2020年3月5日木曜日

公立高校入試A日程 数学の分析 & B日程の出題予想

数学

大問1(易しい問題9題)
昨年よりの傾向ですが、計算問題の出題数が減っています。大問1の9題のうち、純粋な計算問題からの出題は5題のみで、従来愛知県では出題率の低かった計算問題以外の基礎問題の出題が4題ありました。B日程でも同様の出題が予想されます。ここで不安のあり、「フォレスタステップ」のテキストを持っている生徒はもう一度解き直しておく良いでしょう。
計算問題では、解の公式を用いる2次方程式が出題されていますので、B日程では解の公式を使う2次方程式が出題される可能性は無く、2次方程式の出題がされる場合は因数分解の利用で解けるものになるでしょう。また、全国的な傾向で、文字の置き換えが必要な因数分解の問題の出題も高くなっていますので、B日程でも出題の可能性が高いでしょう。
(※「フォレスタステップ」は多くの学習塾で採用される復習教材で、当塾でも採用しております。)

大問2(さまざまな問題)
毎年出題されていた証明問題が出題されていません。
A日程で出題されていないため、B日程で出題されやすい問題としては、以下のものがあげられます。
・証明問題(間違った部分の修正または、穴埋め形式)
・確率の問題(複数の確率を求めさせる2点問題)
・放物線
・方程式の文章問題
また1次関数のグラフを作図する問題などは、B日程でも出題される可能性が高くなっています。

大問3(図形問題)
例年通りの出題で、求角1題と、2題構成の図形問題が2題の5点分の出題がされました。例年と比べて、かなり易しめの問題です。愛知県の図形問題は他の都道府県の問題と比べても難しい特徴がありましたが、得点率が低いことから易しめの構成に方針を変えてきている可能性が高いです。B日程でも比較的易しめの図形問題が出題される可能性が高いため、中堅校狙いで捨て問にしていた生徒も挑戦する必要があるでしょう。
当塾に通塾している生徒は、「SS数学3年」の5章・6章のS問題を解き直しておいてください。

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