めるのは「筆記試験」です。
ただし、筆記試験には「センター試験」「個別試験(2次試験)」の2種類があります。

センター試験     全国の大学での共通試験。受験しなければいけない科目が多い。
個別試験(2次試験) 大学ごとに独自に実施する個別試験です。1科目から3科目程度の場合が多い。

国公立大学の場合、センター試験と個別試験の両方の受験が必要になります。センター試験を受験するので、勉強しなければならない教科が多くなります。
私立大学の場合、入試の方式はさまざまです。センター試験のみ、個別試験のみ、センター個別の併用など多様です。また9月~11月に推薦入試も実施されますが、筆記試験で推薦入試の合否が決まる場合もあります。

3.英語と数学には力を入れて勉強しよう。
英語と数学は特に難しい科目ですが、大学入試に必要になる可能性がもっとも高い科目です。

センター試験の配点(標準)
理系  合計900点
英語    200点
数学ⅠA  100点
数学ⅡB  100点
国語    200点
理科①   100点
理科②   100点
社会科①  100点
文系  合計900点
英語    200点
数学ⅠA  100点
数学ⅡB  100点
国語    200点
理科①   100点
社会科①  100点
社会科②  100点
理科は、物理・化学・生物などから選択です。社会科は、日本史・世界史・政経などから選択です。
配点は、大学によっては標準と異なる配点になる場合もあります。
2次試験は大学や学科よって配点や教科が異なります。
(理系の例.「数学500点+物理300点」など / 文系の例.「英語400点+国語400点」など)

4.得意科目を作ろう!
一般入試ではすべての教科を受験に使うわけではありません。受験で使える教科を作っていきましょう。
ただし、推薦入試で大学受験を狙う場合は評定(内申点)が必要になります。評定は高1から高3までを通しての評価になるので、1年生からしっかり成績をとっていくことが必要です。

5.追試制度・赤点制度には気を付けよう。
多くの高校で、定期テストで合格点を取らないと追試を受けなければなりません
また、高校には赤点制度があります。つまり、評定(内申点)で「1」を取ると進級できません
受験で使わない教科でも「1」だけは取らないに気を付けましょう。

5.学校の勉強についていこう!
高校の勉強は中学校よりも難しくなります。
学校の勉強についていけなくなる生徒の割合は、
 小学校 …… 10%以下
 中学校 …… 30%程度
 高校(進学校)…… 50%以上
 高校(進学校以外)…… 30%程度
学校の勉強が分からなくなると、成績は上がりません。

6.数学は基本問題から順をおって予習していこう。
特に進学校(一般入試で大学受験をする普通科の高校)の場合、数学の授業は難しいです。
きっちり授業についていくために、復習よりも予習で勉強を進めておくことが大切です。
塾での勉強も高1~2の間は原則的に学校の予習になります。

7.英語は文法を大切に勉強していきましょう。
中学英語と高校英語の一番の違いは、文法が難しくなることです。
闇雲に演習するのではなく、文法をきちんと理解して勉強していきましょう。丸暗記や場当たり的な勉強ばかりつづけているとすぐに行き詰まりますので、根本的に理解できるように心がけていきましょう。
高校の英語は、リーダー(長文読解)やグラマー(文法)などに別れて、異なる授業で勉強していきます。
塾での授業は、高1~2の間は学校の授業の進捗に合わせた文法の予習に力を入れていきます。

8.部活動と勉強の両立は中学以上にタイヘン

部活動と勉強を両立するのは、中学の場合よりもずっとタイヘンです。ほとんどの高校は1年生はどこかの部への入部が義務づけられていますが、文化系の部活動などはほとんど活動を行っていない場合などもあります。勉強に力を入れたい生徒は、あまり厳しくない部活動を選ぶべきでしょう。

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