2015年12月17日木曜日

合格ボーダーの変化

高校入試・大学入試の合格ボーダーは、年度によって多少の変化があります。
ただ、無責任などう考えても間違っているだろうという噂も多くあります。

以下、合格ボーダーの変化についての特徴です。


1.多少の上下はあるものの、全体的には低下さがる傾向にある

 少子化の影響でしょう。
 西尾市周辺の高校すべての直近5年間くらいの詳細なデータを検討しても、ボーダーが上がっている高校はありません。
 人気が上がっているといわれる学校でも、ボーダー維持が精一杯です。


2.毎年「今年は~~だから、ボーダーが上がる」という噂がながれる

 誰が流してる噂なんだ。ほんとにもう。
 生徒や保護者が不安になるのでやめてほしいです。
 受験は水モノですので、たしかに上がったり下がったりはあります。運不運もあります。しかし、愛知県公立高校入試に限っていえば、受験者数調整もありますので極端な変化はありえません
 大学入試は、大手大学の場合は高校入試と比べて募集人員が多いですので、極端な変化はないでしょう。


3.募集人員が少ないところはほんとに水モノ

 募集人員が少ないところは確かなことがいえません。高校入試でも大学入試でも。
 具体的には単科募集をしている工業科の高校などは。
 もともと、過去の合否追跡結果の資料も乏しい上に、年度によって明かに傾向が違います。運不運が出ますね。

※ 工業科など専門学科の公立高校は単科募集のところと、一括募集のところがあります。
 一括募集の場合は、全科でまとめて募集され、合格後に進学する科やコースが振り分けられます。望んでいるコースに進めない可能性があるというデメリットがあります。
 単科募集の場合、科ごとに生徒が募集されます。受験者数の増減により、難易度が乱高下するというデメリットがあります。
 例えば、当塾の地元の碧南工業高校は単科募集です。刈谷工業は機械科と自動車科だけ一括されています。一括募集のところというと、私の生まれ故郷の地元の豊川工業などは全科一括募集でしたね。


たとえば、今年の入試でも全体的にボーダーが下がるだろうなとは予測できます。

例えば、私立の併願の入試なのですが、一部の高校での受け入れ下限が下がっているように思えます。
下位の私立高校の場合、一定以上の内申点を獲得している生徒は筆記試験の結果をまたず、合格させるという暗黙の了解があります。
 その基準となる内申点が下がってきているようです。

 例えば、星城高校は例年この基準が25程度だったと思われるのですが、今年は24で大丈夫なようです。そのほか、27以上じゃないとOKが出なかった私立高校が26でOKが連発されているように思えます。
 もっとも、部活動の実績などでこの基準が引き下がられることも例年からありましたので、確実なことではありません。間違いのない情報については、本年度入試が終わって全県模試の追跡結果などが出る来年の夏を待たなければならないでしょう。

 また、来年は公立高校入試の制度に若干の修正があるため、多少の波乱はあるでしょう。

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