2022年1月22日土曜日

高校入試とコロナ

 高校受験、大学受験のさなか、コロナ禍が広まっています。


そんな中、公立高校入試は受験生に対してすばらしく手厚い対応をとってくれるようです。

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愛知県教育委員会のコロナ対策のページ

愛知県の公立入試に対してのコロナ特例についてのニュース(朝日新聞)


心配なのは、私立高校一般入試です。
愛知県の場合、私立高校を第一志望にしている生徒は、推薦入試で私立高校を受験し、公立高校志望の生徒も多くの生徒は「滑り止め」という形で私立高校を一般入試で受験します。

推薦入試の方は良いのですが、この一般入試の方がコロナ禍の中では大きな問題があります。
「滑り止め」という受験の性質上、定員の枠を大きく超えた人数の生徒が私立高校に集まります。
定員が400人程度の学校に、4000人とか5000人といった大人数が集まります。

今年は例年よりも少し早めの日程で、私立高校の一般入試が2/1~2/3に行われます。

試験会場などは、机と机の間などそれなりの距離を開けるのでまだ良いのですが、過密になるのは電車の中です。特に復路は問題が大きいです。往路については、「少し早めに行こう」とか「ギリギリで良いよね」などと、生徒もさまざまですので時間差で電車に乗って集まるためにそこまで極端な過密状態にはなりません。しかし、復路は試験は一斉に終了するため、同じ電車に受験生の大多数が殺到してしまいます。
昨年度の入試では、この状態に対する対応がほとんどの高校で取られておらず、電車内が大いに過密状態になっていたようです。
本年度は過年度の反省を踏まえて、試験終了後の解散を順次行うなどの対応を各高校側で行ってもらいたいものです。

また、私立高校の一般入試は合格基準の裁定は各高校によって異なるのですが、一部の難関校などを除き、「滑り止め」で受験をする場合は筆記試験の結果を問わずに、事前に合格の「確約」を中学校側に伝えてもらっている場合がほとんどです。
そういった場合は、筆記試験自体の必要性が浅くなるわけですから、合格の確約をもらえてる生徒は筆記試験の免除などの対応をしてもらっても良いのではないかと期待してしまします。

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