2015年12月6日日曜日

愛知県 公立高校入試 試験要項の変更 についての情報のまとめと予想

予定していた「学歴と進路~勉強するとお金になる~3/4」の更新は明日に延期です。



29年度入試、つまり現在の中2生から少しだけ愛知県公立高校入試の制度が変わります。


細かな部分については、教育委員会でもまだ検討中の部分もあるようですが、少しだけ新しい未確認情報があります。


さて、まずは既知の情報を確認してみましょう。
公表されている正確な情報は、愛知県のこちらの資料を参照してください。

公表されている情報のまとめ


① 推薦入試が推薦枠という形で一般入試に統合される。

  これは岐阜県や他のいくつか都道府県で実施されたのと同じような変更でしょう。
  生徒の体感的には、推薦入試が無くなったと感じられることでしょう。

② 問題量の増加20点→22点、40分→45分

  各教科の配点が2点ずつ増え、時間も延長されます。
  英語については現在リスニング10分、筆記35分のところが、リスニング10分筆記40分に延長されます。

③ 群グループ制の改正

  三河一群、二群が統合されます。(西尾市の生徒には事実上あまり影響がありませんね)
  また尾張地域でも一部が見直されるそうです。


さて、以上が決まっている内容ですが、まだ正式決定が為されていない部分もあります。

未定な内容

①について
 → 具体的な入試日程

②について
 → 具体的な出題問題、またそのパターンと配点
 → より思考力・判断力・表現力が問われる出題とだけ

③について
 → 具体的なグループ分け

です。

ただし、ある程度の推測はつきます。

変更についての予想

①について
 → 具体的な入試日程

 予想 現在の一般入試の日程よりやや早くなると思われます

 予想の根拠

 推薦入試が統合された他都道府県の日程
 また出題問題の変更より、採点に時間が掛かるようになると思われるため


②について
 → 具体的な出題問題、またそのパターンと配点
 → より思考力・判断力・表現力が問われる出題とだけ

 予想 1題2点以上の問題の出題
     (1題1点の原則の廃止)

     全体的な出題傾向は、現在のものを維持し、
     論述問題・作図問題など負担の大きな問題の出題
     例1 数学の証明問題が穴埋め式から記述への変更
     例2 英語の自由英作文問題の出題

 予想の根拠

 1題が2点の問題の出題については、某所より中学校長には既にそのような内容で通知がなされているという未確認情報を聞きかじっています。

 また、思考力・判断力・表現力が問われる出題という意図から、証明問題や英作文問題の出題形式の見直しが想像されます。
 これを機会に、これまで愛知県では出題されず、愛知県以外の都道府県で流行している出題形式が導入される可能性が高くなります。
 愛知県の入試問題というのは、これまでだいぶ古くさかったのですよね。良い問題が多かったとは思うのですけれども。

ただし、あまり大きすぎる変更をすると、対応できなかった生徒が大勢受験に失敗することも考えられますので、出題傾向を一度に大きく変更することはないでしょう。


③について
 → 具体的なグループ分け

 予想 西尾市周辺は大きな変更なし

予想の根拠

 現在のグループで大きな問題はないと思われます。


予想が外れてしまったらほんとゴメンナサイなのですが、
実際にどのような問題が出題されるかは、実のところ蓋を開けて見るまで分かりません
これは、どの学習塾にしても、模擬試験を実施する業者にしても、中学校や高校の教諭にしても同じことです。

学習塾としては、過去の出題傾向に合わせた対策をしつつ、イレギュラーな出題にも対応できるように広いパターンで生徒に演習してもらう必要がでてきます。
なので、来年度の受験対策はなかなかに大変そうです。


さて、さらに受験動向を予想しましょう。

 予想 29年度は上位校を中心に合格ボーダーは低下する

この予想はかなり固いと思います。
受験制度が大きく改定されるときは、多くの生徒が新しい受験方式に対する不安から慎重になります。進路指導を行う中学校の先生も慎重になります。
そのため、多くの生徒が安全策を選ぶことになるでしょう。
グループ分けの変更によっては、より大きくボーダーが乱高下する可能性もありますが、最終的には受験者数調整も例年のように行われるでしょうので、最終的には無難なところに収まると思われます。

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