2014年5月3日土曜日

長文の対策

ゴールデンウィーク特別特訓
英文読解

ゴールデンウィーク中に英語の長文の練習会を実施しています。

教材には教育開発出版の
「英語読解A」(中1レベル)
「英語読解B」(中2レベル)
「英語読解C」(中3レベル)
を利用しています。

受験レベルの質の良い長文教材は数多くあります。
特に好学出版の
英語長文の完成
などは、私のフェイバリットです。すばらしいテキストです。

けれども、中1レベルからの長文に特化した教材で良いものをというと、塾教材の中では教育開発出版の「英語読解」のシリーズが唯一の選択肢です。


今回の練習会では、生徒それぞれのレベルにあわせて、進めています。
中3の生徒でも、中1程度の力しかない生徒には中1レベルの「英語読解A」を利用します。

9月以降の受験対策講座では、そうした中1レベルの力しかない生徒でも、入試レベルの問題にどう取り組み、どう点数をとっていくかの訓練をしていきますので、中3生の生徒たちには覚悟をしてもらいます。
けれども、夏休みまでは小手先のテクニックよりも基礎力をしっかりつけてもらう方針です。


今回は演習をしてもらう前に、長文読解のコツを生徒の学習レベルに合わせて説明しています。
その説明に使ったプリントを一部紹介します。

実はこれ、開発中の「体系英語」の没原稿です。
テキストの趣旨からして、少し難易度が高すぎるということで没にしました。



まずは一番の基礎です。
長文を読む上で、重要なテクニックを紹介します。

1.脚注や日本語のヒントを読んで内容を予想する。
2.下線部を問う問題は、直前の文に注目して読む。
3.内容の正誤を問う問題などでは、キーワードになりそうな単語で本文を探す。

こういったテクニックは、成績上位層なら誰しも当たり前に行っていることです。
けれども、この当たり前のことが出来ていない生徒が大多数なのですよね。

塾ではこういった当たり前のテクニックをきちんと伝えていくべきです。




少しレベルが上がると、センテンスリーディング接続詞andのとらえ方を学んで貰います。

1.センテンスリーディングの区切り方のコツ

これを生徒に伝えることも大切です。
センテンスをどう区切るかは、読みやすく切れれば、どう切るかは基本的には読む人の自由です。ですが、読みやすく切るコツはやはりあるのです。
「句」や「節」という概念を十分にまだ持っていない中学生に、そこをどう伝えるかがポイントになってきます。

2.接続詞andのとらえ方

接続詞にはwhen, because, as, after, beforeと様々な種類の接続詞があります。
けれども、もっとも難しい接続詞は、実は「and」なのですよね。
「and」は名詞を繋いだり、述語だけを繋いだり、文全体を繋いだりと、いろいろな使われ方ができるのですよね。

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