2020年2月10日月曜日

指導要綱の変化

新年度は小学校の教科書に大きな改定があります。
また、翌年には中学校の教科書の改定が予定されています。

小・中・高の学習内容は、以前と比べるとだいぶ変わってきています。大雑把な変化の傾向についていえば、

「子供たちが大人になったときに、実際に役立つ知識や技能を重視する」

という実用性重視の改定がずっと続いています。

英語については、英文法や複雑な文構造の解釈が軽視されるようになり、日常で使うような表現が重視されるようになりました。

数学は、必要な公式や証明が軽視されるようになり、実用的な統計などの単元が補強され続けています。

理科においても、力学的・化学的な計算へのウエイトが減り、有機物や科学の実社会への影響についての単元の扱いが大きくなっています。

全体的に見て、学問それ自体の面白さという意味では従来の指導内容の方が優れているのでしょうが、世の中の実情に合わせた、必要な変化なのでしょう。

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