2013年9月3日火曜日

個別指導塾の授業料は高い?

個別指導塾の授業料は高いと良くいいますが、私自身、確かにその通りだと思います。

SSS進学教室は安心価格を謳っているだけあって、他の個別指導塾よりは微妙に安くなっています。ですが、他塾と比べて極端に安いかというとそうではありません。
SSS進学教室は「明光義塾」や「スクールIE」「ITTO個別指導学院」などの大手よりは後からできた学習塾なので、同じようなプランの授業を受けた場合、SSS進学教室の方が少しだけ費用が安くなるように絶妙に授業料が設定してあります。つまり、後出しジャンケンであるわけです。セコイですね(笑)

本当に、SSS進学教室が少しだけ安いのか計算してみますね。
たとえば、中3生が80分で週2回の授業を受けたとします。
掛かる経費は以下の通りです。

SSS進学教室の場合(中3・週1回80分×1ヵ月4回の授業)
授業料 9440円
諸経費 1750円
合計  11190円

M光義塾の場合(中3・週1回90分×1ヵ月4回の授業)
授業料 11550円
教室維持費 2100円
合計  13650円(12133円)

M光義塾は90分授業なので、そのまま比較するのはフェアではありません。
80分あたりで考えると括弧内の数字です。
業界最大手のM光義塾は、同じ形式の他塾と比べると少し高めですが、季節講習時の入塾促進キャンペーンなどが手厚く、入塾金だけでなく教材費なども無料になったりもするので実質的にはもう少し差は縮まります。
ちなみに、SSS進学教室の講習時のキャンペーンでは入塾金が無料になるだけです。教材費が免除されるのは、入塾が塾生による紹介になった場合だけです。

I学院の場合(中3・週1回80分×1ヵ月4回の授業)
授業料 11000円
年会費の月額 1050円(年間12600円)
合計  12050円

I学院の場合、月額で掛かる諸経費や教室維持費がなく代わりに年会費が掛かります。
またI学院の場合、地域別授業料制であるため、地域によって授業料が異なります。これは、ほとんどの地域で採用される中間層料金での計算です。首都圏などはもう少し高くなり、人口の少ない都道府県では少し安くなります。
学年や授業回数によっても違ってきて、場合によってはもう少し僅差になったり、差が開いたりしますが、いずれにしてもSSS進学教室の授業料はなんとも絶妙な授業料設定になっています。

スクール○Eや、Dr.○塾など他にも大手の資料は一通り整理してありますが、このあたりは当塾や上述の個別塾が講師1名が最大3名まで担当する形式であるのに対し、1:2までの形式を標準としているなど、スタイルが少し違いますので比較が難しくなります。
1:2形式や1:1形式の塾はどうしても人件費がかかりますので、授業料は少し高くなってしまいますね。これは仕方がありません。

この授業料というのは、教室を維持するための経費や人件費などを含めて考えると、価格競争の末に行き着いたきわめて妥当な料金設定なのだというのは、長年学習塾経営に携わっていると良く理解できるのですが、私自身が生徒の保護者で授業料を払う立場だったらと考えるとやっぱり高いようには思えます。
SSS進学教室の運営は、他の大手などと比べると建物や看板・広告費にお金をかけないスタイルです。ですので、多少なりとも授業料は安くできますし、他塾と比べれば損益分岐点も低くはなっています。それでも、教室の経営を安定させるのはそれなりにタイヘンです。


さて、以上のように見て来たとおり、SSS進学教室に限らず個別指導塾の授業料はそれなりに高いのです。
けれど、個別指導塾にはそれだけの費用を払う価値があります。

ずばり、個別指導塾は成績を上げやすいのです。

個別指導塾というのは塾の究極の形の1つだと思います。
極端な話、わりといい加減な経営で、たいしたノウハウのないダメな個別指導塾でも、優秀な講師の揃った集団指導の一斉塾より成績が大きくあがっちゃったりします
生徒にあわせて指導するというのは、それだけでもの凄く大きいのです。
手前味噌すぎて、あまり大きな声で言うのは憚られますが、当教室のようにきちんと生徒の成績を上げるためにしっかりとしたノウハウを持って指導する塾であれば尚更なのです


ただし、誰もが個別指導塾に入らなければ、成績が上がらないかというとそんなことはありません。
個別指導塾に限らず、塾なんかに通わなくても成績が上がる生徒はいます。
かくいう私自身も子供時代は、中高を通して独学のみでずっと成績を上げ続けました。どうしたら、塾に通わず成績を上げることができるのか。そこを次回の記事では説明させてもらいたいと思います。

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