2015年11月22日日曜日

挫折することに誇りをもって!

さて、先日の記事で、次の定期テストの結果次第で、成績下位の生徒は志望校を公立高校から私立単願に変更されることになるという記事を上げました。

これは高校受験に限った話ではないのですが、

成績下位層ほど、受験に失敗しない

のです。
逆説的に聞こえるかもしれませんが、

成績の良い生徒、学力の高い生徒ほど一次志望校に不合格になりやすい

これはどういうことかというと、
成績下位層は確実に合格するところしか受験しないのです。
なので、成績下位から中位の生徒はだいたい一次志望校に合格できるでしょう。

ですが、わたしは敢えて言いたいのです。

挑戦して欲しい。

と。
合格できるかどうか分からない、そういうところに挑戦していって欲しいと思います。
目標を持ち、努力し、挑戦するからこそ、人間の能力というのは鍛えられます。

地元の難関校である西尾高校などの場合は、内申点が40あっても落ちる生徒もいます。
刈谷高校や岡崎高校にいたっては内申点45でも不合格になる場合もあります。

高校受験だけではありません。
大学受験でも、刈谷高校や岡崎高校の場合は受験に失敗し、約半数の生徒が受験浪人を経験します。西尾高校でも受験浪人はかなりの数です。
それが西尾東高校の場合、あるいはより下位の高校の場合はほとんど受験浪人をしません。
多くの生徒が合格できるところで妥協してしまうのです。
それまで努力をしてこなかった生徒は、目標をもって次の努力を行おうという意識をもてないのです。
積み上げた努力があるからこそ、次はもっとがんばろう、自分を高めていこうという意識をもてるのです。

がんばっている生徒、上を目指している生徒には常々伝えたいと思っています。

自分の努力に誇りをもって欲しい。
挫折をおそれないで欲しい。
挫折を味わうことができる人間というのは、挫折するだけの努力をしてきた人間だけなのだから。
世の中のその他大勢の大人の大半は、挫折できるだけの努力さえしてきていないのだ。
努力を積み重ね、自分の限界に挑戦しようという君たちは特別な存在なのだ。

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