2013年7月30日火曜日

勉強の習慣をつけるには

ある別の塾の先生と話していて。

学校の課題が分からない
→ 深夜までかかる
→ 寝るのが遅くなる
→ 朝眠い
→ 学校の授業が聞けない
→ 課題が分からない

という悪循環に陥っている生徒が新しく入塾されたという話を聞きました。
とてもありがちな悪循環ですよね。

当SSS進学教室でも、その生徒の入塾した塾でも、そうならないように予習型で勉強は進めていきます。
このブログでは、何度も取り上げていますが、学校から帰ったあとで無理をして学校での勉強がおろそかになったのでは何にもなりません。
ほとんどの生徒の場合は、学校での勉強時間>>帰宅後の勉強時間なのです。
学校でしっかり勉強できるようにすることが何より大切です。
学校の授業中に居眠りをしてしまうくらいなら、宿題なんて出さない方がずっとマシです。中3生の場合は、成績がそのまま入試に直結するので、なかなかそうも言ってられないのですが。

なので、学校の勉強についていけていない生徒は、次のように勉強するように薦めています。

1.分かる問題だけしっかり解く。
2.難しい問題は悩んでないで、さっさと解答を丸写しにする。

学校の先生に答えが丸写しであることがバレてしまっても構わないと思います。
生徒が分からないのは学校の先生の責任でもあるのです。分からないところでも、きちんと宿題をやろうとしたということ、分かるところだけでもきちんと努力して解いたことが伝われば十分です。
そうした上で、無理の無い学習習慣を取り戻し、悪循環を断ち切っていくべきでしょう。

「分からない問題でも、粘り強く問題に取り組む」というのは、非常に大切なことです。
私自身も子供時分はそうして勉強しました。
けれども、それは勉強が得意な生徒だけにできる勉強への取り組み方です。学習習慣が上手くできていな生徒には高すぎるハードルです。
はじめから高すぎる目標を掲げるより、手のと特とこから一歩ずつ始めるべきです。

うちのような個別指導塾では生徒ひとり一人のレベルとペースにあわせて宿題を出すことができます。しかし、学校や集団指導形式の一斉塾ではそういうわけにはゆきません。生徒全員に対して、一律で課題を課します。
そうすると、どんなに優秀な先生でも生徒ひとり一人にあった課題を出すことなんて不可能です。そこは、宿題をこなす側でどう取り組んでいくのが一番良いのかをを考えていく必要があるのだと思います。

今は夏休み中で、生徒の中には夏休みの課題で苦しんでいる子も少なくありません。
きちんと自分の力で、やり遂げることができるものは、しっかりと自分の力だけでやり遂げるべきです。ほとんどの学校の先生はとても良い課題を宿題に設定してくれています。
具体的には寺津中学校の中3の先生の作られた英語のプリントなどは、私から見てもとても良い出来だったりしてちょっと感動しました。英語がやや苦手な子でも得意な子でも、要点を押さえて英文法を整理できるようになっていました。多くの生徒にとってこの時期にそうした学習をすることは非常に価値があると思います。
ただ、それでもどうしてもできない場合、難しすぎて辛く苦しいという場合もあるのです。
そうした場合は、いさぎよく逃げ出してしまいましょう。答えを丸写しにするなり、人に教えてもらうなりして、形だけ終わらせてしまうのが良策です。
私も困った場合には手伝うと塾生たちには伝えています。ご家族に手伝って貰うのも、宿題を出した学校の先生本人に手伝ってもらうのも良いと思います。
そのあたりのものは手短に切り上げて、出来るところから勉強を始めることがきちんとした学習習慣を身につけるコツです。

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