当塾で作成しました「入試5科ANCK」のテキスト中身を紹介していきます。
今回は理科の紹介です。
理科のANCKは図表の整理と確認テストの1ページずつがセットです。
数学を除く英語・理科・社会・国語の4科目は2ページ1セットの構成です。
理科は、
中1 生物 化学 物理 地学
中2 生物 化学 物理 地学
中3 生物 化学 物理 地学
以上、12単元を単元別で整理しています。
今日紹介の中1生物は、前回の教科書改定で大きく内容が変わったところです。
以前の内容としては、
中1生物 : 植物
中2生物 : 動物・人体
だったのが、
中1生物 : 植物と動物の分類
中2生物 : 植物と動物のつくりと働き
ざっくりというと、以上のような内容に変更されました。
この結果、中1生物はこれまでにもまして分類して整理し理解するということが大切になって、図表での整理が大切になります。
実際の入試には、理解を問う問題で植物の分類を問われる問題もよく出題されます。
例えばタンポポが合弁花類で、サツキは離弁花類、イネは単子葉類、スギは裸子植物でスギナはシダ植物というのが整理できていなければなりません。
そのためには各植物の特徴だけでなく、その図版とセットで覚えていくと効率よく覚えられるでしょう。
なお、日本人の多くを苦しめる花粉症ですが、その最大の脅威は裸子植物である「スギ」と「ヒノキ」でしょう。
例外はありますが、裸子植物の大半は風媒花で、風媒花は虫媒花と比べ多くの花粉を飛散させます。飛散量は悲惨量とは良く言ったもので、当塾でも多くの生徒たちが特に春先にはクシャミに苦しめられています。
特にスギやヒノキは針葉樹に分類され、広葉樹とくらべ成長が早く、より多くの花粉を製造します。
スギやヒノキの花粉の製造は、樹齢が20歳から80歳くらいの木に限られていて、若すぎても古すぎてもどちらも花粉が作られることはありません。
現在、日本中で花粉を撒き散らしている針葉樹は、国策によって戦後に多く植林された樹木が放っています。
国内林業が斜陽化してきたことで、新しい植林のペースは落ちてきていますので、いずれは花粉の飛散量は低下していくことにはなるようですが、少なくともまだ数十年は花粉の飛散量は増えていく見込みだそうです。
古来日本の森は、落葉樹(広葉樹の一種)を中心としていたそうです。
それが江戸時代あたりから少しずつ建材に適した針葉樹の植林が進んでいき、戦後に一気にそれが拡大したということのようです。
花粉症というのは、日本固有の病気ではありませんが、日本が世界最大の花粉大国の1つであることは間違いありません。
閑話休題
数学を除く4科目の確認テストも単元別になっています。
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