2013年12月14日土曜日

生徒の成績を上げることへのこだわり

生徒の成績を上げることにこだわっています。

少し連続して高校生教材についての記事をアップし、また塾でオリジナルの教材を作成中という記事もあげています。
当塾では他塾と比べても、かなり教材にはこだわっている方です。
こうした教材へのこだわりも、生徒の成績を上げることを目的としています。

私は講師の指導力を上げることと同じくらいに、生徒に使って貰う教材が適切であることの方が生徒の成績を上げるには重要であと考えています。
教材にこだわることがどうして、生徒の成績を上げることに繋がるのか。
順を追って説明します。

まず、

「自分で正しく勉強のできる生徒は、学習塾に通う必要はない」

と私は思っています。
市販の問題集でもそこそこ良いものはありますし、学習塾に通うよりも市販の問題集を購入して勉強した方がずっと安上がりです。
ただし、この自分で正しく勉強するというのはかなりハードルが高くて、9割型の生徒はできていません。

私自身について言うならば、私は子供時代、学習塾には通わず自分で参考書や問題集を買って勉強し、中学高校を通してずっと成績は右肩上がりでした。今から考えれば、自分で勉強できていたのですよね。
対して、私が塾業界で初めて教えるようになって不思議に感じたのが、「頭の回転は非常に速いのに、学校の成績はとても悪い」という生徒が山のようにいることでした。個別指導塾で指導をし、生徒と短い距離で生徒を指導すると、すぐに「学力というのは、頭の良し悪しとの相関は意外と弱い」ことに気付かされます。

成績が悪い生徒は、正しい勉強ができていません。

・ 何を勉強したら良いのか分からない
・ 何を勉強したら良いのか分かっているつもりでも、実は間違っている
・ ただ言われたことを作業としてやっている
・ 学校の課題をただ片付けるだけ
・ 難しすぎる問題集を扱って詰まっている
・ 応用力があるのに基礎問題の演習ばかりする
・ 勉強が分からないからやらない
・ 勉強をする環境が整っていないので、継続して勉強ができない
・ 勉強をする動機を見つけられない

これらの問題のうちどれか、場合によっては複数が重複し、正しい勉強ができなくなっています。

こうした問題のうちの幾つかは、生徒本人の学力や状況に合わせた「適切な教材」を選んであげるだけで解決します。
教材が合っていなかったり、教材の質がいくらか悪かったとしても、指導者が優秀ならばその不足を補うことももちろんできますが、指導者の技能にも限界があります。
特に個別指導塾で指導するのは、ベテランの講師ばかりではありません。どうしてもキャリアの浅い講師もいます。
塾の講師というのは当たり前のことですが、学力があるだけでは不足です。自分で問題が解けることは当たり前で、生徒がどこで困って、どう指導すれば成績を上げられるかを見極められなければダメなのです。このあたりの事は本当に塾で実際に働いたキャリアがものを言います。どんなに優秀な人でも、初めからこれができる講師なんていないでしょう。
けれども、教材が適切であるなら、ただ1つ1つの問題を教えていくだけで生徒に正しい勉強をしてもらうことができます
ただし、生徒にあった適切な教材を選ぶのも、だいぶ難しかったりはするのですが。

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