2016年2月8日月曜日

個別指導学習塾の開校 FC本部の選び方 1/5

当教室は「SSS進学教室」のFC教室です。
開校3年が経過し、4年目に入っています。


SSS進学教室もそうですが、個別指導塾最大手の「明光義塾」や「スクールIE」「ITTO個別指導学院」「東京個別指導学院」など、ほとんどの教室がFCの教室になっています。


今回の記事では、FCでの教室の開校での注意点、パートナーとすべきFC本部の選び方について書いていきたいと思います。

私は他のFCではなく、「SSS進学教室」を選んで開校したことは正解であったと考えています。
ただ、ありとあらゆるすべての点で「SSS進学教室」が他のFCより優れているというわけではありません。
個別指導の学習塾にFC加盟をしている教室は、数多くあります。しかし、そうした加盟者の中でも私はもっとも詳しく多くのFC本部について調べ、研究したという自信があります。
どのような点が優れていて、どのような点で劣っているのか。
それを整理してみたいと思います。


まずそもそも、FCについての加盟するメリットは何でしょうか?
FCに加盟せずに、完全に個人塾として独立経営をすることも可能です。知人にはそのような選択をされた方もいらっしゃいます。


① FCに加盟するメリットその1 「広告効果」

まず、FCに加盟することで看板やチラシを本部が小綺麗に用意してくれることです。
こうした広告による集客効果は大きいです。
SSS進学教室は広告費は限界まで抑える方針で、他FC本部と比べてそのあたりの力は弱いでしょう。
それでも、一から自分で広告の手配をするよりはずっと効率的です。


② FCに加盟するメリットその2 「業務の軽減」

①のメリットと重複する内容ではありますが、業務の一部を本部に委託することで、だいぶ仕事が楽になります。
自分でチラシを作ったり、デザインをしたりなんていうのは恐ろしい手間です。
私自身もadobeのソフトを作ってチラシを作る作業もできないわけではありません。しかし、質の高いものを用意しようと思えば、たいへんな労力が掛かります。
こうした業務を軽減することで、肝心の「授業」や「生徒指導」に注力できるのです。


③ FCに加盟するメリットその2 「ノウハウ供与」

FC本部には直営教室もあり、教室運営のノウハウがあります。
FCで教室を立ち上げる者の中には、別業種から移ってきて十分なノウハウを持たないまま教室の運営を始める人もいます。そうした場合はFC本部からのサポートは頼りになります。
ただし、このあたりのノウハウについては、どのFC本部であっても過度の期待はできません。
生徒指導のノウハウというのは、マニュアル化しきれるようなものではないのです。
地域によって受験の状況も違いますし、生徒の学習状況や進路志望も様々です。古い教育の常識が文科省の方針で容易に変わってしまいます。
指導のノウハウについては、FCに丸投げしようという意識では失敗してしまうでしょう。


さて、メリットを上げましたが、デメリットももちろんあります。


① FCに加盟するデメリットその1 「加盟金・ロイヤリティ等の費用」

FC本部ももちろんボランティアではありません。
SSS進学教室」は比較的ロイヤリティが安くなっていますが、それでもそれなりに大きな負担です。
多くの場合は、ロイヤリティは売り上げの10%程度が目安です。明光義塾など広告費を多くかけるようなところは、ロイヤリティ以外にも必要な経費がなにかと掛かってしまうようです。


② FCに加盟するデメリットその2 「運営方針の制限」

授業料や塾のシステムなどは、FCによって決まってきています。
ある程度は自由にできる部分はありますが、基本的な授業料や塾のシステムは本部の指導に従う必要があります。
またそうでなければ困るでしょう。本部の示しているシステムというのは、すでに多くの教室で実践されある程度結果を出しているやり方です。
ただ一部のFC本部などは、既得権益の確保のためだけに、不当な制限を課している場合もあります。このあたりは信頼できる本部を選べるかどうかという問題があるでしょう。

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