2022年1月15日土曜日

1molは世界中の人間の細胞の数くらい

 高校化学で学習する単位で、molというものがあります。

1molはおよそ6.02×1023個で、水素原子1gに含まれる水素原子の数でかつて定義され、現在では炭素原子12gに含まれる炭素原子の数と修正されています。

これは、ものすごく大きな数です。


例えば、地球人口は現在およそ78億人です。

7.8×109人ですね。

世界人口は現在増加中ですが、2100年頃に100億あまりでピークを迎え、そこからは減少に転じるというのが今の所の予測です。

ピーク時で、1.0×1010人です。


また、人間1人の持っている細胞の数は60兆とか、最近では37.2兆などと言われています。

ここでは60兆で概算してみましょう。

6.0×1013個です。


では、世界中すべての人の細胞の数を計算します。

(7.8×109人)×(6.0×1013)=4.68×1023

おしいっ

あと少しで、1molの6.02×1023個に届きませんでしたね。

桁はあっていますので、だいたいの数字としては同じくらいとして良いでしょうか。

世界人口が100億を超えたあたりで計算すれば良い勝負になりそうです。

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