2012年10月21日日曜日

高校の選び方 私立?公立?普通科?専門科?総合科?

進学する高校の選び方は大切です。
ただ何も考えずに、自分の行けるできるだけレベルの高い高校に行こう、とか、なんとなく評判の良い高校に行こうというのはあまりよくありません。


どの高校を選ぶかによって、進路が大きく異なってくるのです。
人生を考える上で、高校卒業後の未来が高校選びの時点でだいぶ絞られてきてしまうのです。


まず、私立高校に進むか公立高校に進むか。
私立と公立は、授業料や設備が違うだけではありません。高校での進路指導や、授業の方針がかなり違います。


次に、どの学科に進むのか。
普通科専門科(工業科や商業科など)、総合科など。

まずは、一つ具体例をあげて説明しましょう。


SSS進学教室から通いやすい学校で、「碧南高校(普通科)」と「鶴城丘(総合科)」があります。
どちらも公立高校(県立)です。


合格に必要な成績としては、

碧南高校
 内申28 当日点61

鶴城丘高校
 内申28 当日点60

くらいですので、合格に必要な成績はだいたい同じです。
けれども、卒業後の進路をみると、


碧南高校
 国公立大学 7
 私立大学進学 147
 ほか進学 68
 就職 10

鶴城丘高校

 国公立大学 2
 私立大学進学 55
 ほか進学 58
 就職 123


となっていて、進学実績は碧南高校の方が良くなっています。
けれども、じゃあ碧南高校の方が良い高校かというと、かならずしもそう言い切れるわけではありません。鶴城丘高校は地元でも人気の高校の一つです。


この違いは、どこから来るのかというと、大きなところでは普通科総合科の指導方針の違いによるところが大きいです。
ですので、高校を選ぶためには、普通科とはどういう指導をしてくれる高校なのか、総合科とはどういう指導をしてくれる学校なのか、あるいは工業科はどういう指導をしてくれる高校なのかをきちんと理解しておく必要があるのです。

さらに言えば、同じ普通科でも公立と私立でも、だいぶ指導の傾向が違います。工業科でも公立と私立では、普通科とは別の意味で指導の方針が違います。
都道府県によっても実情はいささか異なりますし、県内でも地域の格差はだいぶあります。
(このブログでは、愛知県を中心に説明させてもらいますが)

詳しくは次回以降に少しずつ説明します。


続く!


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