・ テキストの構成
スマートワークの[角カッコ内]は、フォレスタで対応している部分です。
フォレスタ | スマートワーク |
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① Point !
② Warm Up
③ Try
④ Exercise
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6ページの中身
① [Point!]
② やってみよう [Warm Up]
④ 練習しよう① [Try]
⑤ 練習しよう② [Exercise]
⑥ 補充問題
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フォレスタは1つの問題あたりのページ量は一定していませんが、スマートワークは均等です。
そのため解説ページは左側で、問題が右側というレイアウトが固定されています。
このあたりは賛否が分かれるとこでしょう。
・ 解説部分+例題部分
フォレスタ | スマートワーク |
Point !
・ ごくシンプル |
確かめよう
・ 詳しく、1ページ全面を使う |
Warm Up
・ 解き方と、かなり丁寧な模範解答が掲載されている。 ・ Try と同じレベル、またはやや易しめの問題 ・ 問題量は少なめ |
やってみよう
・ 練習しようと同じ問題量と内容 ・ Warm Upと比べると問題量が多い ・ 解答は別冊解答に、練習しよう①②との差別化ができていない |
学書の「SPIRAL」も同様なのですが、模範解答がそのまま載っておらず、「フォレスタ」最大の長所を真似することができていません。
「フォレスタ」は高校生の有名教材チャート式数学などと同様に、分かりやすい模範解答が載っているところが素晴らしいところなのですが。
・ 問題練習(生徒が自分の力で演習する部分)
+宿題演習部分(宿題で扱う問題)
フォレスタ | スマートワーク |
Try
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練習しよう①
・ 詳しく、1ページ全面を使う |
Exercise
・ Tryとほぼ同じレベル ・ Tryの2倍程度の問題量 |
やってみよう
・ やってみよう①と同じレベル ・ やってみよう①と同じ問題量 |
補充問題
・ 誌面が余っている場合のみ |
英語の場合は、スマートワークのほうが格段に易しかったですが、数学は若干易しいという程度です。
また、フォレスタの場合は「易しいかどうか」だけではなく、「定期テストなどで重視されているか」ということも掲載の大きな基準になっていますが、スマートワークでは易しい問題を載せるという趣旨を重視するあまり、出題率の低い問題に改悪されていることなどがあります。
本末転倒を感じます。
補充問題は場合により重宝しますが、誌面に余裕がある場合にのみ載せてあるそうです。
・ 問題量の比較
フォレスタ | スマートワーク |
Warm Up≦Try<Exercise
・ 例題(Warm Up)はできるだけ少なめの出題になっています。 ・ Tryも最低限の出題数となっていて、演習量はExerciseで多めにとられている。 |
やってみよう≦練習しよう①=練習しよう②
・ 例題(やってみよう)はできるだけ少なくなっているが、フォレスタと比べると多い。 ・ 練習しよう①と②の問題量はほぼ同じ |
これはスマートワークが悪いわけではなく、フォレスタが優秀すぎなのでしょう。他のテキストでもここまで問題を絞ってあるテキストはありません。
もともとフォレスタは、英語よりも数学の完成度が高いのですよね。
これは英語については、教科書準拠になっているため、制作費やされるリソースが分散してしまっているせいではないかと予想します。
・ 総評
「スマートワーク 数学」はほかの個別指導指導用教材と比べれば良い出来なのでしょうが、やはりフォレスタと比べると単純な劣化版であると評価します。
例題の扱いや模範解答のつくりなどが、学書のスパイラルに酷似しています。
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