2013年6月6日木曜日

センター試験廃止

センター試験廃止へ 文科省、複数回の新テスト検討 

文部科学省は5日、大学入試センター試験を5年後をメドに廃止し、
高校在学中に複数回受けられる全国統一試験「到達度テスト」(仮称)
を創設して大学入試に活用する検討を始めた。

大学志願者の学ぶ意欲を引き出すことで高等教育の質を高め、
国際社会で活躍するグローバル人材の育成につなげる。
1979年に始まった共通1次試験以降、1回の共通テストが合否を
左右していた大学入試が抜本的に変わることになる。

<中略>

 90年にスタートしたセンター試験は共通1次と同様に年1回の実施。
受験生を1点刻みでふるい落とす手段として使われ、
基礎学力を測るという当初の目的が薄れているとの批判があった。
政府の教育再生実行会議(座長・鎌田薫早稲田大総長)が
6日から具体的な内容を協議。
9月をメドに、到達度テストの導入を含めた新しい大学入試の
あり方を安倍晋三首相に提言する。

 到達度テストは高校2年生以上の希望者を対象に年2~3回実施する。
フランスの大学入学資格試験「バカロレア」を参考に、
難易度の異なる3種類程度のテストを用意する案が浮上しており、
受験者は卒業後の進路などに応じてテストを選ぶ。

(日経新聞記事より転載)


http://b.hatena.ne.jp/entry/www.nikkei.com/article/DGXNASDG0505N_V00C13A6MM8000/

吃驚です。
まだ詳細まで決まっているわけではないようで、続報が待たれます。

試験というのは大切です。

高校入試があるから中学生は必死で勉強します。
大学入試があるから高校生は必死で勉強します。

試験で問われることを、生徒は懸命に学びますし、学校や塾でも試験で問われることを中心に教えることになります。
試験の問題の質や、出題形式、どういう形で実施されるかによって、生徒たちの学力や考え方が大きく変わってくるだろうというのは容易に想像がつきます。

新しい試験制度がどういうものになるかで、日本の未来は大きく変わると思います。

良い形の制度が実現してくれると良いと祈るばかりです。

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