2012年11月25日日曜日

どう教えるかよりも、何を教えるか

2日続けて、えらそうに英語の教え方なんてものについて記事をあげてしまいましたが、塾にとってこうした「教え方」なんてのは些末な問題にすぎないのですよね。

生徒に良い勉強をしてもらって、成績を上げるためには、もっと大切なことがあります。

それは、

何を教えるのか。

そして、

何を教えないのか。

ということです。
当然のことですが、指導する内容は簡単であるほど生徒に伝わりやすいです。
指導する内容は、できるだけシンプルで、必要最低限のものであるべきです。

もっとも基礎的な部分を確実に伝えます。
生徒は指導する側が思っているより、ずっと考える力や応用力を持っています。基礎さえきちんと伝えてあげられれば、そう多くのものを教える必要はありません。
高度な内容は、レベルが上がって、演習を重ねる中で少しずつ伝えていければ十分なのです。



SSS進学教室で使用している教材で、森塾の開発した「フォレスタ」を採用している理由もここにあります。
このテキストは問題や、生徒に指導する内容の絞り込みが優れているんですよね。
フォレスタは決してどんな問題でも載っているという網羅的なテキストではありません。ここだけはまず最初にマスターしなければいけないという予習用のテキストです。
けれど、予習で必要最低限の基礎をしっかり固めることが何よりも大切なのですよね。
受験対策や、高度な演習を行うのはしっかりと基礎を固めたあとのことです。何事にも順番というものがあります。


SSS進学教室のような個別指導塾に入塾する生徒の学習状況は本当に様々なのですが、集団指導形式の一斉塾の授業についていけなくなって、移ってくるという子は少なくありません。
そういう生徒は、基礎ができていないのに応用問題ばかり演習して、混乱してしまっていることが良くあります。
そうした生徒でも、先に基礎を軽く確認した上で、同じ応用問題に挑戦すれば、案外楽々とステップを上げていくことができます。

何を教えるのか。何を教えないのか。
その点を押さえた上での最小限の基礎指導。そして、その後の学習状況に応じた個別対応が当塾で考える学習指導です。

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