2013年12月18日水曜日

保護者の方々にお願いしたいこと

どの生徒の保護者にもお願いしたいことがあります。

子供(生徒)について、関心を持って、気を配ってあげてほしい。

ということです。

子育てというのはタイヘンです。
塾というのは、日に数時間勉強の面倒を見るだけなのに、けっこうタイヘンです。ご家庭での苦労を思いやると、ものすごくタイヘンだというのは想像にかたくありません。

ですが、タイヘンなのは承知で言います。子育てに労を惜しまないで欲しいのです。

それぞれの子供にとって何が足りてなくて、何が必要なのか。

それをしっかりと考えて、適切に導いてあげることが大人の責任です。塾ではそれを考えて指導をしていますが、子供にとって一番大切なのは塾でも学校でもなく家庭です

子供を自由に育てる。

というのも、大切なことです。ですが、自由に育てることと、放置をすることはまるで違うと思います。

塾の指導に関連するところで1つの例を挙げます。
保護者に生徒の進路について、ご家庭の希望をうかがうと、

「本人が行きたい道を選ばせてあげたいと思います」

と答えてくれる保護者はとても多いです。
これは素晴らしいことで、生徒の自主性は尊重してあげられたらとても良いです。

ですが、それで子供の進路について考えなくても良いということではありません。
子供というのは、ほとんどの場合、放置しておいたら、自分の将来について考えたりしませんし、考えたくても考えるための予備知識がありません。
将来を考えるための知識を与え、子供が自分の将来を考えてもらうように促すことは周囲の大人の責任です。(ご家庭だけでなく、学校や塾の責任でもあります)
ご家庭の方で、ご両親が「大学に行って欲しい」「はやく就職して欲しい」というような意向を子供に伝えるのも良いと思います。その上で子供が両親が提案する通りの道を選択してくれるかどうかは分かりませんが、まずは子供が自分自身の将来について考え、話し合う機会を持つことが何より大切なのです。
子供を放置しておいて、子供が自分で夢や将来の目標を見つけてきてくれるというのは、ケースとしてはとても少ないです。(そういう子もいますけれども)

進路については、ほんの一例にすぎません。
学校での友人関係や、勉強、趣味、子供はいろいろな問題を抱えています。
それぞれの子供をどう導いていってあげたら良いのか、しっかり考えていってもらいたいのです。
塾でも、できることは限られますが、できるだけのサポートはしていきます。勉学や進路についての迷うところがあれば、是非とも相談してもらいたいです。

塾で働いていると、多くの子供や生徒を見ます。
しっかり子供に関心をもって接する家庭もあれば、放置してしまっているような家庭も少なからずあります。もちろん、子供というのは個性ゆたかで、同じように育てれば同じように育つというわけではありません。
しかし、多くの子供を見て断言できます。子供というのは、きちんと関心をもって手をかけて育てて上げたほうが、しっかりと育ってくれます。

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