2012年12月23日日曜日

上手なノートの使い方

ノートの細かな使い方はいろいろと流儀があって良いと思います。
効率的に勉強できるなら、なんでも良いので究極的には、生徒ひとり一人が試行錯誤しながら、自分にあったノートの使い方を模索するのが一番です。

ただし、学習の習慣が不十分な生徒は、ノートの使い方が下手くそで学習効率が悪くなってしまっている場合があります。

ノートの使用する上で最低限注意すべきことはあります。


1.方眼のマス目や、罫線はきちんと守ろう

ときどき方眼や罫線を無視してしまう生徒がいます。
(勉強をまったくしたことのない生徒よりむしろ、ノートを使わず直接書き込み式の教材だけで勉強を進めてきた生徒に多いですね。)
演習の効率や、要点をまとめる際にさわりがありますので改めましょう。

2.ノートは贅沢に使いましょう

几帳面で真面目な生徒に多いのですが、ノートは余白を十分にとってゆとりをもって使いましょう。
あまり詰めて書くのは、学習効率が悪くなります。

3.途中の計算は消さない

算数や数学などで、途中の計算を「テキスト」や「ノートの端」に小さく書いて行う生徒がいます。そして行った計算をその都度消しゴムで消しています。NGです。
計算はノートを大きく使って、消さないで残しておきましょう。その方がミスが少なくなりますし、間違えたときにどこで間違えたのかの確認もしやすいです。

4.丸つけ・直しは赤ペンで

丸つけは赤ペンで行いましょう。赤ボールペンやゲルインクペンが使いやすいでしょう。
学校の提出物などは、赤以外の色を使うと減点されることもありますので気を付けましょう。

5.直しは重ねて書かない

赤ペンで直しをする場合、正答を間違えた解答に重ねて書いてしまう生徒がいます。ですが、これはとても見づらくなります。
間違えた解答の隣に重ねずに書くようにしましょう。この直しを行うことができるように、予め1行飛ばしにしてノートを使うなど、余裕をもってノートを使うことが大切です。

6.演習用のノートと、まとめ用のノートの違いを意識しよう

問題演習をして問題に習熟するための「演習用のノート」と、要点を分かりやすくまとめる「まとめ用のノート」の2種類を意識して使い分けましょう。

SSS進学教室の勉強で使うノートは「演習用のノート」です。自習のときも「演習用のノート」になります。
雑になりすぎるのも良くないですが、あまり丁寧になりすぎて時間が掛かるのも良くありません。

特に、学校の先生の板書を移して、要点をまとめるときが「まとめ用のノート」です。
これはテスト前にノートを見直すことなどを意識します。少し丁寧に書いて、見やすくなるように努力しましょう。

7.色数は2色が基本

上述の「演習用のノート」では、黒(鉛筆・シャーペン)と赤の2色以外は使ってはいけません。
できるだけシンプルに、効率良く勉強することを重視しましょう。

「まとめ用のノート」でも、あまり多くの色数を使うのは好ましくありません。多くても黒・赤・青などの3色程度に抑えるのが好ましいです。
大切なところは「赤」だけで十分ですよね。

特に女生徒に多いのですが、何十本も色ペンを用意する生徒がいます。わたしが今まで見た生徒で一番すごかったのが、


筆箱1号:シャーペン消しゴムなど基本の筆記具
筆箱2号:蛍光ペンなど
筆箱3号:色ペン(暖色系)
筆箱4号:色ペン(寒色系)
筆箱5号:定規・分度器・コンパスなど


と、何個もの大型筆箱を持ち歩いていた生徒です。がんばりすぎですね;;

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