2020年3月5日木曜日

公立高校入試A日程 社会の分析 & B日程の出題予想

社会

大問1・2(歴史)
近年の出題傾向の通りに、大問1・2ともに複数の時代にまたがった出題がなされました。歴史を時代別にではなく、タテの流れで整理できているかが重要になります。
B日程では、農村史や文化史に関わる問題の出題がされやすいでしょう。
当塾に通塾している生徒は、「受験社会」の該当ページを見直しておいてください。

大問3・4(日本地理・世界地理)
愛知県の日本地理は、数年前までは地域ごとの出題が多かったですが、近年では今年のA日程のように全国に散らばった都道府県の統計資料をもとに問題を解かせるケースが増えています。
また、日本地理・世界地理に共通して、問題を解くための資料が1つではなく、複数の資料から読み解く「複線型」の資料読解の出題が当たり前になっています。
B日程でも「複線型」での出題が予想されます。
A日程で出題されていない問題で頻出のものとして、
・地形図の読み取り
・時差の問題
・表についての説明の正誤を問う問題
以上のものが予想されます。地図記号の確認などは、受験直前でも対応しやすいですので自信のない生徒はチェックしておきましょう。

大問5・6(公民)
これまでも、公民にも資料の読み解きの問題がやや増えていましたが、今年A日程の大問5は地理と同様にはっきりとした「複線型」の資料読解の問題が出題されました。これは大きな出題傾向の変化と言えるでしょう。大問6は従来通りの、知識と理解を問う問題が出題されました。
A日程では労働と雇用をテーマにやや出題分野の偏りの大きい出題となりました。そのため、B日程ではA日程で出題されなかった分野を補う形で出題がなされる可能性は高いでしょう。
特に、「政治」「地方自治」については出題されやすくなるでしょう。

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