2014年4月17日木曜日

塾の経営

近所にある塾が、また1つ廃業されていました。

小さな学習塾で、「十伸塾」さんです。
(小さなといっても、うちも同じくらい小さいのですけれども)

グーグルマップのストリートビューから、画像を拾ってまいりました。
ストリートビューは半年ほど前の画像ですが、今では看板も撤去されて、フォーレントの貼り紙に置き換わってしまっています。



















以前、十伸塾さんから移籍してくれた生徒の話によると、山のようにプリントの宿題を出すスパルタな方針で行われていたそうです。
たくさんの課題を生徒にやってもらえば、生徒の成績が上がるというのは間違いではありません。けれど、昨今の中学生は私たちが現役の学生の頃と比べると、部活動やそのほかの習い事などの負担は確実に増えていて、量ばかりやらせてなんとかするという方針は少し時代遅れだったのかもしれませんね。

また、学習塾業界全体の売上げは下がっているにもかかわらず、学習塾の教室は増えているという経営面での厳しい状況も影響しているのかもしれません。一昨年あたりから、大手学習塾も、小さな個人塾もおしなべて生徒数が大きく減ってきているようです。
近所にとても強力なライバル(ウチのことですよ)も開校しましたし。
去年の夏ごろにも、もう少し離れたところですけれども、「個別指導専門塾」さんが廃業されています。


当たり前のことですが、当塾も生徒が集まらなくなってしまえば、いずれ廃業せざる得なくなります。
学習塾なんていうものは、生徒が通いたくないと思うならば、通う義務はありません。

「この塾で勉強することは価値がある」

そう生徒に思って貰えるような指導を続けていきたいですね。
それだけが学習塾が生き残っていくために必要な唯一のことだと思います。

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